今月からオートレース界では、「1人1日2回乗り」の出走が実施可能になりました。

4月から対応可能なレース場において試験的に実施され、原則として5月以降は準備が整ったレース場から実施するとのこと。
まず、今年4月から9月に関しては、追加→補充→1日2回出走へ。
これは、まず選手の追加や補充を行った上で、さらに出場選手に不足が生じた際は、参加選手の中から2回乗りが実施されます。
そして今年10月以降に関しては、追加→1日2回出走→補充へ。
こちらも、まずは選手の追加を先に行った上で、出場選手に不足が生じた際は、参加選手の中から2回乗りが実施されます。

その他のルールとして、以下の通り。
【競走車について】
2走とも個人所有車、同じ競走車を使用。

【整備について】
整備範囲に規制を設けず、2度目の出走に支障のない範囲内で可能。

【勝ち上がりについて】
勝ち上がり方式の開催は、原則2度目の成績を採用する。
なお、1度目のレースで罰則を受けた場合は、勝ち上がり権利は失う。

【2回乗り選手の決定について】
あらかじめ希望調査を行い、希望者のランク上位から適用する。準決勝戦に進出した選手に関しては、準決勝戦の日以降、原則として対象外となる。

詳細はこちら

2回乗りの話は、以前から話題には上がっていましたが、実施にあたっての概要も決まりました。
この概要が車券予想する上でも重要になってくるので、ファンの皆さんも、やはり気になっていたところでしょう。
単純に1走目で結果が出たから2走目も………と、ならないのが難しいところです。
前半と後半では天候などの走路条件も異なり、前半で合っていたエンジンやタイヤが後半で合うのか、どうか。
また、ここに勝ち上がりが絡んでくるのも、選手心理として、そしてファン心理として、どう影響するのでしょうか。

ボートレースでは1日2回乗りが定番ですが、モーターやボート、部品がレース場持ちの競技。
かたや、オートレースは全て自前のもの。
競技の違いもあるので、この辺りはあまり参考にはならないかもしれません。

果たして、予想がしやすくなるのか、むしろ難しくなるのか？
あとは、選手の身体的、精神的負担がどうなるのか？

始まってみないと分からない面が多々あるものの、まずは傾向を注視したいところです！

※掲載写真はイメージです。

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※今後の放送予定（朝10時から生放送！）
5月11日～5月13日（浜松オート／G1開場記念ゴールデンレース）
5月22日～5月24日（山陽オート／一般開催）

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【オートレース/今後の記念レース日程】
4月26日～5月1日　SGオールスターオートレース（川口・デイレース）
5月11日～5月15日　G1開場記念ゴールデンレース（浜松・デイレース）
5月25日～5月29日　G2川口記念（川口・ナイター）
6月8日～6月12日　G2稲妻賞（伊勢崎・ナイター）

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【過去のコラムはこちら】
Vol.75「2021年度のオートレース売上」
Vol.74「ある少年との出会い」
Vol.73「新人の活躍とリプレイ映像」
Vol.72「ギャンブル飯とスタグル」
Vol.71「2021年の車券成績」
Vol.70「スター誕生の予感」
Vol.69「オートレースがある街」
Vol.68「出でよ、新星！」
Vol.67「公営競技用語の言葉遊び」
Vol.66「7月～9月の回収率発表！」

【略歴】

森泉宏一（もりいずみ・こういち）
1984年5月8日生まれ
東京都出身 広島県・富山県育ち

父親の影響もあり、学生時代は野球に打ち込む
25歳の時、ボートレースで公営競技実況デビュー
2017年4月から伊勢崎オートでオートレース実況を始める
公営競技実況の他、プロアマの野球実況
さらにはイベントや展示会の司会
広告モデルや話し方教室講師などでも活動
野球好きの選手からの誘いもあり、
伊勢崎オートの野球チーム「キラッツ」に入部
しかし、デビュー戦において投手で二桁失点を喫する
その為に最近、オートレース界隈でその実力が疑われている
某選手からの「投げるスタミナがあるだけで助かっている」という慰めの言葉が唯一の救い