2022/12/11(日) 22:51
開設72周年記念「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」最終日
※ナイター開催
松戸競輪開設72周年記念「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」G3は、12月8日から4日間のスケジュールを進め、本日最終日を迎えた。
特にシリーズの注目を集めたのは、地元・南関東勢の活躍と、ただ1人のS班として参戦した清水裕友の動向。まず南関東は、根田空史、北井佑季らが準決勝で姿を消したものの、積極果敢なレースでラインを牽引。力強いレースを連日見せた松井宏佑、そして地元千葉からは岩本俊介、和田健太郎の南関3名が決勝進出を果たした。
また、6月の松戸G3のリベンジに燃える高橋晋也や、ダークホースぶりを発揮した山口翼、磯田旭の茨栃勢らが優出。一方、SSの清水は二次予選で勝ち上がりを逸してしまった。
地元勢が優位にレースを進めるのか、それとも他ラインの抵抗があるのか__。冷たい雨の中のレースとなった決勝は、残り2周半から松井宏佑が他を寄せ付けない先行策に出ると、番手から岩本俊介が捲りで抜け出して優勝。松戸開催のG3で通算4回目の優勝を手にして、ファンの歓声を浴びた。
※3日目準決勝レポートはこちら
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【最終日12R=S級決勝】
1/和田健太郎(S1・千葉87期)
2/高橋晋也(S1・福島115期)
3/三谷将太(S1・奈良92期)
4/中西大(S1・和歌山107期)
5/磯田旭(S2・栃木96期)
6/山口翼(S2・茨城98期)
7/松井宏佑(S1・神奈川113期)
8/上田尭弥(S1・熊本113期)
9/岩本俊介(S1・千葉94期)
【レース展開】
誘導以下、7松井-9岩本-1和田、4中西-3三谷、2高橋、6山口-5磯田、8上田で周回。青板過ぎから山口が上昇を開始すると、青板BS過ぎに松井が突っ張り、南関東勢が先行態勢に入る。すぐさま中西もスパートして主導権を奪いにかかるが、松井はさらにペースを上げて譲らない。最終2コーナーから岩本が松井の番手から捲りで抜け出すと、追走する和田を振り切って優勝のゴール。2着に和田で地元千葉勢のワンツー決着。3着は最終1センター付近から捲り追い込んだ磯田旭が入線。
【最終日12R=松戸競輪G3決勝】
2車単9-1 270円(1番人気)
3連単9-1-5 2,710円(6番人気)
決まり手:捲り-マーク
優勝/岩本俊介(S1・千葉94期)
今回戦績:特9・二2・準1・決1
次走出場予定:西武園F1(12月24日~26日)
頼りになる後輩達に支えてもらい、後ろも固めてもらって、渡されたバトンの責任が果たせたと思います。松井(宏佑)の気持ちが決まっていたので、何がなんでも千葉から優勝者を出す心積もりでした。(松井)宏佑が強いので、外から追い上げてきた選手は勝手に離れて行った感じでしたね。重いバンクだったと思いますが、(先手を譲らない走りは)すごいと思って、尊敬していました。優勝した瞬間は、宏佑に感謝の気持ちがあふれて、和田さんがいつものように笑顔で迎えてくれました。今年に関しては、南関東の他の自力選手に支えられて決勝に進み、宏佑も頑張ってくれたので、優勝の重みが違いますね。これからもまた一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします。
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\松戸G3(最終日)ピックアップ/
【最終日8R=S級特選】
徐々に調子は上向いてきている
1着:原田研太朗(S1・徳島98期)
今日は、中団を確保できるメンバー構成だと思ったので、中団にこだわりました。少し自転車の出が悪かったのですが、前団を乗り越えられてよかったです。今回、1着を3回取れたし、徐々に調子が上がってきているかなと思います。今回は追加あっせん、中2日で広島記念ですが、体を休めて次に備えます。
【最終日9R=S級特選】
勝負所で得た経験を活かします
1着:北井佑季(S2・神奈川119期)
力で勝負する自力選手との戦いだと、力でねじ伏せるレースが増えてきていると思いますが、昨日の山崎(芳仁)さんのレースのような上手さやタイミングのいいカマシなどが噛み合わさったレースでは、自分の強さが上手く出せずに負けてしまうので、今回は、いい勉強になりました。準決勝という勝負のかかった場面で経験できたことは、またひとつ次に繋がるのかなと思います。また、G1ではみんなが強さと上手さ持っていると思うので、足りないことを日々感じながら次に繋げます。(P-Navi編集部)