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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯予想】昼間に登場する“夜王”眞杉匠、若手の積極性が有利になる33バンク/松戸記念で狙うべき選手たち

2024/08/01 (木) 08:00 5

大賑わいのサマーナイトに心底感激

 パリオリンピックが始まり、前評判どおり大本命が勝ったり、大番狂わせの結果に終わったり、筋書きのないドラマに一喜一憂する日々が続き寝不足になっちまう。そんな中、サマーナイトの余韻が残るオレのホームバンク松戸では滝澤杯が始まる。今度は昼間開催でやるが…!

 それにしてもサマーナイトのときの賑わいは凄かった。まるでお祭りか縁日か? と思えるほど人々で溢れ返り、場内は大盛り上がりだったね! これは関係者のやる気と努力の賜物だったように思う。しかも場内に駆けつけてくれたファンは、若い子たちのグループやカップルに混じり、子供を連れた家族などバラエティに富んだファン層になっていた。

 本場で見る競輪をスポーツとして楽しみ、尚且つ迫力ある走りの醍醐味を満喫してくれる。こういうファンが増えたことに心底感激したし、良い意味でこりゃタマゲタね。さて、本題に目を向けるとするベ。

“夜王”が昼間に登場! 積極性ある若手にチャンスあるバンク

 なんと“夜王”眞杉匠が昼間に登場してきた。そこにS班・深谷知広、清水裕友、ダービー王・平原康多に地元・岩本俊介が出走する豪華メンバーになる。展開ひとつで結果がガラリと変わるバンクだし、狙っていく方も大変。言えることは“先手必勝、逃げ有利”に番手差しはセオリー通り変わらねえ。もがき合ってまくり一発! これらを踏まえて真夏の滝澤杯を攻略っていこうじゃねーの。

 妄想の演出家には埼玉の121期・安彦統賀に加藤将武をあげておく。両者ともに積極的な走りが売りで、ここなら主導権を取ればチャンスがある。神奈川の新村穣も良いね。

初日オレが狙うのは4R! 誰が松戸バンクの利点を活かせるか

 今回は4Rを妄想に抜擢してみる。いつものように並びの整理から。①道場晃規-⑤佐藤壮の南関に⑧山崎泰己、⑨佐々木堅次-②齋藤登志信の東北コンビ、関東は⑥安彦統賀-③武田豊樹、⑦長尾拳太-④吉田健市の中部コンビの細切れ戦だ。初手は斎藤がスタートを決めて佐々木の前受け。この後を道場が取り、安彦と続き、長尾が後方から(⇐⑨②・①⑤⑧・⑥③・⑦④)。

 この並びなら長尾が切り、安彦は道場を押さえそこから仕掛ける展開になる。力で道場が安彦をねじ伏せて佐藤とのゴール勝負①=⑤の本線で決まり。では、逃げ有利の松戸バンクの利点を生かす展開を妄想してみるべ!

 初手を道場が取り、ここを佐々木が追う。長尾が切り、佐々木が押さえペースダウン。そうなれば安彦が脚を削られることなく逃げられるってわけだ(⇐⑥③・⑨②・⑦④・①⑤⑧)。逃げ有利な“松戸バンクの怖さ”が炸裂し、「競輪は番手だ」が発動。武田から安彦の残り③-⑥に武田から手広くいって斎藤、佐々木、長尾に佐藤の突っ込みで、③=②⑨⑤⑦を妄想レースにするベ。

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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