2021/06/05 (土) 19:00 5
netkeirinをご覧の皆さん、金子貴志です。東京五輪開幕まで1ヵ月あまりになりました。新田選手、脇本選手にはメダルの期待がかかります。オリンピック出場が叶わなかった選手の想いも力に変えて、メダル獲得をぜひ実現して欲しいです。さて、今回は自転車について書きたいと思います。ここではロードレーサー、競技用自転車、競輪の自転車について触れたいと思います。
ロードレーサーというのは、長距離の高速走行性能を優先して設計された自転車です。サイクリングやロードレースのイメージですかね。世界的に有名なツール・ド・フランスを思い浮かべてください。近年、サイクリングを趣味とするブームも見られて、ロードレーサーに乗る人も増えていますね。
競技用の自転車の多くはカーボンで作られています。特徴としては、軽くて強度が非常に高いものです。私自身、カーボン製の自転車はメリットが多いと思います。ペダルを強く踏み込んだ時、力を効率良く伝えることができます。YouTubeでも白井一機さんがわかりやすく組み立てているので、ぜひ見てください。メーカーによって多少異なりますが、主にサイズはXSからLの中から選べるようになっています。
競輪用は、さらに細かいサイズで設定ができます。そして認定を受けた機材のみがレースで使用可能です。競輪選手はフレームや部品にもこだわりがあるので、フルオーダーで自分だけの自転車を作ります。
しなやかでフィット感があるフレームが仕上がりますが、全てがうまくいくわけではありません。そのため選手は試行錯誤を繰り返します。サイズの他にデザインやカラーもオーダーできます。私自身、フレームは好きな赤が多いです。他の選手は、ラッキーカラーで色を決めたり様々です。
ガールズケイリンではシンプルな単色カラーやカラフルなデザインの自転車などたくさんあり、ファンの皆さんの目を楽しませています。
フレーム以外にも選手のフォームには個性があります。その時代に合ったフォームがあり、最近では「ナショナルチーム」の影響を受けている選手が多くいると感じます。私自身、これからのレースでフレームやフォームを研究して、時代の流れに適応していきたいと思っています。
ファンの皆さんには、個性豊かなフレームや選手のフォームを観戦する上で、違った角度からもレースを楽しんでもらいたいです。それでは今回はここまで。次回は「オールスター」について書いていきたいと思いますので、お楽しみに。
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金子貴志
Kaneko Takashi
愛知県豊橋市出身。日本競輪学校75期卒。2013年には寛仁親王牌と競輪祭を制し、同年のKEIRINグランプリでも頂点に。通算勝利数は500を超え、さらには自転車競技スプリント種目でも国内外で輝かしい成績を収めている。またYoutubeをはじめSNSでの発信を精力的に行い、キッチンカーと選手でコラボするなどホームバンクの盛り上げにも貢献。ファンを楽しませることを念頭に置き、レース外でも活発に動く中部地区の兄貴的存在。