2019/12/15(日) 20:23
広島G3(最終日)ひろしまピースカップ
【12R=S級決勝】
1/原田研太朗(S1・徳島98期)
2/菅田壱道(S1・宮城91期)
3/岡村潤(S1・静岡86期)
4/守澤太志(S1・秋田96期)
5/橋本強(S1・愛媛89期)
6/福田知也(S1・神奈川88期)
7/坂口晃輔(S1・三重95期)
8/池田良(S1・広島91期)
9/根田空史(S1・千葉94期)
北日本2車の前受け、24・158・936・7で並びは整う。
青板4コーナー手前から根田が率いる南関3車が上昇。
そして、赤板に入り、中四国3車の外を並走。
菅田も突っ張るではないが、様子を見る。
2コーナー過ぎ、全体の動きが緩んだところで根田がスパート。
南関3車の主導権で打鐘、後ろには単騎の坂口が続く。
根田の先行で残り1周回。
最終1コーナー、7番手に置かれた原田が捲りを放つ。
しかし、なかなか北日本2車も乗り越えられない。
最終BS、依然として根田がハイペースで逃げる。
3コーナーで原田はようやく菅田を乗り越えるが、2センター過ぎに坂口の牽制で外に浮く。
最後の直線、根田を追走していた岡村が勝負所と、一気に踏み込む。
そして、ゴール線手前で差し切って、岡村が1着。
2着は中団キープ、最後は外から追い込んだ菅田。
3着は内を締めながら岡村マークの福田となった。
岡村は2016年6月の別府記念以来、2回目のG3制覇。
優勝インタビュー・表彰式でも終始、笑顔が絶えなかった。
優勝/岡村潤(S1・静岡86期)
もう次(2回目の記念優勝)はないと思っていた、素直に嬉しいですね。
今日の決勝のメンバーで自分が一番年上だったので。
ゴールした時はみんなが気を遣ってくれたのかなって(笑)。
原田君の気持ち次第だと思っていたけど、先行になるかなと。
根田には何回もついているし、踏み上がる感じも分かっていた。
それにしても、今日は根田が強かった。
ブロックの準備をしていたけど、後ろを見ても誰もこなかったですからね。
最後は坂口がきているのは分かっていたし、菅田も踏み込んでくるだろうと。
福田のコースを考える余裕もありました。
ラインのおかげで、小さなチャンスをモノにすることができましたね。
前回の別府記念(2016年)も3番車で、レース前は勝手にプラス思考で(笑)。
別府で優勝してからも自分はできることをシッカリやろうと、それはラインとして機能させること。
そういう気持ちで練習もやってきました。
毎年、11〜12月は調子が良いので、それも再確認できた。
【9R=レインボーカップA級ファイナル】
1/今岡徹二(A1・広島111期)
2/相川永伍(A1・埼玉95期)
3/鷲田幸司(A1・福井92期)
4/中村圭志(A1・熊本86期)
5/谷口遼平(A1・三重103期)
6/尾形鉄馬(A1・宮城107期)
7/小川丈太(A1・徳島111期)
8/伊東翔貴(A1・福島100期)
9/伊藤成紀(A1・大阪90期)
機動型が多く揃ったA級ファイナル。
86・3・5・2・14・7・9の“超細切れ戦”で、周回を重ねていく。
赤板突入前、単騎・相川が5番手から動く。
まずは前受けの伊東ー尾形ラインを押さえる形に。
だが、すかさず地元・今岡も叩いていく。
そして、今岡ー中村が主導権を奪ったところで打鐘。
今岡の先行で最終HSを通過。
9番手から伊藤も巻き返しを図る。
前団との差を詰めていく伊藤だが、鷲田と相川に合わされる形に。
そこで大きく開いた内へ切り込んでのイン捲り。
最終BS、伊藤は今岡ー中村ラインとの差も詰めていき、2センターで捲り切る。
最後の直線勝負は横に広がった接戦に。
それでも、伊藤が押し切って、真っ先にゴールラインに駆け込んで1着。
2着は4コーナーから伊藤に切り替えた相川。
3着は後方に置かれながらも最後は大外を踏んだ谷口となった。
このレース前、伊藤と相川は来期級班がA1。
3着以内が特昇の条件であったところでの勝負駆けが実った。
1着/伊藤成紀(A1・大阪90期)
意識(特昇)はせえへんかったですね。
まぁ、走るからには1着を狙うていくという部分だけ。
内へいく前提では走ってへんかったけど、ああいう流れやったんで。
A級で1年、シッカリ力をつけてからやと思っていた。
もちろん、S級はレベルが高い。
せやけど、A級もレベルも低い訳じゃないし、強い若い子もたくさんいた。
勉強することはホンマにたくさんありました。
今日のレースも9番手から1人で一気に捲り切れば、S級でも自信を持って戦えるなと。
昨日よりも今日、今日よりも明日、そういう向上心でS級でも走っていきます。
2着/相川永伍(A1・埼玉95期)
厳しいレースだったけど、自分から動いてレースを作れた。
最後はみんな外から捲ってくるだろうと。
とりあえずはS級が決まって良かったです。
3着/谷口遼平(A1・三重103期)
もっと溜めてからいけば良かったです。
んーっ、単騎は難しいですね、中途半端でした……。(P-Navi編集部)