閉じる
鈴木誠のハイブリッド展望

【ゴールド・ウイング賞予想】関東は眞杉と埼玉4車で別線を選択! 森田の突っ張り先行を交わしていくのは、眞杉? もしくは山口? /鈴木誠の展望

2025/08/31 (日) 15:00 4

現役時代はトップ選手として長く活躍し、現在は評論家として活動する鈴木誠氏の競輪予想コラム。今回は西武園競輪場で開催されている「ゴールド・ウイング賞」の決勝レース展望です。

森田は突っ張らずに、先行していく新山の3番手に入ればチャンスあり!

【ゴールド・ウイング賞】の初日の特選では、誘導員のクリップバンドが外れて再発走となるアクシデントがありました。レースをご覧になっていた方も、何があったのかと思ったはずです。

 クリップバンドとはペダルにレーサーシューズを固定するバンドであり、芯となるプラスティックを皮でサンドイッチした形状となっています。

 クリップバンドが外れる理由としては、素材が皮だけに、何度も使っているうちに緩みが出たり、また傷が付いた箇所から切れてしまうからです。

 自転車は固定ギアであり、一度ペダルから外れてしまうと、自転車を全く漕げなくなるので、どの選手も気を使う場所です。

 レースに臨む選手は必ずクリップバンドに緩みや傷が無いかを必ずチェックしていますし、レース前の検車でも職員の検査が入ります。

 ただ、誘導員はそこまで厳しく検査されていない上に、たまたま緩みや傷があったというアクシデントも重なったのでしょう。

 クリップバンドのトラブルがあるのは、思いっきり踏み出していくスタートが多く見られます。その中でも前を取り合うような展開となった時に、誘導員も慌てて踏み出した結果、クリップバンドが外れる、もしくは切れてしまうようです。

 そんなアクシデントもあり、再スタートとなった初日の特選ですが、眞杉選手の番手に入った山口選手が捲りを見せての勝利。山口選手はその後もスピードを活かす走りで、3連勝で決勝へと勝ち上がってきました。

 一方、特選では2着には敗れたものの、突っ張って2着に残した眞杉選手も、連日に渡って強いレースを見せています。

 その眞杉選手を含めて、関東地区は5名が決勝に進出。その並びがどうなるかと注目していましたが、まさかの③眞杉選手が単騎。そして、埼玉の4名は①森田選手-⑨武藤選手-④宿口選手-⑥久木原選手の並びとなりました。

 これまでの記念大会の決勝における並びを見ても、関東は5車で結束。並びも森田選手の前を眞杉選手が走るのではと思っていました。やはり地元の大会だけに、埼玉の4名は自分たちの力で優勝したいとの気持ちもあったのでしょう。

 その他の並びは準決勝でも連係した②山口選手-⑧塚本選手、そして⑤新山選手-⑦南選手と混成ラインとなっています。

 単騎となった眞杉選手の先行は無いだけに、森田選手と新山選手との先行争いとなりそうですが、1番車の利を生かした森田選手がスタートを取ってからの突っ張り先行が濃厚な展開となりました。

 この展開となれば、埼玉4車の後ろが山口選手-塚本選手。単騎の眞杉選手を挟んで8番手となった新山選手が前を抑えに行きますが、ここは森田選手も一歩も引かないでしょうし、新山選手と言えども元の位置に戻らざるを得ません。

 その後で発進していくのが山口選手、そして眞杉選手です。森田選手の番手に入った武藤選手ですが、横の動きは強い一方で、タテ脚では山口選手や眞杉選手に劣ります。

 もし、捲ってくるどちらかの選手を止められたとしても、もう1人の選手の動きを封じることは難しいと思いますし、だからといっても武藤選手が早めに番手捲りをしてくることは無いと見ています。

 印としては◎③眞杉選手、〇②山口選手、△⑨武藤選手、×①森田選手に打ちます。新山選手が抑えに行った際に、森田選手が突っ張らずに3番手に引く展開となれば、そこからの捲りで森田選手に勝機が出てきます。

 森田選手が眞杉選手に前を任せなかったのは、何か策もあるのではと思えるだけに、どんなレースをするのかも注目しています。

レース情報はこちら

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

バックナンバーを見る

質問募集

このコラムでは、ユーザーからの質問を募集しております。
あなたからコラムニストへの「ぜひ聞きたい!」という質問をお待ちしております。

鈴木誠のハイブリッド展望

鈴木誠

千葉県市原市出身。日本競輪学校第55期卒。千葉経大付属高校の頃から競輪に没頭し、吉井秀仁氏に師事。現役時代はすべての戦法を完璧にこなし、「本物の自在型選手」と評されるほど多彩なストロングポイントを武器に、引退するまで長きにわたってトップ選手として君臨した。現役時代は通算3058戦665勝、優勝109回(うちGIは競輪祭新人王を含め4回、GP1回)、年間賞金王1回、通算獲得賞金は17億を超える。18年7月に、ケガのため惜しまれつつ引退。引退後は選手経験を生かし、解説者として活躍。スピードチャンネルなどの番組にも出演している。

閉じる

鈴木誠コラム一覧

新着コラム

ニュース&コラムを探す

検索する
投票