みなさんこんにちは！ 110期愛知支部の佐々木恵理です。

　2022年になりました。遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年も【アイドルオタク×競輪】のコラムを皆様に面白く楽しくお届けしたいと思います。選手としても、成績を上げて1着回数を増やすことを目標に頑張りたいと思います。よろしくお願い致します。

　2021年の年末から年始にかけて、昨年7月にデビューした新人ガールズ選手の初優勝が目立ちました。一気に優勝が続いたので、「強くなってるな、成長してるな」と正直驚きました。競輪選手の成長として一番わかりやすいのは成績ですが、競走得点や着位などではない、数字ではわからない成長もあります。選手を応援していく上でさまざまな成長ポイントを見つけて楽しんで欲しいと思います。

　今回のコラムは、アイドルオタク目線で選手の成長見守り、長く応援することについて考えたいと思います。

・『〇〇ちゃん売れた』

　私の中でアイドルを見る最大の喜びは、アイドル本人がブレイクする事です。オタク的に言うなら、『〇〇ちゃん売れた』の過程を見るのが好きです。

　私はアイドルを応援するにあたって、その人の人生を追えることがとにかく面白いと思っています。良いことも悪いことも一緒に寄り添って応援できる、その距離感の近さも好きです。誕生日や成人を祝うのはもちろん、日常のちょっとした出来事まで共有できているような気持ちになります。

　歌やダンスなどのスキルの上達は個人の努力の証で、ライブごとに変化を感じられる要素です。最初は少し芋っぽくても、人から見られたり努力をしたりして、少女から女性へ垢抜けていく過程も味わえます。ブログなどのSNSでの自己発信のコメントやインタビュー記事を見て、人としての成長も感じることができます。

　私は約12年応援しているアイドルがいますが、アイドル卒業後もずっと個人として見守ることができています。その人生を今でもずっと応援できているのが嬉しいし、オタクとして幸せです。

・競輪選手の成長

　年末年始にかけて、デビュー1年目の新人選手である120期の初優勝が目立ちました。

　最初は、結果が出ずに苦戦している人が多かったように思います。競輪選手養成所での記録会のタイムは凄く良い期ですが、レースになると先輩選手の上手いレース運びやテクニックに翻弄され、うまくいかなかったのかもしれません。

　そんな中、練習をしっかり積んでいろいろな戦法を試して自分に合ったレース展開を考えたり、逆にとにかくやりたい戦法にこだわったりと、実戦を重ねることで力がついて結果が出てきたのでしょう。

　また、開催中の過ごし方、レース前の様子も変わってきたように思います。いつもどこか緊張してずっとソワソワした様子だったのが、良い意味で慣れてきて開催中もリラックスできているように見えました。それもひとつの理由になっているのかもしれません。

　新人は伸びしろが多い分、変化がわかりやすいかもしれません。なかなか成績が上がらない新人選手もレース内容が良くなってきたりと、少しずつ変化していることを感じられます。

　選手はみんな常にどうしたら良くなるか考えています。デビュー後すぐに優勝を重ねてブレイクする選手もいれば、コツコツ努力してきた上で何かのきっかけで開花する選手もいます。

　昨年のガールズグランプリ2021を制覇した高木真備選手の優勝後コラムにも、”最初は逃げては捲られていた”とありました。私がデビューした5年ほど前には既に優勝常連の高木選手でしたが、なかなか結果が出ない時代があったことに驚きました。

　5年前と比べてさらに脚力がアップしているように、高木選手の成長はずっと続いているし、目標にされていたグランプリ制覇も達成しました。次はグランプリの連覇…と、これから先も道は続いていきます。

　長く応援していくことで選手と共に歩んでいく気持ちになり、より競輪を深く楽しむことができそうです。

・推し選手を長く応援してみて

　アイドルも競輪選手も、人が成長してスキルアップすることは同じです。応援している選手が徐々に力をつけて活躍する姿は『○○ちゃん売れた』に近い感情があるような気がします(アイドルオタク目線)。

　また、競輪選手は、他の公営競技の選手やスポーツ選手に比べてSNSなどの利用者も増えているのもあり、比較的距離が近いように思います。共有できる時間が増えることで、選手の考えも少しずつ理解できるかもしれません。応援を続けることで車券予想のヒントにもなるでしょう。

　推し選手や好きな選手を見つけて時間をかけて長く応援してみてはいかがでしょうか？

　それでは、より楽しい競輪ライフを！ 次回更新をお楽しみに！

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