閉じる
女王・児玉碧衣の“まだまだ成長中!”

絶好調…じゃなかった!? それでも止まらない連勝と“笑撃トークショー”の真相/児玉碧衣コラム

2025/10/13 (月) 16:20 6

ガールズケイリン・児玉碧衣選手のコラム。現在5場所連続で完全優勝と連勝街道を爆走中! 傍から見れば絶好調ですが実際は!? また函館で行われた“笑撃”のトークショーについても…。

目下15連勝中の児玉碧衣選手(撮影:北山宏一)

ーー前回のコラムのあと、西武園ミッドナイト、函館ナイター、佐世保ナイターと3場所連続で完全優勝を飾りました。振り返ってみていかがでしょうか。

 3開催とも、なんとか結果を出せてよかったです。ただ函館の前に体調を崩してしまって…。熱は2日くらいで下がったんですけど、ちょっとキツいところもありました。佐世保も函館から中3日だったので上積みとかはなかったんですけど、それまでやってきた練習の貯金でなんとか3日間頑張れたのかなと思います。

ーー決して「絶好調」というわけではなかったのですね。

 はい…。季節の変わり目というのもひとつかもしれませんし、ミッドナイトの反動だったりイベント出演などでバタバタしていた影響もあるのか…。なんか、気持ち的にも体的にも、ずっと疲れが残っている感じが正直あります。

 函館は朝や夜はだいぶ涼しくなっていて、空調も暖房に変わっていました。ただ昼間は陽も出ていて暑いくらいだったのに冷房に切り替えることができず、宿舎がめっちゃ暑かったんです。扇風機を出すなどして対応してもらったんですけど、この時期はこういう寒暖差とかにも気を付けないといけないなと改めて思いました。

(撮影:北山宏一)

ーー競輪祭(女子王座戦)も約1か月後に迫ってきました。そろそろ調子を上げていって、万全の状態で本番を迎えられるようにしておきたいですもんね。

 まだ競輪祭のことは全然考えていないんですけど、今は一つ一つ、目の前のものをクリアできるように頑張りたいと思っています。体調を崩したりもしたけど今はもう大丈夫ですし、これからも練習メニューを組んでくださる(角)令央奈さんや志乃さんにお世話になりながら1日、1日を大事に過ごしていきたいです。

ーー函館参加前には函館競輪場で板根茜弥選手、橋本佳耶選手とともにトークショーに出演されていましたね。

 はい、前検日の前日にさせていただきました。

函館で“笑撃トークショー”(本人提供)

ーーYouTubeでもトークショーの様子がリアルタイムで放送されていましたし、SNSにも楽しそうな光景が載っていました。

 いたねえも佳耶もガールズ屈指のエンターテイナーなので(笑)。私はついて行くのに必死でした。2人が盛り上げてくれたおかげでお客さんもすごく喜んでくれましたし、施行者の方々も楽しそうにしていました。何より、私自身がすごく楽しかったです。

板根茜弥選手、橋本佳耶選手とともに(本人提供)

ーー橋本選手が「システマができる」というくだりは最高でした。

 (笑)。佳耶が「システマで痛みを和らげることができるので背中を思い切り叩いて下さい」って言うので叩いたら、その時は「大丈夫です。楽勝です」って言っていたんですけど、控室に戻って佳耶の背中を見てみたら、真っ赤になっていました(笑)。ほかにも楽しい場面がたくさんあって…。詳細はぜひ函館競輪さんのYouTubeをご覧ください。

橋本選手の背中には碧衣選手の手形が!(本人提供)

ーーそういえば函館競輪場の宿舎では、希望すればジンギスカンが出てくるとのことですが、碧衣選手も今回食べましたか?

 いや、私は絶対に頼まないですね。というのも、函館ナイターの時の女子の入浴時間は、夕食の前なんです。ジンギスカンを食べると髪の毛にも服にも匂いがめっちゃ付くじゃないですか。でも食後に入浴ができないから、もし食べちゃったら次の日の朝までクサいままになるので、それはめっちゃ気持ち悪いし無理だなって。食後に入浴できるなら違うんですけど。なので、ジンギスカンは開催が終わってから食べに行きました。

ーーほかになにか出来事などはありましたか。

 そういえば宮崎に住む祖父母の金婚式のお祝いを5年遅れで行いました。いとこの高校生と中学生のバスケマンは大会で参加できませんでしたが、大人の親戚一同が久々に勢ぞろいして集まれたので楽しかったです。身内のみんなからいろいろとパワーをもらったし、私もみんなにパワーをあげてきました(笑)。

「妹が撮った映えてるかわからない写真」(本人提供)

ーーさて、次走は16日から始まる別府に参戦予定ですが、男子のGIIIと同時開催ということで4日制シリーズになります。

 選手になって2回目の4日制です。普段は3日制ですし、走り慣れていないのでどうなるか…。それでも前回の佐世保に続いて車で移動できる九州地区の開催なのはまだ良かったのかなと。これがどちらも遠征とかだったら、移動疲れとかも出てきそうですし、もっとキツかったと思うので。

ーーGIIIということで注目度も普段の開催以上になると思います。

 そうですね。地元地区のグレード開催ですし、なんとかみなさまの期待に応えられる走りができるように頑張りたいと思います。でも4日間かぁ…。長いですね(笑)。

地元地区のグレード開催盛り上げる!(撮影:北山宏一)


このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

バックナンバーを見る

質問募集

このコラムでは、ユーザーからの質問を募集しております。
あなたからコラムニストへの「ぜひ聞きたい!」という質問をお待ちしております。

女王・児玉碧衣の“まだまだ成長中!”

児玉碧衣

福岡県大野城市出身、108期生のガールズ選手。2015年に松戸競輪場でレースデビュー、初勝利。2018年8月にはガールズケイリンコレクションいわき平ステージ・ガールズドリームレースでビッグレースの初優勝を経験し、同年11月のガールズグランプリトライアルレースの優勝してグランプリの出場権を得た。初出場でガールズケイリングランプリ2018のタイトルを獲得すると、2019年、2020年も優勝し、グランプリ史上初の3連覇を達成。3年連続で賞金女王となった。好きなアーティストは倖田來未。

閉じる

児玉碧衣コラム一覧

新着コラム

ニュース&コラムを探す

検索する
投票