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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【東日本発祥倉茂記念杯予想】平原康多が4連覇目前! されど新山響平が吉田有希を叩き切るのなら…/決勝レース展望

2023/01/22 (日) 12:00 4

大宮競輪場で開催されている「東日本発祥倉茂記念杯(GIII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は16時10分発走予定。

平原康多の“4連覇”がかかったレース

 今年も平原祭が始まった。ただいま大宮記念は3連覇中で11連勝!「無人の野を行く鬼神の強さ」を発揮する平原康多に死角はあるのか? 答えは“皆無”じゃねぇの! まずは初日白星発進を決め幸先の良いスタート。二次予選も楽勝で連勝を13に伸ばしてきた!

郡司浩平は抜群の安定感! 平原の連勝は13でストップ

 準決勝を振り返るべ。

 10Rは新山響平を押さえ深谷知広が逃げを打って出た。新山は無理せず、まくりで決着だったが…。(佐藤)慎太郎さんは離れぎみの流れ込みいっぱい(^^;。

 11Rは郡司浩平が前の様子を見極めまくり萩原孝之が流れ込んだ。郡司の安定感もそうだが、ピタリとマークしたベテラン萩原もおみごと。

 12Rは皿屋豊が前受けから逃げ、吉田有希がこれに手こずるが番手にはまって追い込み。だが平原康多が抜けずに連勝が止まった! 平原の心の内は…? けっして穏やかではあるまい!

妄想先取りレース実況! 平原の準決リベンジVが本線! されど新山響平が吉田有希を叩き切るのなら…

 決勝戦の並びを整理する。

 関東は⑧吉田有希-①平原康多-④宿口陽一、南関は②郡司浩平-⑨深谷知広-⑥萩原孝之、東北は⑦新山響平-③佐藤慎太郎、⑤中本匠栄の単騎(⇐⑧①④・②⑨⑥・⑦③・⑤)。

 初手は郡司が前受けから②⑨⑥-⑧①④-⑤-⑦③とみた。2車の新山は郡司を切りに行き吉田を出させる組み立てだろう。これを吉田が叩いて主導権を握れば、単騎中本が続き⑧①④-⑤-⑦③-②⑨⑥。だが郡司はそんなに甘くない。新山のところまでは追い上げるはず。最終ホームは⑧①④⑤-②⑨⑥-⑦③となるのでは! 番手回りの平原が、準決勝のリベンジを果たす渾身の差し脚で抜け出し宿口の流れ込み①④が本線。郡司が大外強襲逆転の①=②折り返しだろう。平原祭のフィナーレを飾るのは平原康多を抜きに語れねぇ!

 さて妄想は…! 新山、吉田の叩き合いはあるだろうか。関東が前受けから⑧①④-⑤-②⑨⑥-⑦③になったとき、新山のダッシュなら吉田を叩き切れるはず。だが、叩き切ったところで脚を使えば流す。そこを郡司がかまし切れば深谷の出番で、萩原の流れ込み⑨⑥、郡司の残りを⑨②少々! 妄想先取りの結論は深谷Vで行ってみるとする(^^)/。

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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