2021/08/06 (金) 18:00 10
今回のコラム、まずはサマーナイトフェスティバルの振り返りから。2日目の落車で途中欠場となってしまいましたが、「自転車とのフィーリングがかなり良くなかった」そうで…。
そして直前に控えたオールスター。“ファン投票1位”の選手として、ファンの方々の思いを胸にレースに挑みます。
netkeirinをご覧の皆さんこんにちは。平原康多です。もうすぐいわき平競輪場でGI「第64回オールスター」が始まりますがその前に、7月に函館競輪場で開催されたGII「サマーナイトフェスティバル」を振り返ってみたいと思います。
6月の練習中に左肘を骨折して、GI「高松宮記念杯」を欠場。その復帰戦でした。特選は、清水裕友君(山口)、松井宏佑君(神奈川)、そして深谷知広君(静岡)と積極型が揃う中、出入りが激しい展開になりました。自分の後ろには守澤太志君(秋田)。レース中は苦しいということはなかったのですが、結果は4着。いつもの自分の感覚では、2着は取らなければいけない感じだったのですが、自転車とのフィーリングがかなり良くなかったです。
今回は新車でレースに臨みました。練習ではタイムも出ていて感触も良かったのですが…。でもレースは生き物ですから踏んだり止めたりがあります。絶えず動いているんです。練習と実戦は違う。自転車に関して、その辺の見極めができていなかったですね。準決は同県の後輩・黒沢征治君が目標でした。しかし、直線で落車。ハンドルから手を離したため、落ちた時の見た目は悪かったのですが、幸いにもケガは打撲と擦過傷程度で済みました。自転車選びであったりセッティング、これらをうまく競走でマッチさせられなかった自分が招いた落車だと思っています。
10日に開幕するオールスターですが、ファン投票で1位に選んでもらえました。自分自身、今年の成績をみると1位というのが、信じられません。まさか、まさかという感じです。本当にありがたいことです。サマーナイト以来のレースになりますが、状態は悪くないですよ。落車によるダメージもありませんから。平バンクは正直、あまり成績は良くないかな。何というか、特殊な形状をしているバンクです。直線は長そうに見えるし、まくりが決まりやすいのかと思えばそうでもない。仕掛けるポイントが難しい、独特な競輪場ですね。その独特な雰囲気を早いうちにつかめれば結果は出ると思います。バンク以外のことでは、やはり自転車などの道具の選択ミスをしないことです。先程も書きましたが、練習と実戦は違いますから。しっかりと見極めていきたいです。
最後に繰り返しになってしまいますが、投票をしてくれたファン、応援をしてくれているファンの方々の思い、そして感謝の気持ちを胸に刻んで、自分のできることをしっかりとして、力を出し切って走ります。
平原康多
Hirahara Kota
埼玉県狭山市出身。日本競輪学校87期卒。競輪選手・平原康広(28期)を父に持ち、その影響も受けて高校時代から自転車競技をスタート。ジュニア世界自転車競技大会などで活躍し、頭角を現していった。レースデビューは2002年8月5日の西武園。同レースで初勝利を記録。2009年には高松宮記念杯と競輪祭を制し、2010年も高松宮記念杯で勝利。その後もGⅠ決勝進出常連の存在感を示し、2013年は全日本選抜、2014年と2016年には競輪祭、2017年も全日本選抜などで頂点に輝く。最高峰のS級S班に君臨し続け、全国の強者と凌ぎを削っている。
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