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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【道後温泉杯争覇戦予想】ダントツ優勝候補の新田祐大を苦しめるとすれば誰か/松山GIIIで狙うべき選手たち

2024/08/08 (木) 08:00 5

新田祐大の力がひとり抜けている

 日中の沸騰しているような暑さに蝉の鳴声すら聞こえてこねーし、蚊の姿もみてねー。いつもなら夕方にはヤブ蚊が出てきて刺されてイラつくのに。スゴいことになってきた。エアコンをつけっぱなしにしてなければ命の危険を感じるし、電気代はうなぎのぼりだ。だが、命を守るためには仕方ねえ。ここはひとつ「電気代を稼ぐ」をキーワードに松山予想に突入するベ。

 とは言っても、オールスター前だしS班とトップレーサーが不在。したがって力が拮抗し、どっからでも狙えて、波乱の要素がある開催ってわけだが···なんと! 今回は新田祐大が参戦する。優勝候補筆頭の大本命だべ。断トツのダッシュとスピードで他を圧倒してしまうはずだ。よっぽどのことがない限りどうしようもねえよ。限りなく2着争いになっちまうよね。

地元・真鍋智寛と真鍋に触発されれば121期がやるかもしれない

 ここはあえて、「新田を苦しめる選手は誰だ?」と考えてみよう。逃げて抵抗する菊池岳仁に蕗澤鴻太郎、橋本瑠偉にマークの芦澤大輔あたりが関東連携を決めれば『ひょっとしたら』があるかも。それと、展開待ちにはなるが中井俊亮の一発ぐらいだよね。予選では人気になるが、自力基本に自在に攻められるし、近況の安定感が増した佐藤一伸もいい。同タイプの菅原大也に上昇気配の林慶次郎も面白い。

 妄想に目を向ければ121期・真鍋智寛の潜在能力に期待したい。地元3割増しの格言どおりの活躍で決勝戦まで行けば、何かが起こるかも。他の121期では日高裕太、昼田達哉、富武大、塩崎隼秀が真鍋に触発されると、思わぬ活躍をするかもね。

初日オレが狙うのは1Rだ! 寺沼と塩崎で消耗し合うかもしれない

 妄想レースはオープニング1Rにするべ。まずはいつもの儀式で、並びの整理から。①塩崎隼秀-⑥門田凌の地元コンビに⑨原誠宏で四国ライン、⑤寺沼拓摩-②高橋広大-⑧武田憲祐の東日本ライン、③松川高大-⑦稲吉悠大-④萱島大介で九州ライン。初手は高橋が素早くスタートを決め、寺沼の前受けから。中団を塩崎が取り松川が押さえにいく(⇐⑤②⑧・①⑥⑨・③⑦④)。

 そこを塩崎が叩いて主導権を取る。地元コンビの直線勝負⑥=①。突き抜けで原の流れ込み⑥-⑨、松川の強襲⑥=③を本線とするベ。 妄想は塩崎がスタートを決めて中団を寺沼が取り、松川が後方からのとき。勝負どころで松川が切る。そこを寺沼が叩いて、塩崎は7番手に置かれ、巻き返してもがき合う。松川が一気にまくって稲吉が流れ込む③-⑦、逃げる寺沼の番手高橋への③-②を狙い、妄想〆ってわけだ。あれ? もしかして本線と妄想があべこべだったりして( ゜Д゜)

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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