閉じる

広島競輪G3(準決勝)レポート【決勝進出の9選手コメント】

2025/12/22(月) 19:50 0 0

2025年12月22日 広島競輪
開設73周年記念「ひろしまピースカップ」G3(3日目)


***************
【10R=S級準決勝】
赤板過ぎに山口拳矢が先頭に立つと、小林泰正がおさえて、さらに打鐘で西田優大が仕掛けて主導権を握っていく。西田には清水裕友がマーク、3番手は小林が奪取、山口が5番手で続く。最終HSから北津留翼が仕掛けるも不発。最終BSで小林が捲りを打ち、さらに小林マークの諸橋愛が内を狙うも、両者を清水裕友がけん制。中団で脚をためていた山口が捲り追い込んで1着。最終BSで山口にスイッチした星野洋輝が2着。清水が3着に入線した。

1着/山口拳矢(S1・岐阜117期)
今回成績:特4・二1・準1
G3優勝:4回(25年8月富山

想定内の並びだったので、動かしてからと思いました。最終2コーナーで仕掛けられれば完璧でしたが、けっこうキツかった。(小林)泰正さんが仕掛けてくれたので展開が向いた感じです。脚を使ったわりに伸びているので悪くないと思います。状態が上がっている感じはありませんが、変わらず悪くないと思います。

(決勝は)自力です。優勝を目指して頑張ります。

2着/星野洋輝(S2・福島115期)
今回成績:一1・二3・準2
G3優勝:0回(初優出)

北津留翼の仕掛けに)離れるかと思いました。(最終BSで山口)拳矢さんが出ていくのが見えました。吉田(敏洋)さんが遅れていたのでスッと後ろに入れた感じですね。トップスピードは今日の方が出ていたと思いますが、昨日が脚は一番キツかったです。記念の決勝は初めて。素直に嬉しいです。追い込みになりたてなので、自分のスタイルを確保したいです。

(決勝は)先手ラインから。

3着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特1・二4・準3
G3優勝:14回(25年9月岐阜

昨日、自分が連結をはずして迷惑をかけているので、付いていってやれることをと思っていました。最終3コーナーで(小林)泰正君を止め、(西田優大と)決まったかなと思ったのですが、(山口)拳矢君もサラ脚だったし、外(けん制は)はキツかったですね。脚は悪くない。今日は判断も冷静に立ち回れた感じがありますが、なんとか西田君を残したかったです。

(決勝は)犬伏(湧也)君の後ろ。何とか頑張りたいと思います。

10Rレース結果

***************
【11R=S級準決勝】
赤板で抑えに来た福永大智石原颯が突っ張っていく。打鐘で新山響平が仕掛けるが、石原もペースアップして主導権を譲らない。最終2コーナーで石原を追走した町田太我が番手から捲り発進して、そのまま押し切り1着。中四国ラインの3番手を固めた小川勇介が2着。新山は不発も、切り替えた松谷秀幸が3着に入線した。

1着/町田太我(S1・広島117期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一1・二1・準1
G3優勝:2回(23年10月豊橋

石原(颯)君を信じて任せていました。新山(響平)さんをあそこまで突っ張れるのはさすがだなと思いました。ほんまに強かったです。(最終2コーナーは)6番の長谷部(龍一)さんが見えたので、躊躇(ちゅうちょ)せず出させてもらいました。めちゃくちゃキツくて、後ろから飲み込まれるのではと思いましたが、がむしゃらに行きました。体は仕上がっています。

(決勝は)自力です。頑張ります。

2着/小川勇介(S1・福岡90期)
今回成績:一2・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:20回目(25年8月別府以来)

(赤板から)勝負どころ、3番手だったので迂回するか、付いていくかしっかり判断しようと思いました。(最後の直線は)松谷(秀幸)さんは隙のない選手。コースを外せば入ってくると思ったので、そのことを頭に入れてでした。最後は外と思いましたが、町田(太我)君が強かったですね。前が強いので追走に集中するだけです。(競輪祭の)落車の影響がありますが、北津留(翼)君に体の持っていき方などを聞きながらやっています。ためになっています。

(決勝は)決めず。

3着/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
今回成績:特2・二3・準3
G3優勝:3回(20年3月奈良

新山響平は)ここで行くのという感じでした。踏んでいった時に出られない感じがあったので、じわじわと(最終)ホームで(石原颯ラインの)4番手を確保し、新山が戻ってきたら入れようと思っていましたが、行ってしまったので付いていくか迷いました。石原(颯)君がすごいかかりだったのでキツかったですね。最低限、決勝に上がれているので悪くないかなと思います。初日から前の選手のおかげで3着までに入れている。自分の状態はあまり良くないですが、少しずつ良くなってきていると思います。

(決勝は)山口(拳矢)君の後ろ。9月から1着が取れていないので早く1着が取りたいです。メンバーは厳しいですが、チャンスがないわけではないので頑張ります。

11Rレース結果

***************
【12R=S級準決勝】
赤板過ぎに伊藤信犬伏湧也をおさえる。6番手の犬伏は打鐘からスパートすると、最終HS前に伊藤を叩いて、ライン3車が出切る。犬伏マークの松浦悠士が差し切り1着。ライン3番手の大川が2着、犬伏が3着で中四国ラインの上位独占が決まった。

1着/松浦悠士(SS・広島98期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特5・二1・準1
G3優勝:23回(25年12月佐世保

(赤板過ぎは)武田(亮)君の動きで犬伏(湧也)君は行きにくかったと思うのですが、行ってくれたので強かったですね。踏み出しも伸びも良かったので、最終HSでは決まった感覚がありました。僕らの4番手に入った鈴木(陸来)は脚があるので終始、警戒していました。ライン3人で決まったのは犬伏君の力ですね。アップの感じが昨日、一昨日よりも良かったので、競走もいい感じで走れました。

(決勝は)町田(太我)君の後ろ。番手。持てる力とやれることをやって結果が付いてきたらいいなと思います。

2着/大川龍二(S1・広島91期)
今回成績:一2・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:6回目(25年10月京王閣以来)
(赤板過ぎは)付いていくか、付いていけないかは一番の勝負だと思いました。今までにない緊張感でしんどかったです。町田(太我)君は本当に仕上がっているし、松浦(悠士)君や清水(裕友)君、犬伏(湧也)君らSSメンバーと一緒に走れることは恐縮ですが、練習仲間でもあるので一緒にゴールしたいです。地元記念決勝は初めてです。

(決勝は)地元(広島)の3番手。自分の仕事をして、一生に一回かもしれないので隙あらば、頑張ります。

3着/犬伏湧也(SS・徳島119期)
今回成績:特8・二1・準3
G3優勝:4回(25年9月向日町記念in奈良

前を取って先行するイメージでいました。風が強かったので切らせた方が相手がキツくなると思いました。詰まったところをしっかり叩くイメージだったので良かったかなと思います。計算しながら踏み込めました。感触は、競輪祭に比べると良くないですが、寒い中でもやれている感じがあります。

(決勝は)自力。優勝を目指して頑張るだけです。

12Rレース結果

※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催

***************
【最終日・12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/山口拳矢(S1・岐阜117期)
3/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
4/町田太我(S1・広島117期)
5/小川勇介(S1・福岡90期)
6/星野洋輝(S2・福島115期)
7/犬伏湧也(SS・徳島119期)
8/大川龍二(S1・広島91期)
9/清水裕友(SS・山口105期)

注目の並び想定は
4町田-1松浦-8大川
2山口-3松谷
7犬伏-9清水
5小川
6星野

決勝は、町田太我の番手に松浦悠士、3番手には大川龍二が付く地元広島の3車ライン。
山口拳矢には松谷秀幸が付く岐阜と神奈川の即席2車。
犬伏湧也の後ろを清水裕友が回る徳島山口ライン。
小川勇介星野洋輝は単騎の競走となった。

シリーズ唯一の3連勝で決勝進出を果たし、仕上がり万全と話す町田が松浦と大川を連れ主導権を握ってくるか。そうなると広島勢に好機到来して上位独占も。地元記念初Vを目指す町田や、松浦の5回目の地元記念Vも視野に入る。しかし後方から鋭く伸びてくる山口や近況仕掛けの早い犬伏が巻き返せば、混戦ムードも高まっていく。好メンバーとなった今年最後のG3決勝、発走予定は16時20分です。

***************
【過去の広島競輪グレードレース・プレイバック】
2024年12月広島記念G3in玉野
優勝:松浦悠士
2023年12月広島記念G3in玉野
優勝:山田庸平
2022年12月広島記念G3
優勝:松浦悠士
2021年12月広島記念G3
優勝:松浦悠士
2020年12月広島記念G3
優勝:野原雅也
2019年12月広島記念G3
優勝:岡村潤
2018年12月広島記念G3
優勝:松浦悠士
2017年12月広島記念G3
優勝:村上博幸

***************
【レインボーカップA級ファイナル・レポート】

最終日の第11レースにて開催。前検日の9選手コメントを要チェック。
(P-Navi編集部)

閉じる

競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票