2022/04/19 (火) 12:00 5
みなさんこんにちは! 110期愛知支部の佐々木恵理です。
いよいよ4月です!もう暖かいを通り越して初夏ですね。新年度ということで気持ち新たに頑張りたいと思います。
私は、アイドル以外に毎日楽しみにしている好きなことがあります。ヒントは、『ほぼ毎日やる』『半年に1回変わる』『1回15分』です。
はい!シンキングタイム!
…答えは、NHKの朝の連続テレビ小説(通称:朝ドラ)です。老若男女たくさんの人に愛され60年以上続いており、SNSも感想コメントで盛り上がっています。
今回は、『朝』をテーマにコラムをお届けしたいと思います。
私が朝ドラを見始めたのは、今から16年ほど遡り、高校生の頃に好きだった女優の宮崎あおいさんがヒロインをつとめた『純情きらり』からです。好きな女優さんが出るのはもちろんですが、地元豊橋の近くである愛知県岡崎市が舞台になることを知り興味を持ちました。もともと母が朝ドラ好きで、それまでは見たり見なかったりでしたが、本格的に興味を持ったのはここからです。自分でも驚きますが、当時は1日3回見ていました(朝、最初にBSで見て、地上波のNHKで2回目を見てから学校に行き、BSの夜の再放送で3回目を見る)。
これをきっかけに、毎日朝ドラを見るのが習慣になりました(流石に1日3回見ることは無くなりましたが)。
競輪のレース参加中でも時間が合えば毎日見ますし、他に朝ドラを見ている選手と一緒にテレビを囲むこともあります。ずっとやっているだけあって視聴者が多く、共通の話題になりますね。競輪学校時代、時間の制約がある中でも毎回続けて全て見れるのは朝ドラくらいだったので、見ている生徒は多かったです。
何故、16年以上ずっと朝ドラを見続けることができているのか、理由を考えてみます。
①ストーリーが面白い
ドラマのヒロインの成長とひたむきに生きる姿にとにかく勇気つけられます。私が競輪学校生の時にやっていた『あさが来た』で、幕末から明治の大転期に女性事業家として悪戦苦闘しながらヒロインが活躍する姿には本当に背中を押されましたし、毎日の楽しみでした。毎朝エネルギーをもらえるのは、朝ドラの醍醐味です。
②15分だけ
忙しい中でも生活の隙間時間や、ながら時間で構えないで見ることができます。普通のドラマは1時間程度で拘束時間が長いですが、15分となれば格段に見やすさが増します。また、習慣になれば時計代わりの感覚で見ることができます。
③朝昼夜、生活スタイルに合わせて見られる
「朝ドラ」とは言っても、朝以外にも放送されています。生活スタイルに合わせて見やすい時間帯から選んで見ることもできます。最近はオンデマンドの見逃し配信もあるのでかなり便利で自由です。
ミッドナイトの開催は昼前まで寝ている選手が多い中、私が必ず朝起きるのは朝ドラを見るためです。朝ドラのおかげで、ミッドナイト開催でも毎朝起きて健康的な生活が出来ています。また、開催などで忙しいときはオンデマンドで見たり、土曜日のまとめ放送を見たりと、自分の生活スタイルに合わせて見ることもできます。
朝ドラは単純に面白いだけじゃなく、視聴者が見やすい、また明日も見たくなる仕掛けや仕組みがあるように感じました。
私の好きな朝ドラの魅力、好きな理由が伝わったでしょうか? このように、朝ドラには、老若男女問わず多くの人に愛され60年以上も長く続く魅力があると思いました。
朝つながりでモーニング競輪のお話をしようと思います。
最近は、朝早くからレースがスタートするモーニング競輪の開催が増えてきたように思います。ファンの多様な生活スタイルに合わせた開催です。
第1レース発走時間が通常の昼に行われる競輪に比べて2時間ほど早く、朝をメインとした競輪開催です(モーニングは8時30分から9時、通常は10時30分から11時に第1レースが発走)。
モーニング競輪はF2開催のみで行われており、7レース制(通称:モーニングセブン)または12レース制です。7レース制では11時頃、12レース制では14時30分頃に開催終了します。
レースの時間が早くなれば、選手の起床時間やウォーミングアップの時間は早くなります。とにかく朝が早くて、1レースなら5時前くらいに起床する選手が多いと思います。朝食は宿舎食堂で5時頃から食べられますが、朝食を食べずに選手売店で買っているエネルギーゼリーなどで済ます選手もいます。通常のレースよりも全体的に2時間くらい早く動く感覚です。
朝早く始まるぶん午後にたくさん時間があるので、レース終了後はゆったり過ごすことが多いです。ゆっくり昼食を食べたり、自転車を整備したり、好きなことをして過ごします。昼寝をすることも多いですが、昼寝をしすぎると夜に寝付きが悪くなるので注意が必要です(と、言っても思った以上に寝ちゃうのですが...)。午後5時から7時くらいの間に夕食を食べ、その後早めに就寝します。
ゆったりした時間を過ごせるという理由からモーニングが好きな選手もいます。普段の生活スタイルは選手に任せられているので、朝が早いから苦手という選手もいますが、事前に生活を朝型にして対策したりと、工夫してレースに臨む選手もいます。逆に朝練が習慣化している選手は、モーニングでもいつもと変わらない生活だから得意という選手もいますし、本当に選手それぞれです。選手のコメントでも発言している場合があるので注目してみるといいでしょう。
競輪場の開門時間は、10時が基本ですが、モーニングの1レースが始まる前から開門する競輪場もあります。朝早くからファン皆さんの姿が見られると賑やかで嬉しいですし、声援を頂けると励みになります。
モーニング競輪は、通勤時間のちょっとした隙間時間や、早朝のお仕事がひと段落した休憩時間に楽しみやすいように思いました。朝から生活スタイルに合わせて競輪が楽しめるのは良いですね。
朝ドラも朝昼夜の放送があるように、競輪もモーニングからミッドナイトまであります。競輪はほぼ毎日ありますし、ファンのみなさんの生活に合わせて朝から夜まで競輪が楽しめるようになったのだと思います。
今回紹介したモーニング競輪も含めて、みなさんの生活スタイルや時間帯で競輪を楽しんでもらいたいと思います。
それでは、より楽しい競輪ライフを! 次回更新をお楽しみに!
佐々木恵理
Sasaki Eri
愛知県豊橋市出身。大学卒業後、システムエンジニアとして社会人を経験し、テレビ番組でガールズケイリンの存在を知って競輪選手を志願。T-GUP(豊橋ガールズケイリン育成プロジェクト)を経て、2016年に名古屋競輪場でレースデビュー、初勝利。アイドルと競輪を愛する、アイドルヲタクレーサー。