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不屈の男・金子貴志の奮闘記 〜40代の挑戦〜

キッチンカーと選手のコラボ企画! ホームバンク豊橋の“食”にまつわる話

2021/02/11 (木) 18:00 6

netkeirinをご覧の皆さん、こんにちは。金子貴志です。今回は私のもうひとつの活動、YouTubeについて話しつつ、動画内の企画で反響のあった「キッチンカーと選手のコラボ企画」について書いていきたいと思います。


“カラフルスタイル”に込めた想い

 まず最初に私のYouTubeチャンネルの名前『カラフルスタイル』の由来ですが、自転車だけではなく、色々なジャンルに挑戦して、白いキャンバスに一つ一つ色をつけていきたいという思いでつけました。カラフルスタイルで活動しているメンバーは、愛知支部の山田二三補さん、白井一機さん、そして私金子貴志の3人です。

カラフルスタイルで一緒に活動する白井一機選手と山田二三補選手(写真:YouTubeCH「カラフルスタイルTakashi Kaneko」より)

キッチンカーと選手でコラボレーション

キッチンカーの前で動画撮影も(写真:YouTubeCH「カラフルスタイルTakashi Kaneko」より)

 前回はキャンプの楽しさと素晴らしさを書きましたが、今回はキッチンカーとのコラボについて話をしていきたいと思います。企画の始まりは「競輪場のイメージを変えたい」と思ったのがきっかけです。競輪場内でお祭りをやっているような、活気があって楽しく、家族や友人と行きたくなるような雰囲気を作り、みんなが笑顔になれるような場所にするという理想を描きました。

 以前から同じ事を考えていた豊橋競輪場の宿舎食堂「ニュー八千久」さんは、競輪場でキッチンカーでの販売もおこなっています。そこで、私たち選手は企画面でコラボしたいと考えて、メニューの考案やPRを行うことにしました。

迫力のラッピングで目立つキッチンカー(写真:YouTubeCH「カラフルスタイルTakashi Kaneko」より)

 メインはたこ焼きですが、限定販売で「キャンプ飯」と「選手飯」を出しています。キャンプ飯に関しては、その土地の名産品を、いかに料理していくかを考えました。土地の食材を堪能することによって、一体感(とでも言うのでしょうか)が得られる感じがするんです。とは言っても、レース終了後に慌ただしく調達に行くわけで、毎回地元の食材が揃うとは限りませんけれど。

地元のアピールにも繋げたい“豊橋うなぎ”

 最初のキャンプ飯は昨年9月に販売しました。なんと食材は「うなぎ」でした。まだそんなに有名ではないですが「豊橋うなぎ」を使いました。そうです、私の地元豊橋のうなぎです。知人がやっている「養鰻場」からいただき、愛知らしくひつまぶしで。

豊橋うなぎのキャンプ飯はもちろんキャンプ中に考案(写真:YouTubeCH「カラフルスタイルTakashi Kaneko」より)

 目的の一つである地元の名産品をアピールすることにも繋がり、第一弾のキャンプ飯にふさわしい面白いメニューができたと思っています。また、昨年末にはデイキャンプで白井さんが作ったビーフシチューも販売しました。冬は温かいシチュー系が大好評でした。

 競輪場内でのたこやきの販売もすごく良い反響があったので、次は競輪場の外、豊橋市内を回って、競輪を知らない人たちの目にも止まって欲しいと思いました。それがきっかけで少しでも競輪に興味を持ってくれればと思います。少しずつでも口コミで広がってくれれば嬉しいですね。しかし今はコロナの影響でいろいろな制限がかかってしまい、外での販売はできなくなっています。みんなが大変な時期なので、今できることをしっかりやって、一日も早くコロナが終息するように願っています。

競輪選手を支える“選手飯”

 ところで選手飯と言ってもピンとこないでしょう? 競輪選手は開催中、朝、昼、晩と選手食堂でご飯を食べます。地方に行けば、その地方の名物を食べられるという楽しさもあります。レースの時間によっては昼食を摂らなかったり、いろいろと調整もするので、競輪選手の食事は少し特殊かもしれません。

 先程の「ニュー八千久」さんが協力してくれた動画「選手100人の食事を支える料理人」では料理人の方の苦労が分かります。普段選手が当たり前に食べている食事ですが、100人分の料理を作るのは凄く大変です。動画を観てもらえれば分かりますが、選手たちはこういった方々に支えられているんだということを、身をもって体験できました。本当に改めて感謝しかありません。

白井さんはチャーハン作りに挑戦!身を持って大変さを知ることに(写真:YouTubeCH「カラフルスタイルTakashi Kaneko」より)

 今はコロナで大変な時期ですが、これからは選手飯やキャンプ飯以外にも、インスタ映えする食べ物なども企画していこう! と流行の波に乗ってアピールすることも考えています。キッチンカーを通じて、食を通じて、競輪を一般の方にも触れやすくできるように頑張っていきます。

次回予告

 次回は動画でも配信している新企画「高校生自転車育成プロジェクト」について書きますので、お楽しみに。

現役選手バックアップのもと、地元の高校生を育成する企画がスタート(写真:YouTubeCH「カラフルスタイルTakashi Kaneko」より)

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金子貴志

Kaneko Takashi

愛知県豊橋市出身。日本競輪学校75期卒。2013年には寛仁親王牌と競輪祭を制し、同年のKEIRINグランプリでも頂点に。通算勝利数は500を超え、さらには自転車競技スプリント種目でも国内外で輝かしい成績を収めている。またYoutubeをはじめSNSでの発信を精力的に行い、キッチンカーと選手でコラボするなどホームバンクの盛り上げにも貢献。ファンを楽しませることを念頭に置き、レース外でも活発に動く中部地区の兄貴的存在。

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