2022/03/21 (月) 12:00 6
宇都宮競輪場で開催されている「ウィナーズカップ(GII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は本日16時30分発走予定。
予選回りの脇本雄太なら勝ち上がりで負けようがないよね! ほぼ2着争いの様相を呈してるべ! 競輪に“絶対”はないのはわかるが、ネット民の中には投資と位置付け勝負する人もいると聞く。そんな意味では脇本株は優良株なのでは(^^)v
でもよ、競輪を楽しむファンは本命党ばかりじゃねえ! むしろスケベ根性の穴党ファンがどっかに隙を見出だし、妄想を拡げ、“ハイリスクハイリターン”を目論む。オレもそっち派に属する部類か!
『優良株脇本が破れるとすれば、眞杉匠、ヨシタクに司令塔平原康多の結束になるかね!』 と戦前は展開を読んでいたが…! なんと肝心要の眞杉匠が二次予選で破れ、この目論見は消え失せた。しかも新山響平をすんなり逃がし7番手だ…。自信が過信に変わっちまったのかな…。若い頃はありがちなんだよね! オレにもそんな経験があるぞ。
さて準決勝だが、10Rは太田竜馬が寺崎浩平の出鼻を叩き、松浦悠士の楽勝。調子が良いときは展開も向くもんだべ。タマゲタのは郡司浩平がまくり不発になり、慎太郎さんのいつものコースだ!! というところを成田さんが突っ込み高配当を叩き出したこと!
11Rは世界仕様の脇本劇場、一人舞台。ただただ口があんぐりだよね。12Rはレース巧者平原康多が町田太我を逃がし想定内の展開を作り、まくり快勝かと思ったが…! 清水裕友のけん制で神山拓弥が内を突きまたまた高配当を演出した。
まずは決勝戦の並びから。⑤脇本雄太-①古性優作-⑨浅井康太の中近トリオが前受け、続いて②深谷知広-④成田和也の東日本コンビ、⑧太田竜馬-③松浦悠士-⑦清水裕友の中四国、単騎の⑥神山拓弥の順だ(⇔⑤①⑨・②④・⑧③⑦・⑥)。
深谷が切り、太田-松浦-清水と神山で逃げる。太田も連日強えし、仕上がり万全の松浦に展開は向き、そこに力で脇本が襲いかかる力車券③=⑤だよね。脇本が不発なら清水の流れ込みだし、脇本が行き切っての古性の流れ込みしか思い浮かばん。
妄想は捻りに捻ってみても…。脇本を止めたときに古性が入ってくる番手車券①=③か、そのとき内を突ける神山を絡めるぐらいかね(>_<)! ハイリスクだけど、松浦、清水、古性、神山の①③⑥⑦ボックス! あり得ないとは言い切れないが、勇気が…! 今回の妄想は厳しいよ!!
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。