2025/10/07(火) 06:00 0 0
7日から開幕する「富山競輪ファンクラブ杯CTC杯(FI)」。12RではS級初日特選が行われる。
レースのカギを握るのは志田龍星ー山口拳矢の地元中部コンビだろう。前を回る志田は前々走の地元記念で初日、2日目とらしさ溢れる積極的な仕掛けで連日確定板入りを果たし、前走の共同通信社杯競輪(GII)では二次予選で敗退喫するも3日目の負け戦でS班郡司浩平に迫り2着に食い込むなど見せ場は十分に作った。6月の大垣競輪以来1着が無いのがやや気がかりではあるが、積極的な仕掛けが持ち味の志田にとって33バンクの富山は決して悪くない条件のはず。ここで立て直しを図りたいところ。
その志田の番手を回る山口は年明け1月に連続優勝を飾るもその後はやや成績が低迷。しかし8月の当地GIIIで優勝を飾るとその後はオリオン賞で1着、西武園記念では3連勝で決勝へ勝ち進むなどかなり本来のパフォーマンスが戻ってきたように映る。さらに前走の松阪競輪決勝では3番手に位置を巡って松岡辰泰との奪い合いとなるがここを譲らずに確保すると、最終2コーナーから強烈な捲りを仕掛け、番手の大洞翔平も連れ込む圧巻の走りで優勝を決めた。現在の賞金的にグランプリ出場のためにはほぼGI優勝が必須。大舞台で一発逆転を決めるためにもここでしっかりと勢いをつけていきたい。
その地元コンビの脅威となるのが東矢圭吾だ。昨年までS級での優勝は1回しかなかった東矢だが、今年はすでに3回の優勝を果たすなどメキメキと力をつけている。前走の小倉競輪では浅井康太、取鳥雄吾が3番手を奪い合っているのを尻目にマイペースに持ち込むと後続が迫ってこれないまま最後の直線を迎え、見事に番手の園田匠とワンツーを決めた。直近4か月のバック数は12本とこちらも志田と同様の積極型。番手に付く中国屈指の強豪マーカー岩津裕介とのワンツーを目指して今日も積極的に仕掛ける。
山岸佳太ー和田圭の即席コンビも侮れない。他地区ながら直近1年で3度連係しているこの2人だが、そのうちワンツーが1回、ワンスリーが1回と連係相性は悪くない。積極型の志田、東矢がやり合うようならキレイに捲り一撃! というのも大いにあり得る話だ。
今開催の行方を占う重要な一戦、好スタートを決めるのはいったい誰になるのか。
★富山競輪12R・S級初日特選は16:08発走!
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また、11RのS級予選には西田優大が登場する。
7月の小松島記念で123期一番乗りとなるGIII制覇、8月のオールスターではGI初出場を果たすなど近況は充実した内容の西田。前走の大宮競輪では初日、3日目と500バンクでもお構いなしに果敢な先行勝負で2勝を挙げ、唯一敗れた準決勝も酒井雄多に先捲りを打たれて苦しい外並走になるも最後まで食らいついての5着で十分負けて強しといえる内容だった。
このように高い先行力が持ち味ではあるがレースセンスも備えている。9月の岐阜記念二次予選では最終ホームで松井宏佑に叩かれるも、杉森輝大を捌いて番手を奪取するなどヨコの巧さ・センスという点もこの選手の特徴としてチェックしておきたいところ。
迎えた今開催、11月の競輪祭、年末のヤンググランプリで活躍するためにも予選クラスでは躓いていられない。今日は唯一のライン3車というアドバンテージを活かした積極的な走りに期待したいところ。
★富山競輪11R・S級予選は15:32発走!
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