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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【ゴールド・ウイング賞予想】ダービーの前哨戦は腹の探り合いになる…! 車券攻略は“逃げ屋の積極性”を中心に据えること/西武園記念で狙うべき選手たち

2024/04/20 (土) 08:00 5

本場を盛り上げる前に恒例のタケノコ掘りで盛り上がった著者・吉井秀仁と山口健治「現地でお待ちしています!」(写真:本人提供)

眞杉匠を中心に結束するか関東勢

 西武園記念はダービーを占う意味でも重要な一戦になるはず。S班は脇本雄太、深谷知広、眞杉匠、山口拳矢が参戦する。脇本と深谷のデキに不安はない。眞杉も桜花賞で見た通り! 北井佑季を相手に果敢に攻め、気持ちの強さが出ていた。完全復調はもうすぐだろう。

 気がかりは昨年ダービー覇者のヤマケンになるが調子は戻ってきてるのか?暖かくなり戻ってきてると思うがはたして···!シリーズは関東勢の層が厚く、眞杉を中心に結束するのか、地元を中心にまとまるのか?地元を中心なら平原康多なのか?はたまた乗れてる森田優弥か?あっ森田は格で言えば2班だから、そこはまだだべね。やっぱり平原になるべかね。いずれにせよダービー前だし、それぞれが腹の内の探り合いとみる。  

「逃げなきゃダメよ」の西武園

 2021年、「逃げなきゃダメよ」のバンクを実践し逃げ切り優勝した野口裕史を手本に、今回もそこをポイントに妄想演出しそうな選手を取り上げてみっか。最初に思い浮かぶのは地元の山口多聞、逃げに全くブレない姿勢は好感が持てる。勝ち上がって関東勢に貢献するはず!堀江省吾もそのひとりになるべね。

 もう少し掘り下げれば竹内雄作だよ。点数は100点ソコソコだが、まさに「逃げなきゃダメよ」が当てはまる。この点数なら対戦相手がなめてかかるに違いねえし、良くなってきている竹内は侮れねえ。また、谷口力也もそのひとりになるかね。

初日オレが狙いたいのは3R! 戦歴上位は竹内だが原田が封じられるなら

 妄想の推奨レースは3Rを抜擢だね。いつものように並びから整理しよう。⑦竹内雄作-⑨笠松信幸-①上田国広の中部ライン、東北ラインは②阿部拓真-⑤竹内智彦-⑥小橋明紀、④原田亮太-③松坂洋平-⑧渡邉晴智で南関ラインの三分戦(⇐⑦⑨①・②⑤⑥・④③⑧)。

 先行タイプは竹内雄と原田になり、阿部は自力自在戦だね。先行テクニックは原田より竹内雄が上位だ。初手は阿部が前受けからとみる。枠なりで竹内雄が取り、原田は後方から押さえる展開(⇐②⑤⑥-⑦⑨①-④③⑧)だべ。勝負どころで原田が押さえ主導権を狙いに行くが、戦歴上位の竹内雄が黙って見過ごすわけがねえ。

 原田の上昇に合わせ出ていくはず。これなら番手の笠松が抜け出し展開だベ。竹内雄の残り⑨-⑦、阿部の強襲で⑨=②、上田の流れ込み⑨-①までが本線になるべね。さて、妄想展開があるならば、原田が竹内雄を封じガンガン逃げたときの松坂が恵まれる展開だね。これってもしかしたら人気になったりして!原田の逃げ残り③-④に渡邉の流れ込み③-⑧。番手車券③⑤⑨をボックスで押さえて妄想〆にするベ。

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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