【平塚記念G3】佐藤慎太郎が今年2回目の記念優勝

2022/04/10(日) 19:45

【平塚記念G3】佐藤慎太郎が今年2回目の記念優勝

2022年4月10日平塚

開設72周年記念「湘南ダービー」(最終日)

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KEIRINグランプリ2022の開催が年末に控える平塚競輪場で行われた、開設72周年記念「湘南ダービー」。自力型の躍動でスピーディーなレースが連日展開される中、S級S班で地元地区の代表的存在である郡司浩平が、準決勝でライン上独占、通算300勝を同時に達成して決勝進出、大会連覇に弾みをつけた。
また古性優作、平原康多、佐藤慎太郎のS級S班も、巧みなレースで順当な勝ち上がり。また、後輩の気持ちに応えて好調さをアピールした山田庸平も決勝進出を果たして、好レースに期待が膨らんだ。
迎えた決勝。平原康多が打鐘で先行態勢に入り、どのラインも前に出させない走りを見せると、平原の番手から力強く抜け出した佐藤慎太郎が勝利。静岡記念以来となる今年2つ目、通算10回目の記念優勝を果たした。

3日目のレポートはこちら

【最終日・12R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/和田真久留(S1・神奈川99期)
3/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
4/山田庸平(S1・佐賀94期)
5/郡司浩平(SS・神奈川99期)
6/大塚玲(S2・神奈川89期)
7/井上昌己(S1・長崎86期)
8/神田絋輔(S1・大阪100期)
9/平原康多(SS・埼玉87期)

【レース展開】

誘導以下、5郡司-2和田-6大塚、9平原-3佐藤、4山田-7井上、1古性-8神田で周回。まず古性が上昇開始して、赤板で郡司を抑える。すぐさま山田も動いて古性をかわすと、さらに平原が仕掛け、打鐘前に九州ラインをかわして先頭に立つ。郡司も前に踏むが、3番手で内の山田と並走となる。平原がそのまま先行態勢に入ると、最終HSで郡司が外並走から仕掛けを試みるが、平原の牽制もあり不発に。郡司マークの和田も自力に転じていくが、これも佐藤の牽制により前団を捕えきれない。直線に入ると、その佐藤が平原後位から差し脚を伸ばして優勝。コースを突いて迫った古性が2着、逃げた平原が3着に粘った。

【平塚記念G3・決勝結果】
2車単3-1 4,000円(20番人気)
3連単3-1-9 7,710円(24番人気)
決まり手:差し-差し


優勝/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績/特1着・二1着・準2着・決1着
次走出場予定/武雄記念(4月23日~26日)

平原(康多)はいつも、地区が違うのに気持ちを入れたレースをしてくれて、本当にありがたいです。ゴール前、もう少し余裕があれば平原とワンツーを決められたと思うので、あれだけいいレースをしてくれた平原に対して、申し訳ない気持ちが強いです。しっかりワンツーを決める態勢で走れたのではないか、まだ未熟だと思っています。
記念を勝てない時期が続いていた中で、優勝できたことは、トレーニングや競輪に臨む姿勢などが間違いないことを再確認できた感じです。ファン一人一人の応援で頑張れていますし、いろいろな面で油断しないように頑張ります。

※ガールズフレッシュクイーンのレポートはこちら

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\最終日注目レース・ピックアップ/
【最終日・4R=S級選抜】

自信もついてきている
1着/高橋晋也(S1・福島115期)

今日は、踏み出しがワンテンポ遅れる感じがありました。前が並走していたので落ち着こうと思い、4コーナーでここしかないと一気にいきました。こうやって1着が取れたりして自信もついてきているので良かったかなと。感覚も上向きだと思うので、ダービーに向けてもしっかり頑張りたいです。

【最終日・5R=S級選抜】

出来ることを増やし
2着/小川真太郎(S1・徳島107期)

力を出し切れる方法を取りました。久しぶりに一周を全力で行ったので長かったですが、もう少し踏み直しができたらよかったです。脚の感触は良かったので、流れと自分のできることを増やしていければ、着を上げられるかなと思いました。

【最終日・9R=S級特選】

不甲斐ないレースがバネに
1着/松井宏佑(S1・神奈川113期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

蕗澤(鴻太郎)さんは先行選手なので、どこかで仕掛けると思っていました。そこをすかさず巻き返そうと思っていたので、行き切れてよかったです。準決勝は、本当に不甲斐ないレースだったので、今日は絶対に力を出し切りたいと思っていました。ライン3人で決められて良かったです。今後、大先輩の郡司(浩平)さんのように、いろいろな走りができるよう考えていきたいです。(P-Navi編集部)

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