松戸競輪G3(準決勝)レポート

2024/08/03(土) 21:13

松戸競輪G3(準決勝)レポート

2024年8月3日 松戸競輪

大阪・関西万博協賛
開設74周年記念「燦燦ダイヤモンド・滝澤正光杯」G3(3日目)

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【松戸競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
松戸競輪開設74周年記念燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯3日目10RS級準決勝
赤板では小森貴大が先頭で、3番手は内に根田空史、外に鈴木竜士で並走。打鐘前に鈴木が外並走から仕掛けて、小森を叩いていくと、小森は3番手でその後位は清水裕友が奪取する。最終HSから根田空史が仕掛けるが、清水も合わせて捲り発進。清水は最終3コーナーで鈴木を捲り切ると、そのまま1着ゴール。清水マークの月森亮輔が2着で中国ワンツー。根田マークの和田健太郎は、不発と見るや中国ラインにスイッチして3着入線。

清水裕友
1着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:11回(24年2月静岡)

発走直前、サドルが動いてしまい、迷惑をかけました。今日は、根田(空史)さんの前に位置するより後ろが組み立てやすいかなと思いました。今日は、展開が良かったですね。状態は、前回(サマーナイトフェスティバル)よりは良いかなと思います。この3日間の中で、今日が一番良かったです。

決勝は、取鳥(雄吾)君の後ろ。番手。

月森亮輔
2着/月森亮輔(S2・岡山101期)
今回成績:一5・二4・準2
G3優勝:2回目(18年9月青森以来)

(清水)裕友は落ち着いていたので、安心して追走に集中できました。さすが裕友という感じでした。離れて迷惑をかけないことに集中していましたが、緊張しました。最近、自転車のセッティングを調整してから感じが良くて、今回は恵まれたのですが、結果が出て嬉しいです。裕友を抜けるように仕上げます。

決勝は、中国ラインの3番手。

和田健太郎
3着/和田健太郎(S1・千葉87期)
今回成績:特7・二1・準3
G3優勝:4回(23年12月伊東温泉)

鈴木(竜士)君の動きが想定外でしたね。してやられました。最終HSで(根田空史が)仕掛けてくれましたが、得点上位の清水(裕友)が前の位置にいたので、キツいところでした。今日は、根田がキツいところを仕掛けてくれたことと、岡村(潤)が3番手にいてくれたことが、僕の3着に繋がったと思うので、自分の脚がどうこうではないですね。

決勝は、南関東の4番手。

10Rレース結果

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【松戸競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
松戸競輪開設74周年記念燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯3日目11RS級準決勝
齋木翔多が眞杉匠を抑えて先頭、眞杉は3番手に入る。赤板で取鳥雄吾が内から進出して、齋木をすくって先頭を奪取すると、そのまま主導権取り。齋木には山崎泰己が続き、平原康多が招き入れて再び眞杉が3番手に入る。眞杉は最終HSで仕掛けるが、逃げる取鳥も応戦。眞杉マークの平原が直線伸びる中、取鳥はそのまま押し切り1着。2着に平原、3着に最終BS7番手から大外強襲の新村穣が入線した。当場でサマーナイトフェスティバルを制した眞杉は5着で準決勝敗退。

取鳥雄吾
1着/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
今回成績:一1・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:16回目(24年3月玉野以来)

隙があれば突きたいと思って臨みました。赤板過ぎ、コースが空かないとヤバイと思っていました。けっこうキツかったです。先頭に出てからは、山崎(泰己)さんと2人で決めたいと思ってので、ガムシャラでしたね。

決勝は、自力。固くならず攻めた走りができたらと思います。

平原康多
2着/平原康多(S1・埼玉87期)
今回成績:特4・二3・準2
G3優勝:31回(22年7月弥彦)

赤板は、位置を確保しないといけないと思ったところで、前(眞杉匠)に踏まれたので遅れてしまいました。追い上げていきましたが、あれが限界です。状態は、まだまだだなと思う部分がありますね。G3の優勝から遠ざかっているし、1着がないので、まだまだ煮詰めないといけないところがあると思います。

決勝は、自力自在です。

新村穣
3着/新村穣(S2・神奈川119期)
今回成績:一5・二3・準3
G3決勝:初

今日の並びは、南関東の皆が先行選手で、誰も3番手の練習をしていない状態で、ぶっつけ本番はお客さんに失礼だし、自分達がその走りを目指している訳ではなかったので、分かれて戦うことになりました。取鳥(雄吾)君が仕掛ける展開になるのかなと思っていました。最終HSは、前で道場(晃規)君の仕掛けが始まっていましたが、なんとか届くかなと思いながら外を踏んでいきました。感触は、日に日に良くなっています。記念の決勝は初めてです。与えられた位置で精いっぱい、やれることを頑張ります。

決勝は、自力。南関東の先頭。

11Rレース結果

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【松戸競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
松戸競輪開設74周年記念燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯3日目12RS級準決勝
藤井侑吾が抑えに行くが、前受けの深谷知広が青板BSから突っ張っていく。藤井も仕掛けて主導権争いになるが、これは深谷が突っ張り切って、南関ラインが主導権取り。打鐘で内から追い上げた河村雅章が南関3番手で海老根恵太と並走。深谷、岩本俊介が先手を握る中、最終1センターで河村ら3名落車のアクシデント。これを回避した阿部力也が前の2車を追う。ゴール前で深谷マークの岩本が差し切り1着。阿部が2着、逃げた深谷が3着に入線した。

岩本俊介
1着/岩本俊介(S1・千葉94期)
今回成績:特8・二2・準1
G3優勝:5回(24年3月伊東温泉)

アクシデントがあってからは、昨日の反省を生かし、捲ってくる人がいないのを確認して深谷(知広)とワンツーが決まるように努めました。初日よりも深谷に追走できたかなと思っています。連日番手戦で、状態が良くなってきているのかは、初めての体験で未知ですが、やるべきことはできていると思います。

決勝は、南関東の3番手。南関4人の内から優勝者が出るように、自分の仕事をしっかりして頑張ります。

阿部力也
2着/阿部力也(S1・宮城100期)
今回成績:一2・二4・準2
G3優勝:1回(19年9月向日町)

最悪な並びになったのですが、藤井(侑吾)君が抵抗してくれていたし、アクシデントもありましたが、決勝に乗れて良かったです。脚はだいぶいいのかなと思います。疲れを抜くよう、しっかりケアします。

決勝は、平原(康多)さんの後ろ。番手。

深谷知広
3着/深谷知広(SS・静岡96期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特9・二2・準3
G3優勝:20回(24年5月武雄)

想像以上に(藤井侑吾に)抵抗されたので、かなりキツかったですね。先行して決勝に乗っているので、評価できると思いますが、コンディションは分からないですね。

決勝は、新村(穣)君の後ろ。番手。並びは、地元の和田(健太郎)さんがラインの4番手になってしまうので、葛藤がありますが、お互いに話し合って決めました。新村君とは初めての連携ですが、ナショナルチームで一緒だったし、信頼して任せます。自分の位置でやれることをしっかりやって頑張ります。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【最終日12R=S級決勝】
1/岩本俊介(S1・千葉94期)
2/清水裕友(SS・山口105期)
3/平原康多(S1・埼玉87期)
4/阿部力也(S1・宮城100期)
5/深谷知広(SS・静岡96期)
6/月森亮輔(S2・岡山101期)
7/和田健太郎(S1・千葉87期)
8/新村穣(S2・神奈川119期)
9/取鳥雄吾(S1・岡山107期)

注目の並び想定は
8新村—5深谷—1岩本—7和田
9取鳥—2清水
3平原—4阿部

決勝は、新村穣を先頭に、番手は深谷知広、3番手に岩本俊介、さらに和田健太郎と並ぶ南関東の4車ライン。
取鳥雄吾の後ろは、清水裕友が付き、3番手に月森亮輔が続く中国の3人。
平原康多には、阿部力也が付く埼玉、宮城の2車となった。

ラインの先頭で結束力を発揮したい新村の主導権取りが濃厚か。そうなると番手の深谷や千葉勢に絶好のチャンスが訪れそう。特に深谷は昨年に続いての大会連覇がかかる一戦となる。
だが、S班の清水と月森を付けた取鳥も攻めの走りでラインを生かした競走をしてくるだろうし、新村との主導権争いもあるか。
また、絶好調とは言い難いが百戦錬磨の平原も阿部が付いたことで、どう組み立ててくるか注目の一戦になりそうだ。
オールスター直前のG3開催。松戸33バンクのスピード戦を制して、次戦へ弾みをつけるのは、果たして……!?

\松戸G3(3日目)注目選手ピックアップ/

【3日目5R=S級選抜】
梶原海斗
「同着1着が記念初勝利」
1着/梶原海斗(S2・福岡123期)

落ち着いていけました。(仕掛けは)自分のタイミングで。かかりとしては、キツかったので、あんまりかかっていない感じでした。(S級に上がって)対戦相手の競走得点の高さにビビったりしていたのですが、1勝を重ねるにつれて自信が戻ってきているのかなと感じています。格上に勝てるように頑張ります。

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【松戸競輪レポートプレイバック】
23年8月松戸記念G3
優勝:深谷知広
22年12月松戸記念G3
優勝:岩本俊介
22年6月燦燦ムーンナイトカップG3
優勝:脇本雄太
21年8月松戸記念G3
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優勝:岩本俊介
20年10月燦燦ムーンナイトカップG3
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17年10月松戸記念G3
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