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鈴木誠のハイブリッド展望

【ちぎり賞争奪戦予想】決勝は町田VS新山の先行争いに! 好調町田の番手から抜け出してくる松本が、2度目の記念競輪優勝を狙っていく/鈴木誠の展望

2023/10/01 (日) 12:00 4

現役時代はトップ選手として長く活躍し、現在は評論家として活動する鈴木誠氏の競輪予想コラム。今回は豊橋競輪場で開催されているちぎり賞争奪戦の決勝レース展望です。

二人の先行争いだけでなく、展開の鍵を握りそうなスタートの位置取りにも注目!

【ちぎり賞争奪戦】が開催されている豊橋競輪場ですが、過去には地元の選手たちが登場する、ユニークなポスターが作成されていました。豊橋に来た際にはそれも一つの楽しみとなっていました。

 また、豊橋競輪場ではYouTubeやニコ生といった動画配信にも力を入れているだけでなく、自分のようなOB選手たちを招いての様々なイベントも行われております。その際には車券勝負だけでなく、蒼々たるOB選手たちと共に、なぜか歌合戦にも参加させてもらいました。

 今回も配信では「わちゃつく女子会」と称して、元ガールズ選手と女性タレントの皆さんが車券の予想をしています。また、場内でも予想ステージに加えて、土曜日はプロレスも行われていました。日曜日もお笑いライブなど、様々なイベントが行われていますので、多くの方々に足を運んでもらえたらと思います。

 和気あいあいとした場内のイベントとは対照的に、準決勝が行われた3日目は10万車券も飛び出すなど、バンク内は波乱が続いていました。

 10レースではSS班の佐藤選手、そして11レースでは【共同通信社杯】を制してここに臨んできた、深谷選手が揃って敗退。決勝に勝ち上がってきたSS班は新山選手だけとなりました。

 決勝の並びがどうなるかにも注目していましたが、順当に決まったのが中四国ラインの町田選手-松本選手-香川選手と、川口選手-岡本選手の中部ラインです。

 問題は新山選手の後ろに誰が行くかでしたが、ここは【共同通信社杯】でも連係した稲川選手が番手を主張しました。荒井選手と山田選手は単騎となっています。

 新山選手とすれば、後ろに心強い援軍(稲川選手)が付いてくれたことで、先行も辞さない覚悟で決勝へ挑んでいけそうです。ただ、同じように、この決勝で先行していきそうなのが町田選手です。

 町田選手の準決勝での走りは見事でした。ホームから2周を踏んでいきながらも、深谷選手の捲りを封じ込んでいました。この決勝では1番車に松本選手が入っただけに、町田選手がスタートを取れるようだと、新山選手が相手でも、突っ張り先行を考えているはずです。

 ただ、2番車の新山選手がスタートを取っていく可能性もないとは言えません。なので、今回の予想は町田選手と新山選手の位置取りを踏まえて、2つの予想を組み立てていきたいと思います。

 まずは町田選手がスタートを取った場合です。この時、中四国ラインの後ろに入っているのは、車番的にも新山選手となります。後ろから川口選手が抑えに来た時に合わせる形で、そのまま突っ張り先行へと入っていきますが、この展開となれば、タテ脚のある松本選手が早めに番手から発進。1着付けの3連単が予想の本線となります。

 ただ、松本選手が番手から抜け出す前に、先に捲っていきそうなのが新山選手です。そうなれば後ろの稲川選手とのワンツーも考えられるだけでなく、2人の後ろを回っているであろう、単騎の荒井選手が直線で突き抜けてくる車券が穴となってきます。

 一方、新山選手が前受けをした場合でも、川口選手が抑えに入って、そこから一気に先行体勢に入っていくのは町田選手となります。

 そこで新山選手が突っ張っていくかどうかですが、町田選手にすんなり行かれてしまうようだと、先ほどと違って新山選手の巻き返しは難しくなるだけに、松本選手にとっては更に有利なレース展開となりそうです。

 中部の2人も地元開催だけに結果を残したいと思います。川口選手が自力を見せたとしても2車ということもありますし、それで町田選手や新山選手のスピードに対抗していくのは、なかなか難しいかもしれません。

 準決勝で川口選手が勝った時には、その後のインタビューでも、バンクリポートを務めていた山田(二三補)さんを相手に、かなりの盛り上がりを見せていました。決勝でも地元のファンを熱くさせるようなレースを見せてもらいたいです。

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鈴木誠のハイブリッド展望

鈴木誠

千葉県市原市出身。日本競輪学校第55期卒。千葉経大付属高校の頃から競輪に没頭し、吉井秀仁氏に師事。現役時代はすべての戦法を完璧にこなし、「本物の自在型選手」と評されるほど多彩なストロングポイントを武器に、引退するまで長きにわたってトップ選手として君臨した。現役時代は通算3058戦665勝、優勝109回(うちGIは競輪祭新人王を含め4回、GP1回)、年間賞金王1回、通算獲得賞金は17億を超える。18年7月に、ケガのため惜しまれつつ引退。引退後は選手経験を生かし、解説者として活躍。スピードチャンネルなどの番組にも出演している。

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