【広島競輪G3】松浦悠士が地元記念完全V!

2021/12/12(日) 20:20

【広島競輪G3】松浦悠士が地元記念完全V!

2021年12月12日

広島競輪G3(最終日)
開設69周年記念「ひろしまピースカップ」

広島の海の玄関口・広島港と黄金色に輝く海を眺められることから由来のある黄金山を望む場所に立地するチャリロトバンクひろしま(広島競輪場)。12月9日から開催された開設69周年記念「ひろしまピースカップ」は2年ぶりの有観客で行われ、場内はBMXやスケートボード、パルクール教室などのイベントが模様され、子供連れの観客が多く集い賑わいを見せていた。
最終日の決勝には、広島所属の松浦悠士を筆頭に、町田太我、池田良、三登誉哲の4名が勝ち上がる活躍ぶり。連日地元ファンの声援を受けた地元4名が連携して、和田健太郎や野原雅也らを迎え撃つかたちとなった。
レースは野原の先行を最終2コーナーで町田が捲り切ると、ゴール直前で町田を差し切った松浦が優勝。地元記念は2回目の制覇で、今回は完全優勝と貫録を見せつけた松浦に、場内は大きな歓声が沸き起こった。

【最終日・12R=S級決勝】
1/和田健太郎(SS・千葉87期)
2/松浦悠士(SS・広島98期)
3/野原雅也(S1・福井103期)
4/大坪功一(S1・福岡81期)
5/阿部拓真(S2・宮城107期)
6/三登誉哲(S2・広島100期)
7/阿竹智史(S1・徳島90期)
8/池田良(S1・広島91期)
9/町田太我(S2・広島117期)

【レース展開】

誘導以下、9町田-2松浦—8池田—6三登、3野原-4大坪、5阿部-1和田、7阿竹で周回を重ねる。まず阿部が上昇を開始して、赤板で先頭に立つと、それに合わせるように野原も上昇。町田も前に踏むが、打鐘前には野原が前団を抑えて、町田は引いて5番手となる。ペースを上げて先行態勢に入る野原に対して、最終HS手前から町田が一気にスパート。町田は最終2コーナー過ぎに野原を捕らえて先頭へ躍り出て、最終BSを通過。町田には松浦がしっかりと続き、阿部拓真が両者を追って3番手で直線に向く。番手の松浦は後ろを警戒しつつ、粘る町田をゴール前で差し切り優勝ゴール。2着に町田で地元ワンツー決着。3着は阿部が入線した。

【広島競輪G3・S級決勝結果】
2車単2-9 230円(1番人気)
3連単2-9-5 4,580円(12番人気)
決まり手:差し-捲り


優勝/松浦悠士(SS・広島98期)
今回成績/特1着・二1着・準1着・決1着
次走出場予定/KEIRINグランプリ(12月30日)

お客さんの前で4日間1着というのはすごい嬉しい。(バンク内での)表彰式がないので、優勝した姿を皆さんに見せたいなと思っていたので、勝ったら一周多く回ろうと思っていました。(レースは)赤板で野原君がすかさず来なかったので、叩けると思って(町田)太我も行ったと思うのですが、挟まれるような形になって池田さんと三登さんには厳しい展開になったと思います。阿部君が後ろに入ったのがわかったので、中を割られてもいけないので、ギリギリのタイミングでハンドルを投げて差せたので良かったです。これで年間10V(全プロ記念を含むG3以上の優勝回数)なので、よく優勝できたなと思っています。来年は今年以上の成績をと思っていますし、引き続きいいレースをしたいですね。(グランプリに向けては)ここへ入る前にキツめの練習をしたので、しっかり調子を整えて、さらに調子を上げられるように。優勝を狙います。


チャリレンジャーの松浦、町田が地元記念でワンツー!

地元記念で決勝2着の町田太我
3番手を確保できたと思ったんですけどね。追い上げが来て、そこで焦ってしまったのが反省です。(ゴール直前まで)夢を見るくらい脚の感じは良かったです。今日は(松浦に)差されたので悔しさがあります。大声援の中で走らせてもらうのは幸せ。地元3割増しが実感できました。ヤンググランプリ2021に向けて良い弾みがつけられましたし、先行逃げ切りを目標にして頑張ります。(P-Navi編集部)

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