【KEIRINグランプリ】脇本雄太がGP初制覇!

2022/12/30(金) 20:30

【KEIRINグランプリ】脇本雄太がGP初制覇!

2022年12月30日 平塚競輪

KEIRINグランプリ2022シリーズ(最終日)
KEIRINグランプリ2022(GP)

12月28日より平塚競輪でスタートしたグランプリシリーズは佳境を迎え、競輪界の年末の大一番「KEIRINグランプリ2022」が本日(30日)、争われた。28日に会場入りしたベスト9は、共同会見に臨み、指定練習や公開練習で感触を確かめ、各々に時間を過ごして決戦に備えた。年間賞金王も決まる「頂上決戦」を制するのは、どの選手なのか__。
大観衆が固唾をのむ大注目の一戦となったレースは、打鐘過ぎ3コーナー8番手から一気にスパートした脇本雄太が、前団を一気に飲み込む。ゴール前での番手・古性優作との一騎討ちを制した脇本が初のグランプリ王者となった。また、脇本は年間獲得賞金額が3億円を超える最高記録をも更新、賞金王にも輝いた。

【GPシリーズのレポート】
ヤンググランプリ2022
ガールズグランプリ2022
KEIRINグランプリ2022前検日

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【最終日11R=KEIRINグランプリ2022】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/郡司浩平(SS・神奈川99期)
3/新山響平(SS・青森107期)
4/守澤太志(SS・秋田96期)
5/松浦悠士(SS・広島98期)
6/平原康多(SS・埼玉87期)
7/新田祐大(SS・福島90期)
8/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
9/脇本雄太(SS・福井94期)

【レース展開】
KEIRINグランプリ松浦悠士が新田祐大に競りかける

KEIRINグランプリ赤板

KEIRINグランプリ最終ホーム

KEIRINグランプリ2022最終1センター

KEIRINグランプリ2022最終2コーナー

KEIRINグランプリ2022ゴール

5・松浦が3・新山の番手を狙い、3新山、5松浦、7新田-4守澤-8佐藤、2郡司、6平原、9脇本-1古性で周回。赤板で新田が番手に追い上げると、松浦は3番手を確保。新山がペースを上げて先行態勢に入るも、打鐘過ぎ3コーナー付近から脇本が捲りを仕掛ける。最終HSで守澤が3番手に追い上げるが、3番手の松浦も譲らず。脇本はぐんぐん加速していき、新山マークの新田も番手から捲りで応戦するが、脇本は最終BSで新田をかわして、古性とともに抜け出す。近畿ラインには郡司が続いて直線に向くと、脇本の番手から古性が差し脚を伸ばすが、脇本が振り切って優勝ゴール。2着に古性で近畿ワンツー。3着に郡司が入線した。

【KEIRINグランプリ2022結果】
2車単9-1 1,260円(1番人気)
3連単9-1-2 4,760円(1番人気)
決まり手:捲り-マーク

KEIRINグランプリ2022勝者脇本雄太
優勝/脇本雄太(福井94期)
次走出場予定/和歌山記念G3(1月12日~15日)

北日本4人の結束で、実質2分戦だったので、優しい展開ではない戦いを制することが出来て良かったと思っていす。
五輪を終えて、目標を競輪にし、グランプリを獲ることに意識を変えていたので、その目標が達成できてよかったです。レースは、新田(祐大)さんがどこで松浦(悠士)君を追い上げるかだったのですが、隊列が伸びたところで、新田さんの動くタイミングが見えかかったので、打鐘で仕掛けようと思っていました。打鐘の3コーナーでは、しっかりスピードが伸びきるかなと思ったのですが、最終HSで郡司(浩平)君と仕掛けがかぶりそうな気配があったり、新田さんの番手捲りも少し見えたこともあり、そこを乗り切ることができるかがポイントでした。日本選手権に近い展開と走りだったと思います。
賞金が3億円を突破した実感はないのですが、記録を作ったことは誇りに思っていきたいです。また来年1年間、責任のあるユニフォームを着るので、気を引き締めて頑張りたいです。ここしばらくは、古性(優作)君とレースを走ることが多くなってくると思うので、お互いに近畿で責任のある立場になると思います。その責任をしっかり果たしたい。
昨年はグランプリに出られず悔しさがあり、リベンジしたいと思ってきました。最高の形をとることができて嬉しく思いますし、来年のグランプリに向けて、また頑張りたいと思います。

シャンパンファイトに臨む脇本雄太

優勝カップを手に笑顔の脇本雄太

脇本雄太と競輪解説者市田佳寿浩

ファンと喜びを分かち合う脇本雄太

【最終日10R=寺内大吉記念杯・決勝】
1/松井宏佑(神奈川113期)
2/南修二(大阪88期)
3/小倉竜二(徳島77期)
4/北井佑季(神奈川119期)
5/浅井康太(三重90期)
6/畑段嵐士(京都105期)
7/神山拓弥(栃木91期)
8/佐々木豪(愛媛109期)
9/和田健太郎(千葉87期)

【レース展開】
寺内大吉記念杯打鐘手前2コーナー

寺内大吉記念杯最終ホーム

寺内大吉記念杯最終バック

寺内大吉記念杯ゴール

誘導以下、4北井-1松井-9和田、6畑段-2南、7神山、8佐々木-3小倉、5浅井で周回。まず佐々木が上がって行くが、赤板で北井が突っ張る。先手の南関東ラインに対して、畑段が番手に追い上げるが、松井も番手キープして、畑段は再度4番手に。ハイピッチで駆ける北井に、畑段が再度捲りを仕掛け、さらに南も前に踏む、最終BSで松井が番手捲り。和田がしっかりと続き、南関両者が抜け出す。松井が押し切り地元優勝、2着に和田、3着には最終BS最後方から小倉が内を進出して3着。

【寺内大吉記念杯・決勝結果】
2車単1-9 380円(1番人気)
3連単1-9-3 3,990円(9番人気)
決まり手:捲り-マーク

寺内大吉記念杯勝者松井宏佑
優勝/松井宏佑(神奈川113期)
次走出場予定/立川記念G3(1月4日~7日)

今日は、多くの観衆の前で自分のできる仕事を精一杯できたと思います。「頑張れ」という応援が多くて、皆さんの期待に応えられてよかったです。北井(佑季)さんは、どんな展開でも主導権を取ってくれると思っていたので、信頼して付いていました。結果、前受けから誰も前に出させず力強い先行で、その熱い気持ちをしっかり受け止めて優勝できました。
今年は、もう少し良い結果が欲しかったのですが、出せずモヤモヤしていました。後半はナショナルチームを辞めて、気持ちを切り替え、最近では決勝にコンスタントに勝ち上がれているので、少しずつ結果を出せてきているのかなと思います。
今年は、ホームバンクのグランプリに出る目標を掲げていましたが全然叶わずでした。来年は、もう少しグランプリ出場に近づけるように、記念を獲って、特別競輪も獲れるように頑張りたいです。

寺内大吉記念杯勝者ガッツポーズの松井宏佑

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【寺内大吉記念杯・最終日9R】

9R(S級特選)=1着:瓜生崇智(熊本109期)
初連携だったのですが、しっかり僕の仕事をできたので、よかったです。(太田海也は)ダッシュがどんな感じなのかわからなかったですが、凄く強かったです。昨日、不甲斐ないレースだったので、何が何でもしっかり仕事をして、2022年を締めくくりたい思いでしたし、昨日落車しましたが、人の後ろを回る道を進んでいくには必要な勉強だと思って臨みました。次に向け、心と身体をしっかり鍛え直していきたいと思います。


9R(S級特選)=2着:太田海也(岡山121期)
今日は、突っ張り先行しか考えないつもりでいこうと決めたので、それをやり切るだけと思いました。4コーナーから1着が取れなかったのが反省点です。前走の高松記念から9車のレースを勉強しています。自分の中で手応えを感じているので、体力を底上げしていきたいです。今年一年、経験することばかりだったので、来年はその経験を活かしてどう成長していくかが鍵になるので、一走一走の反省を活かしていきたいと思っています。(P-Navi編集部)

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