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鈴木誠のハイブリッド展望

【平安賞予想】北日本の3名はそれぞれが自力選手の番手戦を選択! 好調北井が積極的なレースで、記念初優勝を掴み取る!/鈴木誠の展望

2023/09/03 (日) 12:00 16

現役時代はトップ選手として長く活躍し、現在は評論家として活動する鈴木誠氏の競輪予想コラム。今回は向日町競輪場で開催されている平安賞の決勝レース展望です。

違反訓練からの参戦となった佐藤は、コンディションを上げながら優勝を目指していく!

【平安賞】で唯一のSS班からの参戦、そして、決勝進出を果たした佐藤選手は、黄檗山(萬福寺)での違反訓練を行ってからの参戦となりました。

 自分も現役の頃は春夏秋冬のそれぞれの時期で、黄檗山に行ったことがあります。特に辛いと思えたのが、真夏の違反訓練でした。

 熱さにこらえながら座禅を組んでいる際に、警策で肩を叩かれる痛みは今でも忘れられません。また、黄檗山では普段行っている練習ができなかっただけでなく、アスリートとしての食事も取れなくなるので、レースに向けてのコンディションを戻すのが大変でした。

 佐藤選手も黄檗山から、同じ京都府内で行われる【平安賞】に直接移動してきたのではなく、数日でも練習を重ねてきてからの参戦となったのは、少しでも身体作りを行いたいとの思いがあったはずです。

 今大会の佐藤選手は決してベストコンディションでは無いはずです。ただ、他地区の地力選手との番組が多く、準決勝も先行した北井選手の番手からしっかりと抜け出してきました。

 佐藤選手は決勝でもその北井選手の後ろを選ぶのではと思っていましたが、驚いたのは佐藤選手を含めた北日本の追込選手の3名がそれぞれ、決勝に進んできた自力選手の後ろを選択したことです。

 その並びですが北井選手-佐藤選手、太田選手-尾形選手、坂井選手-和田選手となっています。また、地元の3名は山田選手-村上選手-川村選手の並びとなりました。

 北井選手-佐藤選手だけでなく、坂井選手-和田選手も準決勝では連係をしています。競輪は長いラインが有利に運びますが、北日本選手たちが個々に番手戦から優勝を目指していくという証なのでしょうし、車券を買う側としては面白い展開となりました。

 1番車にスタートの速い村上選手が入っただけに、前受けをするのは山田選手となりそうです。そうなると、後ろの並びは北井選手-佐藤選手、太田選手-尾形選手、坂井選手-和田選手となります。

 8番車となった坂井選手が山田選手を抑えに行った後、太田選手の動き出していくのを見た北井選手が、一気に先行体勢へと入っていくはずです。 その際、北井選手-佐藤選手の後ろに入っていそうなのが太田選手です。ただ、捲りの出にくい向日町バンクで、かかりきった北井選手を交わし切るのは、ダッシュ力のある太田選手と言えども、難しいのではないかと見ています。

 その準決勝ですが、北井選手の番手に付けていた佐藤選手にとっては絶好の展開ながらも、ゴール前でようやく交わし切れた程の出来の良さがありました。

 決勝のメンバー構成からしても、最も記念大会の初優勝に近づいたともいえるだけに、北井選手にはここでチャンスを掴み取ってもらいたいです。

 本線は北井選手=佐藤選手の裏表からの三連単ですが、佐藤選手が抜きあぐねた時の北井選手=太田選手の組み合わせも押さえておいた方がいいでしょう。

 地元ラインにチャンスがあるとするのなら、北井選手と太田選手で先行争いをした場合となります。その展開となれば捲りも決まるはずです。

 初日の特選でワンツーフィニッシュを決めた村上選手=山田選手から、3着候補には同じく捲りに転じている、坂井選手と和田選手を入れての3連単ならば高配当も狙えそうです。

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鈴木誠のハイブリッド展望

鈴木誠

千葉県市原市出身。日本競輪学校第55期卒。千葉経大付属高校の頃から競輪に没頭し、吉井秀仁氏に師事。現役時代はすべての戦法を完璧にこなし、「本物の自在型選手」と評されるほど多彩なストロングポイントを武器に、引退するまで長きにわたってトップ選手として君臨した。現役時代は通算3058戦665勝、優勝109回(うちGIは競輪祭新人王を含め4回、GP1回)、年間賞金王1回、通算獲得賞金は17億を超える。18年7月に、ケガのため惜しまれつつ引退。引退後は選手経験を生かし、解説者として活躍。スピードチャンネルなどの番組にも出演している。

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