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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【川崎競輪G3・万博協賛予想】福田知也に“地元3割増し”の活躍期待! 波乱演出は谷和也の一発

2024/10/11 (金) 08:00 2

トップレーサーは不在、でもロマンは在る

 先日カミさんとドライブに行くことになった。言わば機嫌取りってやつだ。車内はラジオが流れてるわけだが、いつも通りカミさんの『一人トークショー』がスタート。オレは運転に集中したいんだが、まあ聞いているフリしてうなずくしかねえ。で、やっと静かになったと思ったら、対向車のトラックに目が向けたカミさんが「ねえ、今のステッカー見た?」と急に話しかけてきた。「見たけど、なに?」と返したら、『男のロマンは女の不満』だと(笑)。

 つい笑っちまったのが、どうも火に油を注いだようで。急に不機嫌になり、オレが黙ってバイクを買ってきた話とか、前触れなく突然ツーリングに出かけた話をはじめて、次々と不満が噴き出した。車内って狭いから、逃げ場がねえんだよ…。逆らうこともできず、「この責め苦から解放されたい」と思いながら、ただただ目的地めがけて車を飛ばしたってわけ。まあ、こんな経験、みなさんもあるのでは?

 でもロマンは求めてこそ! 今週の川崎G3の話に移っていこうじゃないか。寛仁親王牌が間近に迫り、トップレーサー不在の開催で実力伯仲のシリーズだ。

福田知也に“3割増し”を期待する

 地元は和田真久留に青森記念を初優勝し勢いに乗る佐々木眞也が参戦。そのほか上位陣を挙げれば、諸橋愛、北津留翼、藤井侑吾、大川龍二あたりが主力になるだろう。ただオレが注目したいのは、福田知也だ。地元3割増しで存在感を発揮してくれるはず。

 それに加えて、大阪の谷和也も川崎の“アーバンハイウェイ”にはもってこいだろうし、一発も十分だね。まだまだ狙える選手がおり、波乱の予感がするシリーズだ。今回は「災い転じて福と成す」をテーマに、来たる寛仁親王牌を前にひと稼ぎ、といきたいね!

初日オレが狙うのは10Rだ! 地元優勢も前受けが九州ならば

 初日の妄想先取りは福田知也の10Rをピックアップする!まずは並びを整理する。南関勢は⑦野口裕史-①福田知也-④齊藤竜也、⑧笠松将太-②石川雅望-⑥江連和洋の関東ライン、九州は③原口昌平-⑨松尾透で単騎は ⑤西岡拓朗となっている。

 初手は野口次第になるが、福田がつく分、前受けからになるはず。この後ろを単騎の西岡が回る。そうなると枠なりで笠松になり原口は後方から(⇐⑦①④・⑤・⑧②⑥・③⑨)。

 この並びなら野口の突っ張り先行でほぼ決まるだろ! 大本線①=⑦でいけるはず。3着も齊藤の流れ込み④が本線で、②⑤③⑨を押さえればいいのでは!

 妄想展開は原口がスタートを決めて前受けになったときだ。中団を野口が取り、後方には笠松の形(⇐③⑨・⑤・⑦①④・⑧②⑥)になる。これだと笠松が野口に蓋をして行くことが可能になるってわけだ。野口は車を下げて7番手へ。笠松がそこを一気に仕掛けて主導権だが、そこは野口のことだ、素早く巻き返し笠松との壮絶(?)なもがき合いが想定される。

 そうなれば原口の出番になる。松尾との直線勝負③=⑨が妄想になるべか! 少し捻ってそれぞれの番手を加え①②③⑨ボックスで〆にしとくかね。

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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