2021/02/10 (水) 18:00 12
netkeirinのリリースを記念して公開された高木真備グラビア&インタビュー「vol.3 高木真備の未来」。競輪選手としての夢、その次のステージでの夢などを伺いました。クールなワンピースに身を包んだ高木選手の写真と共にお楽しみください。
ーーもしも競輪選手になっていなければ、やってみたいと思っていた職業や夢はありますか?
高木 小学生の時にクラシックバレエを習っていたので、バレリーナになりたいと思ったことはありました。でも、バレエは中学でやめたので、今考えると夢というほどの夢ではなかったですね。
高校生の頃に進路を決める時期になって、周りのみんなは就きたい職業や進みたい大学がある中、「あれ? 私は何をしたいんだろう」とわからなくなってしまって。ちょうどそのタイミングでガールズケイリンが復活してくれたのは、今となってはすごく幸運でした。
ーー高木選手の今現在の夢を教えてください。
高木 やっぱり、グランプリを獲得することです。最初に設定していた25歳までに優勝するという目標は残念ながら逃してしまいましたが、それを達成するまでは競輪を続けたいと思っています。グランプリ優勝を成し遂げて、競輪選手として十分にやり切ったと思えたら、やはり結婚もしたいですし、子供も好きなので子育てもしたいなという普通の女性の夢もあるんですよ。
ーー結婚してグランプリ、そして母になってからもグランプリと、競輪選手としての将来の夢は膨らみますね。
高木 結婚して子供ができたら、競輪選手を引退するつもりです。だから、人生の次のステージ(結婚、育児)に進むまでには、競輪選手としてしっかりとやり切って、後悔がないと思える自分になっていたいという気持ちが強いんです。
ーー子供が生まれたら、きっぱりと競輪選手をやめるのには、何か思いがあるのですか?
高木 競輪選手は毎月のようにレースに出場します。レースが始まると、(前検日を含め)4日間は家に帰れません。家を開けることが多くなってしまうので、子供を寂しがらせてしまうというのが一番の理由です。家族ができたら、できるだけ子供と一緒にいてあげたいし、家族を支えてきたいんです。もちろん、実際に結婚したらどんなふうな生活になるのか今から想像するのは難しいですけれど、今の気持ちとしては、子供たちの帰りをいつも家で待っていてあげられるようなお母さんになりたいと思っています。
実は私の母は、すごく私の話を聞いてくれる人。子供の話をしっかりと聞いてくれる母は、私にとっての理想の母親像なんです。そして今、両親がそうしてくれているように、子供の夢を一番に応援できる親になりたいと思っています。
ーー両親のような親になりたいというのは、素敵な夢ですね。
高木 結婚にも子育てにもすごく憧れます。でも、今は目標であるグランプリ優勝を達成することしか頭にない、というのが正直なところなんですけどね。
ーー根っからの勝負好きなのでしょうね。勝負に勝つために、いつもおこなっているルーティンのようなことはあるのですか?
高木 勝負の前に必ずこれをしなきゃって決めると、できなかった時に気にしてしまうので、決めてはいないんですけど。レース前にマクドナルドを食べると、調子がいいんですよ。好きなのは、ビックマックとてりやきバーガー。レース当日か、前日なのかはその時によりますが、「あ、マック寄れるじゃん」と思うと、今回イケるなって思いますね(笑)。
ーー最後に、高木選手は今やガールズケイリンを引っ張る存在ですが、今後ガールズケイリンがどんどん盛り上がるように、皆さんに向けてメッセージをお願いします。
高木 競輪って、脚力が強い人は有利ですけど、レース展開によっては自分よりも脚力が強い人に勝つチャンスもある競技です。自分自身、レースに参加していて、それがすごい面白いなと思っていて。どの選手にもチャンスがあるので、「誰が勝つんだろう」と、ドキドキしながら楽しんでいただけたらと思っています。
それに競輪って、他のどの公営競技よりも近くで見られるのも魅力です。レースは生が一番なので、ぜひ競輪場に足を運んで、私たちの真剣勝負を間近で見ていただけるとうれしいです。
過去の記事はこちら
●グラビア&インタビュー
vol.1 高木真備の現在
vol.2 高木真備の過去
●メイキング動画
vol.1 強い意志を感じる眼差しでインタビューに答える姿が魅力的
vol.2 オフ風のふわふわ衣装で動く高木選手は必見!
netkeirin特派員
netkeirin Tokuhain
netkeirin特派員による本格的読み物コーナー。競輪に関わる人や出来事を取材し、競輪の世界にまつわるドラマをお届けします