2021/08/21 (土) 18:00 6
みなさんこんにちは! 110期愛知支部の佐々木恵理です。
先日、17日間行われていた東京オリンピックが終わりました。日本は史上最高数のメダル獲得となり、連日マスメディアではメダル獲得の話題を見ない日がないくらい盛り上がりました。
私自身、ほとんど見たことがなくルールがよくわからない競技や種目も、テレビで放映されているのを観戦し毎日声援を送りました。コロナ禍で延期もあり大変なことがたくさんあったオリンピックですが、競技が終わったあと対戦相手が互いを讃えあう姿を見て、改めて「スポーツっていいな、かっこいいな」と思いました。
自転車競技では、中長距離種目のオムニアムで梶原悠未選手が銀メダルを獲得しました。自転車競技の女子選手では初めてのメダル獲得です。普段見たことないような木で作られた屋内自転車競技場を走る梶原選手の姿をニュースで見た方も多いと思います。
今回のオリンピックで、普段自転車競技を見たことがない人もケイリンやスプリントなどの自転車競技を知るきっかけになったのではないでしょうか。
オリピックは各国の代表が選ばれて対戦します。代表に選ばれるための過程でも厳しい道のりを通っています。
選考、選抜といえば芸能界やアイドルでもデビューを目指すオーディションや研修生制度があります。
ハロープロジェクトでの正式メンバーのオーディション落選組が、レッスンを受けながらそれぞれスキルアップしてデビューを目指すのが研修生制度です。デビューを目指す研修生のことをハロプロ研修生といいます。
定期的に行われる研修生発表会では、歌ダンスなど日々のレベルアップが見られます。最初のオーディションがダメでも、アイドルになる夢に向かって頑張る姿に単純に胸を打たれます。途中でアイドルでない別の目標が見つかって研修生を辞めてしまうこともあります。ファンとしては悲しいし残念ですが、それは人としての成長を感じる場面でもあるように思います。
オーディションといえば、なわとびダンスが大流行したNiziUですね。朝の情報番組でもオーディション映像が放送され、候補生が頑張る姿に背中を押された人も多かったと思います。アイドルとして歌やダンスの成長を見るのはもちろん、人間性の成長を見守るのも面白いです。
オーディションを争うライバルなのに、苦手なところを教え合ったり協力し合う仲間の絆も見どころの一つです。しかし、そこは厳しいオーディションの世界。仲の良かった候補生が脱落してしまうなど、厳しい現実もあります。
また、プロデューサーからのユニークなコメントや評価も話題になりました。自分がプロデューサーならどういう言葉をかけるか考えた人もいるはずです。
有限な時間のなかで、目標に向かって頑張る人やその人の人生を応援するのは、自分にとっても刺激になります。もちろんデビューが決まって終わりではないですし、これからもメンバーの成長は続きます。成長を見守る期待と、こうなって欲しいという願いの両方を込めてメンバーを見守り応援を続けたいですね。
自転車競技トラック種目では、ナショナルチームが一丸となって合宿や日々の練習を頑張る姿を個人のSNSやネット記事で見ることができました。重りが何個ついているかわからないくらい重量のウエイトトレーニングの様子や、すごいスピードのバイク誘導の様子など、驚きの練習の一部を垣間見ることができました。
今回東京オリンピックに出場した小林優香選手と、オリンピックを目指すナショナルチームに所属する太田りゆ選手について紹介したいと思います。
・小林優香選手 ガールズケイリン3期生(福岡支部所属)
東京オリンピック女子スプリント、女子ケイリンに出場しました。スプリント予選では日本新記録を出しました(200mタイムトライアルで10秒711)。
小林選手は、ロンドンオリンピックの男子チームスプリントをテレビで見たことで、自転車競技での東京オリンピック出場、金メダル獲得を目標にし、ガールズケイリン選手を志します。ガールズケイリンの第一線で活躍し、ナショナルチームに入りました。
先日のオールスター競輪「ガールズドリームレース」は、東京オリンピックから中2日で参戦しました。疲れもある中、気迫のこもったレースを見せてくれました。
2024年のパリオリンピックを目指すかはわかりませんが、ガールズケイリンでもたくさんの記録と記憶を作ってくれるでしょう。
・太田りゆ選手 ガールズケイリン6期生(埼玉支部所属)
競輪学校在学中にナショナルチームのセレクションがあり、日本代表ヘッドコーチのブノア・ベトゥに見いだされオリンピックを目指しました。東京オリンピックでは惜しくもリザーブ(補欠)で出場できませんでしたが、現在は3年後に開かれるパリオリンピックを目指しています。
このネットケイリンでもコラムを連載しているのでそちらを読んだ方が太田選手のことがよくわかると思います。私は太田選手のコラムを読んで人柄や感じていること、考えてることを知って太田選手の事をさらに応援したくなりました。ぜひ連載中のコラムを読んでみてください。
アイドルでもアスリートでもはっきりと目標がある中で本気で頑張っている人を応援するのは面白いし、応援しがいがあります。厳しい世界を戦っていく姿は美しくもありかっこいいと思います。競輪も競技のケイリンもどちらも魅力的で見応えがあり面白いです。応援することを楽しみましょう!
それでは、より楽しい競輪ライフを! 次回更新をお楽しみに!
佐々木恵理
Sasaki Eri
愛知県豊橋市出身。大学卒業後、システムエンジニアとして社会人を経験し、テレビ番組でガールズケイリンの存在を知って競輪選手を志願。T-GUP(豊橋ガールズケイリン育成プロジェクト)を経て、2016年に名古屋競輪場でレースデビュー、初勝利。アイドルと競輪を愛する、アイドルヲタクレーサー。