閉じる
吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【金鯱賞争奪戦予想】真夏の激戦シリーズだ! 山口拳矢と嘉永泰斗を筆頭に若手自力型がSS班に牙を向く!/名古屋記念で狙うべき選手たち

2023/07/27 (木) 08:00 5

 本格的に猛暑酷暑の日々がやって来ているね。『命を守る行動を取ってください』というニュースが流れない日はないほど…。「暑さ? 気のせいだよ!」なんて冗談も言ってられない状況で、体感的に去年よりもキツイように思う。

 おかげでオレの大人の水分補給は目下増量中だ! そんな猛暑の中、煮えたぎるようなバンクで熾烈な争いを繰り広げる選手たちにはホントに頭が下がる。

激戦必至! SS班の平原康多は復調なるか

 さて、余談はこれくらいにして名古屋記念の話題に移ろうか! シリーズリーダーはSS班の新田祐大、平原康多、守澤太志になる。ひと際気になるのはサマーナイト決勝進出の平原康多だ。ここ名古屋記念で復調し、地元オールスターに弾みをつけられるか。

 また、SS班を追う若手も強烈だ。“ダービー王”こと山口拳矢に出場選手の中で競走得点2位の嘉永泰斗も優勝を狙えるだけの力は十分ある。激戦必至だべ。ここに101期以降の自力型が割り込んでいくこともあるだろうね。坂井洋、三谷竜生、渡邉雄太、伊藤旭らにも優勝のチャンスはあるぞ。

戦法の幅を広げる山田雄大

 さて、妄想車券を演出する選手はいるか? いる! ピックアップしたいのが2班の山田雄大だよ。まくり主体の攻めに逃げを打つようになり戦法に幅が出てきた。もちろん奥の手だってありだ! 続いて高橋築も伏兵のひとり。自在戦が板につき、強気の攻めに徹すれば思わぬ大物食いで穴党ファンを喜ばせることもあるベー。

初日オレが狙いたいのは10R! 山田雄大と武藤龍生の埼玉コンビが強力

 いつも穴党ファンに向けて妄想先取りレースを提供しているが、たまには的中重視で行くべか! 推奨はオレ注目の山田雄大が出場する10Rだよ。

 まずは並びから。埼玉コンビ⑦山田雄大-①武藤龍生に⑧藤原憲征の関東ライン、近畿は⑤仲野結音-②伊代野貴照、③門田凌-⑨北村信明の四国コンビに、九州は⑥曽我圭佑-④東矢昇太の細切れ戦となっている。まずは武藤がスタートを決め、山田が前から組み立てるだろ。枠なりで⇐⑦①⑧・⑤②・③⑨・⑥④が初手の並びと見る。

 となれば曽我が切り、門田が出て仲野を呼び込む展開⇐⑤②・③⑨・⑥④・⑦①⑧だろうね。この切り合いを山田と武藤の埼玉コンビで一気に仕掛け、両者のゴール勝負で決着の様相が濃厚だね。買い目は①=⑦-②③⑧⑨だ! ここでは妄想も難しい! 素直に狙うことをおすすめしたい! ともあれ! 競輪ファンのみなさんは熱中症には十分に気をつけて予想を楽しんでくだされ!

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

バックナンバーを見る

質問募集

このコラムでは、ユーザーからの質問を募集しております。
あなたからコラムニストへの「ぜひ聞きたい!」という質問をお待ちしております。

吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

閉じる

吉井秀仁コラム一覧

新着コラム

ニュース&コラムを探す

検索する
投票