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不屈の男・金子貴志の奮闘記 〜40代の挑戦〜

【金子貴志のクラブ活動】新しい出会いに感謝! 植物は考えに広がりと深みを与えてくれる

2022/04/12 (火) 18:00 6

 netkeirinをご覧の皆さんこんにちは、金子貴志です。春の陽気に気持ちも晴れやかになりますね。暖かくなると体も動きやすくなります。選手のパフォーマンスもさらに上がってきて、より迫力あるスピードレースになっていきます。そして、植物にとっても元気に成長できる季節です。今回は植物を通じて知り合った人のことを書きたいと思います。

植物が人を繋げる、繋がった人から刺激をもらう

 以前、兵庫県の松岡健介君、愛媛県の松本貴治君と私の3人で活動中の「植物クラブ」について書きましたが、クラブ名も「走植動物部」に決まりました。ここに新たに千葉県の野口裕史君も入部しました(笑)。

「走植動物部」会長の松岡健介選手(右)が金子選手の植物の師匠(写真:金子貴志instagramより)

 先日、健介君と「コウベアガベショップ」という植物専門店に行ってきました。入った瞬間から私は大興奮で、店内すべて気になるものばかり。まさに楽園でした。

さまざまな植物が並んでいるディープな世界「コウベアガベショップ」(写真:金子貴志instagramより)

 ここに健介君が植物好きとして繋がっている近藤岳登(こんどう・がくと)さんを呼んでくれていました。近藤さんは私の地元・豊橋市の隣、豊川市出身の元サッカー選手。Jリーグ・ヴィッセル神戸などで活躍していた人です。

 引退後は吉本興業に所属し、19年のR-1ぐらんぷりでは準決勝まで駒を進めました。近藤さんはJリーグで戦っていた時の話や、R-1ぐらんぷりでのネタ作りの裏話などを聞かせてくれて、みんなで盛り上がりました。

近藤岳登さん(左)とお店のオーナー橋本潤也さん(写真:金子貴志instagramより)

知らなかったことを知ることで“見る世界”が変わる

 自分と違う世界で戦っていた人の話は、とても刺激的で新鮮でした。知らなかったことを知ることで、表からは見ることのできない厳しい勝負の世界を垣間見て、サッカーやお笑いを見る目も変わり、流し見していたテレビも気になるようになりました。

 そしてこの日は、お店のオーナーである橋本潤也さんから植物の育て方やルーツ、魅力など、今まで知らなかったことを分かりやすく教えてもらい、すごく勉強になりました。植物好きの4人は、少年時代に戻ったかのように無邪気に時間を忘れて話が弾みました。知らなかったことを知るというのはとても大事で、楽しさにも深みが出ます。

知らなかったことを知ることで新たな楽しみを見つけることができる(写真:本人提供)

グラキリスとモンストローサを即購入

 今回私が一目惚れしたのはグラキリスとモンストローサで、迷うことなく即購入しました。年私が買ったグラキリスは推定で50〜100年以上経っていると聞き、ロマンを感じました。中には樹齢400年を超える巨大なものもあるみたいです。グラキリスは唯一無二、神秘的な形をしていて、何とも言えないオーラを出しています。

長い時間を生きているグラキリスが放つオーラ(写真:金子貴志instagramより)

 モンストローサは、その迫力ある形にも魅了されましたし、水をかけると赤く燃え上がるような色に変化する特徴にも惹かれました。

赤く燃え上がるモンストローサはレース前の選手の鬼の形相を思い浮かばせる(写真:金子貴志instagramより)

植物から“育てる”を学ぶ

 自宅で育てているパキプスは春を感じ取り、新芽も出てきました。植物の育て方は様々で、自分の思うように育てるのはなかなか難しく、日々研究している人が多いみたいです。育て方に正解はなく、それを見つけていくのが植物の魅力の一つです。

「芽を出すまでの経過を見ているからこそ“準備することの大切さ”を思い知らされるんですよ。競輪も一緒です」と金子選手は話した(写真:金子貴志instagramより)

 自分の思ったように成長させられた時は、とても嬉しく“達成感”を得られます。私には今、アマチュアの弟子がいます。育て方も植物と同様で、正解などありません。それを見つけるために常識に縛られずに育成方法を模索する必要があります。

 育成というのは、真剣に考えれば、それは必ず自分のためにも繋がるものです。植物はリラックスするための趣味という側面が大きいですが、やはりアスリート視点で考えてしまうこともありますね。弟子に自分の考えを伝えたり、斬新な育成方法を探したりしながら、私自身のレースにも生かしていきたいと思います。

春を感じ取り、機を待って出てきた新芽。さらなる成長が楽しみ(写真:金子貴志instagramより)

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金子貴志

Kaneko Takashi

愛知県豊橋市出身。日本競輪学校75期卒。2013年には寛仁親王牌と競輪祭を制し、同年のKEIRINグランプリでも頂点に。通算勝利数は500を超え、さらには自転車競技スプリント種目でも国内外で輝かしい成績を収めている。またYoutubeをはじめSNSでの発信を精力的に行い、キッチンカーと選手でコラボするなどホームバンクの盛り上げにも貢献。ファンを楽しませることを念頭に置き、レース外でも活発に動く中部地区の兄貴的存在。

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