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京王閣競輪G3(準決勝)レポート【決勝進出の9選手コメント】

2025/10/04(土) 20:15 0 3

2025年10月4日 京王閣競輪
開設76周年記念「ゴールドカップレース」G3(3日目)


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【10R=S級準決勝】
赤板過ぎに岩本俊介小川賢人を突っ張りと、打鐘で土生敦弘岩本俊介をかわす。新田祐大も上昇して、最終HS前に土生をおさえて先頭に立つと、そのまま先行態勢に入っていく。3番手に土生、5番手に岩本の隊列で最終HSを通過。最終2コーナーから岩本が捲りに出るも、3番手外までで不発。新田マークの小倉が鋭く差し切り1着。2着は逃げた新田が粘る。岩本マークの和田健太郎は最終4コーナーからうまくコースを突いて3着に届く。

1着/小倉竜二(S1・徳島77期)
今回成績:一4・二4・準1
G3優勝:8回(21年5月前橋

新田祐大は)いつも以上に積極的でしたね。バックも踏み直していて、捲られないなと感じて、強いですね、グランドスラマーに付いていて、凄みを感じました。雨だったので、前が有利だし番手にとっても前々がいい。コンディションも全ての面で優位になったかなと。記念は勝ち上がりが厳しいし、準決勝をどうにか突破できたらいいかなと思っていましたが、1着までいけるとは夢にも思っていなかったです。(新田の)まさかの抑え先行、すごかったです。

(決勝は)大川(龍二)君の後ろ。

2着/新田祐大(S2・福島90期)
今回成績:一1・二1・準2
G3優勝:14回(24年8月松山

小倉(竜二)さんが番手ということもあり、土生(敦弘)は動きづらかったと思うし、岩本(俊介)さんもタイミングが狂ってしまい厳しいかなと思っていましたが、ライン2車で、心強い小倉さんが付いてくれて、残り1周からは気合いを入れて踏み込むことができて良かったです。今日は、初めての小倉さんとの連携ということもあり、すごく気合いが入りました。開催が続き、万全な状態で挑み続けるのとは難しい。あと1走、気を引き締めて、万全な状態になるように作り上げたいでです。

(決勝は)菅田(壱道)君の後ろ。番手。

3着/和田健太郎(S1・千葉87期)
今回成績:特2・二1・準3
G3優勝:5回(25年7月京王閣

(最終3〜ゴールまで)難しいコースどりだったのですが、不発になりましたが岩本(俊介)君がしっかり仕掛けてくれたので。結果だけ見ると、(京王閣は)相性がいいのかもしれませんね。状態はそんなに良くないのですが、前の選手の頑張りに尽きると思います。

(決勝は)和田(真久留)君の後ろ。

◆10Rレース結果

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【11R=S級準決勝】
赤板過ぎに梁島邦友脇本雄太をおさえると、3番手に室井蓮太朗、5番手に菅田壱道で脇本は引いて7番手の態勢で打鐘を通過していく。梁島の先行で、3番手の室井が仕掛けるが、梁島マークの一戸康宏がけん制。そのまま一戸が抜け出すが、大外を菅田は捲りで迫り、最終4コーナーを先頭で回る。7番手から脇本も捲り追い込むが、菅田が押し切り1着。2着に脇本、菅田マークの守澤太志が3着に入った。

1着/菅田壱道(S1・宮城91期)
今回成績:特1・二2・準1
G3優勝:4回(22年7月福井

(最終BSは)車間をつめた勢いでいけて、脇本(雄太)君が見える前にいって1着が取れているので良かったです。ワッキー(脇本)はこの展開でも、昨日のようにすごいスピードでくるので、その動きを見てからというより自分のタイミングで仕掛け、行かれたら仕方ない感じでした。昨日、一昨日と積極性を欠くレースだったのですが、今日は2コーナーで仕掛けて押し切れているので、今日が一番いいレースだったと思います。

(決勝は)自力自在です。北日本から優勝者を出せるように頑張ります。

2着/脇本雄太(SS・福井94期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特8・二1・準2
G3優勝:16回(24年9月京都向日町

今日は、切らせて後ろから、タイミングで行ければしっかり対応してと思っていましたが、打鐘からのけん制や詰めた勢いもあり、スピードが定まらない感じがあり、少し悩んでしまいました。室井(蓮太朗)君の動きは見えていたのですが、だいぶ外を走り金網の方まで行ったのを見て、内か外かで悩んでいるうちに前が遠くなってしまいました。状態をキープしながら、いつも通りに頑張ります。

(決勝は)単騎。

3着/守澤太志(S1・秋田96期)
今回成績:一5・二1・準3
G3優勝:5回(25年6月別府

今日が一番感触が良かったです。日に日に良くなっていると思いますが、脚力負けしていますね。あわよくば、(菅田)壱道君を抜ければ良かったのですが、脚力差です。今年、記念の決勝は別府しか乗れていない。乗れただけでラッキーなので、しっかり前に付いていけるようにですね。

(決勝は)北日本の3番手。

◆11Rレース結果

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【12R=S級準決勝】
和田真久留が赤板過ぎに眞杉匠をかわして先頭に立つと、松浦悠士が上昇して赤板2コーナーで和田を叩き、そのまま先行態勢に入っていく。7番手の眞杉は打鐘後2センター付近から仕掛けると、逃げる松浦を最終2コーナーでとらえていく。松浦は眞杉マークの寺沼拓摩をけん制して、両者とも大きく後退。その間隙を縫って最終BSで内から抜け出した和田が、逃げる眞杉を追いかけ、ゴール前でとらえて1着。2着に眞杉、最終BSで和田を追う形から大川龍二が3着に入った。

1着/和田真久留(S1・神奈川99期)
今回成績:一2・二2・準1
G3優勝:3回(25年3月四日市

今日は、車番的に前か中団からの組み立てと思っていましたが、スタートでスリップしてしまい、他のラインに前を取られてしまいました。道中も最悪の展開。(最終BSは)良くない判断がいい方向に向いてしまった感じですね。眞杉(匠)君は最終HS前から踏み込んでいる中で、自分が脚を使ったのは最初に抑えたくらいで、その分、サラ脚だったので。(身体の)コンディションは昨日の方が軽く感じました。バンクは今日の方が重いと感じました。

(決勝は)眞杉(匠)君の番手。平塚のオールスターで大事な局面でお世話になっています。なんとかサポートできるようにと思います。

2着/眞杉匠(SS・栃木113期)
今回成績:特5・二4・準2
G3優勝:5回(25年8月西武園

(打鐘過ぎ)前に追いついたところで行こうと思ったのですが、自転車がでなかったです。頭の中では、もっと早く出切れるはずだったのですが、実際には相当もこもこしていました。ダメですね。実戦で自転車とマッチしていない感じですね。自転車は毎日調整していますし、乗り方も意識しながらローラーに乗っていますが、噛み合わない感じがします。

(決勝は)自力。関東の流れが悪いですが、優勝を目指して頑張ります。

3着/大川龍二(S1・広島91期)
今回成績:一3・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:5回目(23年4月武雄以来)

松浦悠士が)前に出てからは、駆けながらどうするかだったと思います。松浦君もケガあけで積極的にいきたかったと思います。(最終HS過ぎは)眞杉(匠)君が止まりそうにないスピードで、その番手か3番手の位置に行こうと思ったのですが。もう少し判断早くできればと、反省します。松浦君が積極的に行ってくれたからこそ、自分の着があるので、ラインの大切さを考えていきたいと思います。身体は元気ですが、イレギュラーなことが起きた時の冷静さや落ち着きなどのメンタルがまだまだなので、しっかり身に付けていきたいと思います。

(決勝は)自力自在です。以前、武雄記念で脇本(雄太)君に付いたことがあるのですが、小倉(竜二)さんを付けてその後ろは違うと思ったので。中四国2人でやります。

◆12Rレース結果

※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催

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【最終日・12R=S級決勝】
1/眞杉匠(SS・栃木113期)
2/守澤太志(S1・秋田96期)
3/脇本雄太(SS・福井94期)
4/小倉竜二(S1・徳島77期)
5/和田真久留(S1・神奈川99期)
6/大川龍二(S1・広島91期)
7/菅田壱道(S1・宮城91期)
8/新田祐大(S2・福島90期)
9/和田健太郎(S1・千葉87期)

注目の並び想定は
1眞杉-5和田真-9和田健
7菅田-8新田-2守澤
6大川-4小倉
3脇本(単騎)

決勝は、眞杉匠の番手に和田真久留、その後ろに和田健太郎が付く関東と南関東の3車ライン。
菅田壱道の後ろには新田祐大守澤太志の順でまわる北日本の3人。
大川龍二には小倉竜二が付ける中国四国の2車。
脇本雄太は単騎の競走となった。

連日積極的にレースを動かす眞杉が主導権を握る作戦に出るか。仕掛け次第では連携する南関東の2人に展開が向くことも。しかし、ライン3車で2日目までの競走を反省し攻めの姿勢を見せそうな菅田も積極的に仕掛けてきそうで、そうなれば新田にチャンスが生まれそうで混戦模様だ。また、単騎となった脇本も一気の巻き返しは十分で、その動向は注視が必要だろう。次は寛仁親王牌という選手も多く、次戦に弾みを付けるのはどの選手か。大注目の決勝は16時20分発走予定。

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◆直近の京王閣競輪レースレポート

2025年7月京王閣G3
優勝:鈴木竜士
2025年7月京王閣G3ナイター
優勝:和田健太郎
2024年10月京王閣G3
優勝:犬伏湧也
2023年10月京王閣記念G3
優勝:新田祐大
2023年8月大阪・関西万博協賛G3
優勝:田尾駿介
2022年11月京王閣記念G3
優勝:宿口陽一
2021年5月日本選手権G1
優勝:松浦悠士
2021年5月ガールズケイリンコレクション京王閣ステージF2
優勝:佐藤水菜
2020年10月京王閣記念G3
優勝:平原康多
2019年10月京王閣記念G3
優勝:和田健太郎
2018年5月京王閣競輪G3
優勝:平原康多
2017年5月日本選手権G1
優勝:三谷竜生
2017年5月ガールズケイリンコレクション京王閣ステージF2
優勝:長澤彩

(P-Navi編集部)

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