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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【ゴールド・ウイング賞予想】西武園は”逃げなきゃ負け”のバンクだ /決勝レース展望

2021/04/18 (日) 12:00 1

西武園競輪場で開催されている「ゴールド・ウィング賞(GIII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は本日16時30分発走予定。


西武園では逃げなきゃ負けよ!

 同じ400バンクでもいろいろな特徴がある。松阪競輪で行われたウィナーズカップでは「逃げたら負けよ!」というのがオレのキーワードだった。川崎競輪開催の全日本選抜や桜花賞では、バンクに”アーバン・ハイウェイ”があり「外のコースからも伸びる!」 と話した。

 今回の西武園でもハッキリとしたキーワードがある。松阪とは逆になる。西武園は『逃げなきゃ負けよ!』だ。その昔、カマイタチかカミソリか! と恐れられた強烈なまくりを武器にGI戦線で活躍していた○○選手がポツリと言ってたことがある。「吉井さん、西武園のオレは先行選手だよ!」と…! ○○選手が”ちょいワル”の風貌で語りかけてきたんだ(^^)!

 今でも当時の面影は変わらず、歳を重ねて渋さが増したようにも見える。A級に降級した今でも、時折みせるまくりは往年の片鱗が見える迫力だ。その○○選手でさえ(西武園での)まくりは手こずると教えてくれた。

 遠い微かな記憶の中で「ナイショですよ」と約束したような気がするので、名前は控えます(わかる人にはわかっちまうけどな!)。『逃げなきゃ負けよ!』の法則で狙うとなると、当たり前だが、逃げた番手が断然優勝に近い(*^^)v

準決勝が証明した”逃げなきゃ負け”

 準決勝10Rは一言で言えば、若手自力型が揃い見ごたえ満点のレースだった。前受けは高橋晋也-園田匠の混成ラインから始まり、勝負は赤板から。まず山田諒、山口泰生が切り、その上を和田真久留-和田健太郎で切り、黒沢征治-宿口陽一-佐藤真一で主導権だ。読みの上手さは和田だったが、後方に置かれた高橋晋也が和田の仕掛けに乗りその上をまくりきる圧巻の走りで魅せた!「このバンクであれかよ!」とたまらず唸るオレ!

 11Rは町田太我の強さに舌を巻くばかり(_) ジャン先行に出て渡邉一成がはまる。これは想定内。町田の後が競り合いなのだから当然だ。だが、ここから渡邉が稲垣裕之に合わせ番手まくりに出る。あれだけ踏んで渡邉を合わせた! 仰天だ!(>_<) 脚をためて伸びた守澤太志が霞んで見えたのは…気のせいか?

 12Rは前受け森田優弥-平原康多-岡光良の地元勢を松川高大-合志正臣が切り、野口裕史-岡村潤-萩原孝之で主導権。まくる森田だが、スピードの乗りがいまいち! 平原は体勢を整え外を踏んだが、伸びず…! このまま野口が押し切って勝った! 11Rの町田といい、12Rの野口といい「西武園は逃げなきゃ負けよ!」を証明するいいお手本だべ(^^)v

妄想先取りレース実況! 完全優勝なるか野口裕史

 決勝戦もこの法則で読み解いてみっか! まずは並びから。③高橋晋也-⑤守澤太志の北日本コンビ、地元埼玉の①宿口陽一は単騎、⑧町田太我-②園田匠の西日本タッグ、⑦村上義弘は単騎、南関3車は④野口裕史-⑨岡村潤-⑥萩原孝之となった。(⇐③⑤・①・⑧②・⑦・④⑨⑥)

 続いて展開予想。高橋-守澤で前受け。単騎の宿口か村上がこの後へ続くだろう。その後に町田太我-園田匠となり、野口-岡村-萩原の南関勢は後方にかまえる。この流れで、野口が町田を警戒し、赤板から主導権を目論む。そして、ここに村上が切り替え4番手だ。

 町田が全開で野口を叩きにくれば、岡村の強烈なブロックが飛んでくるだろう。それでも町田は怯むことなさそう。が、このとき園田はたまらない。(ブロックの影響を受けて)離れてしまうと見る。となれば野口が番手にはまり、あとは追い込むだけという形になる…。

 このように思うが、野口は焦っちゃって、そうはいかね〜べな! 行けば合わされ、内をついて岡村だべな。『町田=岡村』が勝負かも。…いや待て! 岡村のブロックで内が空くならば、単騎の村上は怖いぞ! すかさず内を突いてくるはず。町田、野口、村上のボックスも見えてくる、マズイ…。

隙あらば突くのは単騎の村上義弘

 違う違う!そこは違う! 野口が焦らなきゃ決まるんだ! 野口〜!ハンマーで日本一になったことを思い出せ! 落ち着いて“図々しく”いってくれ! 4コーナー勝負で追い込んで優勝してくれ〜!

ピンピンピンの野口裕史、決勝で魅せてくれ

念のため補足!

 町田と野口の二人に先行選手の性(さが)が出れば、消耗し合って共倒れ。となれば高橋-守澤に簡単にまくられるよね! そこはお忘れなく!

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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