千葉G3 in 松戸(最終日)レポート

2019/10/08(火) 21:31

千葉G3 in 松戸(最終日)レポート

2019年10月8日

千葉G3松戸(最終日)滝澤正光杯 in 松戸

【12R=S級決勝】

1/三谷竜生(SS・奈良101期)
2/中村浩士(S1・千葉79期)
3/渡邉一成(S1・福島88期)
4/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
5/伊勢崎彰大(S1・千葉81期)
6/二藤元太(S2・静岡95期)
7/原田研太朗(S1・徳島98期)
8/内藤宣彦(S1・秋田67期)
9/小埜正義(S2・千葉88期)

号砲から1周回半を過ぎ、38・9526・1・47の並びが整う。

青板の第2コーナー、まずは後方から取鳥が動く。
しかし、この動きを察知して、南関勢を引っ張る小埜も前へ。
BSを過ぎ、第4コーナー手前まで前受けの渡邉に突っ張られるが、小埜が強引に叩く。

そして、赤板突入にして早くも小埜が先行態勢。

小埜の主導権で打鐘。
南関4車の後ろ、中団の奪い合いで渡邉と三谷がゴチャつく。

残り1周回、依然、小埜の先行。
しかし、外から三谷、取鳥も捲っていく。

第1センター過ぎ、三谷の動きに伊勢崎も反応。

最終BS、三谷が伊勢崎を完全に乗り越える。

さらに取鳥ー原田も三谷を猛追。
最終第2センター過ぎから南関3番手の中村が内を突く。

だが、そのまま三谷が押し切って、真っ先にゴール線へ飛び込んだ。
2着は僅かに届かなかった中村、3着は取鳥となった。

三谷は昨年3月の玉野記念以来、通算4回目のG3制覇。

優勝/三谷竜生(SS・奈良101期)
一成さんとゴチャゴチャしてしまったんですけど、そこは乗り越えることができた。
そのまま一成さんが内にいってくれたので、仕掛けるタイミングを作ることができたのかなと。
ゴール線手前でかなり追い上げられた、最後まで優勝は確信できなかった。
(2日順延で)長丁場は苦手じゃない、ダービー(6日制)も獲っているし、好きな方ですし。
久々の競争(ケガと斡旋停止)やったので、初日と2日目は少し不甲斐なかったんですけど。
どうにか勝ち上がれて、今日は優勝出来たので、次につながるかなと思っています。
中1日で寛仁親王牌(前橋G1)なので、ゆっくり身体を休めて、タイトルを獲れるように頑張りたいです。


尚、20分以上に及ぶ審議の末、南関東勢を引っ張った小埜が暴走で失格に。
6月の新ルール改正後、初の適用となった。
小埜は月末に開かれる制裁審議委員会まで斡旋保留。
決勝で2着に終わった中村はこの失格を不服とし、制裁審議委員会に異議を申し立てることをほのめかす。
小埜も弁明書を提出して、処分決定を待つことになる。
但し、制裁審議委員会において失格が覆った前例はないとのこと。


2着/中村浩士(S1・千葉79期)
審判の判定は受け入れなければならない立場。
でも、一成が突っ張って、小埜が腹をくくって出切るために目一杯に長い距離を踏んだ。
あの展開で、小埜の暴走だと思うファンもいないと思う。
現場の声を吸い上げてくれる努力はしていると思いますけど、もっと努力して欲しいのが本音。
そして、我々、選手たちも見つめ直していかなければ。
正直なところ納得はいかない、後味が悪くなってしまって本当に申し訳ないです。


失格/小埜正義(S2・千葉88期)
競輪選手としてラインの中から優勝者を出そうと必死に踏んだ。
最後は身体、特に腰がおかしくなった。
それでも、ゴール線まで懸命に走った、最後まで踏んだんですけど。
その結果、失格という判定を下されたのは受け入れるしかない立場ですから。

【6R=S級企画レース・ブロックセブン】

1/染谷幸喜(S2・千葉111期)
2/山口富生(S1・岐阜68期)
3/牧剛央(S2・大分80期)
4/島川将貴(S1・徳島109期)
5/河野通孝(S1・茨城88期)
6/佐藤雅彦(S2・宮城87期)
7/小林史也(S2・和歌山107期)

43・156・72の三分戦。

青板の第2コーナー過ぎ、まずは小林が前へ出る。
そして、赤板突入前、後方から地元・染谷が仕掛けていく。

赤板に入り、染谷が駆けて、小林から主導権を奪う。

そして、東3車ラインが出切ったところで打鐘。

染谷の先行態勢で残り1周回。

最終第2コーナー、小林が捲っていく。
さらに後ろに引いて6番手となっていた島川も動く。

最終BS、染谷が逃げるが、島川の捲っていくスピードが一段上。
第3コーナーで中団の小林を飲み込み、第4コーナーでは染谷を乗り越える。

そして、マークの牧も振り切って、島川が1着でゴール。
2着に牧、3着は小林の番手から最後の直線で伸びた山口。

1着/島川将貴(S1・徳島109期)
レース前にオッズを確認した時、人気もありましたし。
初めてのブロックセブンだったので、変な緊張感はありました。
でも、7車立てということで余裕を持っていた。
スンナリ後ろまで引いても、6番手の位置なので気楽でした。
あとは距離感とかいつも(9車立て)とは違いますけど、河野さんを越えたところでいけるなと。
次は前橋(G1寛仁親王牌)、若手が早目から仕掛けるイメージ。
それでも、どうにか残れるように、一次予選は突破するのが目標です。
中1日ですけど、1度、徳島へ戻ります。
マッサージを受けてから前橋へ入ります。

(P-Navi編集部)

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