2025年5月12日　平塚競輪
開設75周年記念「湘南ダービー」G3（3日目）
※ナイター開催

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【10R＝S級準決勝】
赤板で緒方将樹が道場晃規を突っ張り、緒方はそのままペースアップして熊本ラインが主導権取りに出る。打鐘過ぎ4コーナーから7番手の犬伏湧也がスパートすると、南修二との連携は崩れる。犬伏は最終2コーナーで熊本ラインを飲み込むと、緒方の番手から松本秀之介が切り替えて犬伏を追う。粘る犬伏を松本が直線で捕え、松本後位から松岡辰泰が差し切り1着。2着松本で九州ワンツー。犬伏が3着。

1着／松岡辰泰（S1・熊本117期）
今回成績：一1・二3・準1
G3優勝：0回
G3決勝：8回目（24年6月奈良以来）

（初手は）スタートを全力で取りました。（最終HSで）もう来ていたので、犬伏さんは止まらないなと。でも、行ってほしいタイミングで（緒方）雅樹と（松本）秀之介が行ってくれたので、ラインの力で1着が取れました。秀之介の捲りを差せているので脚の状態はいいと思います。（同期連携で）結果も付いてきて良かったです。

（決勝は）秀乃介の後ろ。番手。

2着／松本秀之介（S1・熊本117期）
今回成績：一1・二1・準2
G3優勝：0回
G3決勝：3回目（23年12月別府以来）

（並びは緒方）雅樹さんが前で、まっちゃん（松岡）も今回は自分が良さそうだということで番手に。まっちゃんが後ろで振ってくれたのは見えたけど、次に動こうとした時に、(犬伏は)スピードに乗っていたので、止めづらかったです。でも前が頑張ってくれたので、しっかり追いかけてワンツー決めようと踏みました。3走して今日も自力ではないですが、外を踏んでからは追いつけたし、最近の中ではいいです。九州の中から優勝者を出せるように頑張ります。

（決勝は）自力。

3着／犬伏湧也（SS・徳島119期）
今回成績：特1・二1・準3
G3優勝：3回（24年10月京王閣）

中団からフタされないように意識しながら、行きたいところで緒方君が仕掛けたので、詰まったところから行こうと思いました。南さん、三谷さんも付いてくれていたので、ワンツースリーを決めたかったですね。平塚が軽いのもありますが、今日のレースも久々にいいスピード感で捲れたので、そこは収穫です。

（決勝は）自力。精いっぱい頑張ります。

10Rレース結果

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【11R＝S級準決勝】
赤板過ぎに板垣昴が岩本俊介を抑えると、5番手から一丸尚伍が仕掛けて打鐘で先頭に立つ。4番手に山口拳矢が続き、8番手になった岩本は最終HS前から仕掛けていく。岩本が最終BS過ぎに逃げる一丸に並びかけると、両者の外を山口が捲りで一気に抜け出していく。山口が押し切り1着。一丸マークから園田匠が直線伸びて2着。捲った岩本が3着に入った。

1着／山口拳矢（S1・岐阜117期）
今回成績：特7・二1・準1
G3優勝：3回（25年1月立川）

（初手は）九州の後ろから。慌てても仕方ないので、内も盛り返しているのも見えたので注意しながらという感じでした。昨日の方が、感触的には良かったですね。踏み出しというか、乗ってからが良くないです。メンバーと展開次第で、何とかうまく走れたとは思います。（明日に向けて）ケアだけします。

（決勝は）自力です。

2着／園田匠（S1・福岡87期）
今回成績：一3・二4・準2
G3優勝：3回（16年5月宇都宮）

（一丸尚伍は）初連携でしたけど、長い距離を踏む脚質なのは分かっていたので、自分もそっちの方が得意。いいレースはできたのかな。もう少し僕がうまくけん制できれば面白かったとは思います。（山口）拳矢君が思ったよりも速いスピードで来ましたね。（一丸は）このレースでしっかり戦ってくれたので、次また連携するときは返したい。後ろを固めてくれたのも大きいので感謝です。岩本（俊介）君を抜けているし、新車の感覚も楽に流れています。

（決勝は）熊本勢に。3番手。しっかり九州で連携していきたいと思います。

3着／岩本俊介（SS・千葉94期）
今回成績：特3・二1・準3
G3優勝：5回（24年3月伊東温泉）

一丸（尚伍）君たちは中団から切ったところを先手打ちたいだろうと思ったので、前受けからスピード次第で突っ張るかどうか決めようと思いました。想定通りで、しっかり仕掛けるのが今日のテーマ。かなり真価が問われるところだったので、よく越えられたと思うし、仕掛けられたのが良かったとは思います。一番脚がある（山口）拳矢君が脚を使っていない展開だったので、そこまでは面倒をみきれませんでしたが、そのあとはよく粘れました。負けましたが、名古屋の初日くらいの感触はあったので。拳矢君と園田さんが強かったです。修正点は特になく、脚の感じもいいですね。

（決勝は）南関東の4番手。

11Rレース結果

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【12R＝S級準決勝】
赤板で深谷知広が坂本貴史を突っ張ると、坂本は南関東ラインの4番手に入る。深谷がそのまま先行態勢に入っていくと、打鐘過ぎに6番手の北津留翼がスパート。北津留の捲りは深谷マークの郡司がけん制で不発。北津留マークの松岡貴久は南関東ラインの後位に入る。上野雅彦も仕掛けるが、前団には届かず。深谷マークから郡司が差し切り1着。4番手から松岡も伸びてくるが、2着は逃げた深谷が粘り、3着も和田真久留で南関東ラインの上位独占が決まった。

1着／郡司浩平（SS・神奈川99期）
※チャリレンジャー（スポンサード選手）
今回成績：特4・二1・準1
G3優勝：24回（25年4月川崎）

深谷（知広）さんは、駆ける前からいいペースだったので、（後ろからの仕掛けに）合わせられるなと感じました。捲りも来ていましたが、飲み込むようなスピードではなかったのでね。深谷（知広）さんがいいペースで駆けてくれて、安心して付いているだけでした。コンディションは、今日が一番良かったし、気持ちも落ち着かせられて良かったです。

（決勝は）深谷さんの後ろ。番手。

2着／深谷知広（S1・静岡96期）
※チャリレンジャー（スポンサード選手）
今回成績：特2・二2・準2
G3優勝：23回（25年3月名古屋）

今日は、しっかり組み立てられました。（最終HSは北津留翼が）仕掛けてくると思いペースを上げていたので対処できました。自分のペースで行けたのは良かったですね。（体は）ダメージが溜まるのと同じくらい走る中で修正しながらきているので変わらず。しっかり準備をして走ります。

（決勝は）（南関東の）先頭で。

3着／和田真久留（S1・神奈川99期）
今回成績：特落・二1・準3
G3優勝：3回（25年3月四日市）

レースは、僕は変な動きをしないように、前がダメなら仕方がないと思っていました。（北津留翼が）初手で4番手にいましたが、坂本（貴史）に位置を取られていたので、（最終HSは）仕掛ける距離が遠かった分、深谷（知広）さんも余裕を持って合わせていたように見えました。（初日に落車で）体は痛いですが、あと1走、乗り切るだけです。

（決勝は）南関東の3番手。

12Rレース結果

※G3優勝回数の（　）は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の（　）は前回の優出開催

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【最終日・12R＝S級決勝】
1／郡司浩平（SS・神奈川99期）
2／犬伏湧也（SS・徳島119期）
3／山口拳矢（S1・岐阜117期）
4／園田匠（S1・福岡87期）
5／和田真久留（S1・神奈川99期）
6／松本秀乃介（S1・熊本117期）
7／深谷知広（S1・静岡96期）
8／松岡辰泰（S1・熊本117期）
9／岩本俊介（SS・千葉94期）

注目の並び想定は
7深谷-1郡司-5和田-9岩本
6松本-8松岡-4園田
2犬伏（単騎）
3山口（単騎）

決勝は、深谷知広の番手に準決勝同様に郡司浩平、和田真久留と並び、その後ろを岩本俊介が固める南関東の4車ライン。
松本秀乃介の後ろには、同県同期の松岡辰泰が付き、3番手に園田匠が並ぶ九州の3車。
犬伏湧也と山口拳矢は単騎の競走となった。
膝の痛みを抱えながらも、連日パワフルな自力戦でオール2着の粘りを見せる深谷知広が、決勝でも主導権を握るか。そうなると4車で結束した南関東が優位のレースを運び、郡司浩平の優勝やラインで上位独占がありそうだ。郡司は昨年8月の小田原記念、今年4月の川崎記念を制しており、神奈川の記念3連続優勝となるかにも注目だ。
また、九州勢の先頭を任された松本秀乃介が果敢に対抗してくると、混戦の可能性もあるか。さらに前走の日本選手権の悔しさを糧に、連日好気合いの犬伏湧也やケガの影響を感じさせない山口拳矢の一発逆転を狙う動向にも注意だろう。
南関東ラインが盤石のレースを見せるか、それを打破する展開となるのか。注目の決勝は、最終日20時30分発走予定。

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【過去の平塚競輪グレードレース・プレイバック】
2024年8月オールスター競輪G1
優勝：古性優作
2023年5月日本選手権G1
優勝：山口拳矢
2022年12月KEIRINグランプリ
優勝：脇本雄太
2022年5月平塚記念G3
優勝：佐藤慎太郎
2021年10月平塚記念G3
優勝：郡司浩平
2020年12月KEIRINグランプリ
優勝：和田健太郎
2019年5月平塚記念G3
優勝：松岡健介
2018年5月日本選手権競輪G1
優勝：三谷竜生
2017年12月KEIRINグランプリ
優勝：浅井康太
2017年10月平塚記念G3
優勝：柴崎淳

(P-Navi編集部)