【児玉碧衣グラビア&インタビュー】着外のビッグレース後、お客さんの言葉に胸が痛み…
アプリ限定 2022/10/27 (木) 18:00 58
netkeirinで毎月連載している、ガールズケイリン・児玉碧衣選手のコラム。今月は、レースの合間を縫って撮影に協力してくれた児玉選手のグラビアとインタビューを公開します。記事の後半はアプリ限定となっていますが、サイン入りチェキプレゼント応募URLがございますので、ぜひアプリをダウンロードしてご覧ください！ アプリは無料でご利用いただけます。
ーーレースや練習で忙しい中、東京までお越しいただきありがとうございました。このあとは、何か予定があるんですか？
明日、名古屋で競馬のイベントに呼んでいただいたんです！ なので、終わったら名古屋に移動します。
ーー最近、競馬イベントによく出演されていますね。ギャンブルは結構やられるんですか？
師匠(藤田剣次選手)がギャンブル好きで、やっているところを見て「楽しそうだなー」と思うところからスタートしました。
競馬とか競艇とかオートとかするけど、別に詳しくはなくて！ 勘で買ったり、直近成績を参考にするぐらいです。最近熊本の橋本佳耶と2人でギャンブルのチャンネルを作ったので、これから本格的に始めたいと思っています！
大井競馬場に行ったときに、3連複の4頭BOXで100円ずつ賭けたら、その100円が8万円になったんですよ。でも、もし3連単にしてたら配当40万ぐらいになってて！ うわ〜弱気になったなあ〜!! って。それからは絶対3連複じゃなく、3連単を買うようにしてます(笑)。
1年トータルにするとほんのちょっとしかプラスになってないですけど、競艇とかでも1,000円が40万になったりとか。佐賀競馬に行ったときは1,000円買ってたのが5万になったりとかしました！
ーー大井競馬に、佐賀競馬も行ってるんですね。
やっぱり本場で見てナンボだなって思います。ネットで家で賭けるのもいいんですけど、現地に行ったら迫力があるし、楽しいなって！
競馬場で馬見てると可愛いなあ、頑張れー!! って思います。競輪も同じ動物の“人間”が走ってるから許して〜！ って思うんですけどね(笑)。
ーー10月9〜11日の佐世保競輪で、姉弟子の小林優香選手がガールズケイリンに復帰されましたね。
そうですね。ナショナルチームというと、日本を背負うプレッシャーもあるだろうし、ガールズケイリンもなかなか走れなくて…やっぱり、ギアとかフレームとかも全く違うんで。これからは伸び伸びと走ってほしいです。
女子のナショナルチームは、優香さんが作り上げてきたみたいなところがあると思っていて。そんな優香さんが姉弟子として間近にいるのは、自分にとって大きなことだなと思います。
優香さん、今は伊豆から久留米に帰ってきたんですよ。姉妹弟子で切磋琢磨して、久留米からガールズケイリン盛り上げていきたいと思います！
最近負けてばっかりでもどかしい気持ちもあるんで、わたしも頑張りたいんですけど…。児玉の時代は終わったとか、児玉はもう大きいレースで勝てないとか、SNSでみんなが言ってるのを見たんですよ。もう悔しくて！
ーー児玉さんといえば勝気の女王なイメージがありますが、本当のところ、メンタル面はどうですか？
全然大丈夫です！ でも、ティアラが終わって特になんですけど。これまでの大きいレースのときは負けてても出し切ったり、自分で動いて見せ場があったり、とかあったんですけど、ティアラは何もできなかったから。それに着外だし…。
そのあと富山と平塚を走ったんですけど、足見せでお叱りの言葉が飛ぶかなー…と思っていたら、「富山来てくれてありがとう！」「平塚来てくれてありがとう！」「がんばってー!!」とか、そういう声しかなかったから、逆に胸が痛くなっちゃったんですよ。こんなに応援してくれてるのに結果が出せない自分にイライラするというか、もどかしいというか。
まだ人気を背負ってない頃は、自分がやりたいレースにいろいろ挑戦できたけど、今この立場になって「勝たなきゃいけない」っていう気持ちが先行しすぎて、1周行く勇気がなくなってたりとか、自分から動く勇気…最初に動いてしまったらゴール前脚がなくなって抜かれるんじゃないかとか、そういうことばっかり考えるようになってしまったんです。
普通の開催から、負けてでも1周行く勇気をつけていかないと、今後大きいレースでは通用しないだろうなと思って。レースで使う脚力…レース脚っていうのはレースでしかつかないと思うんで、ちょっとでも長い距離を踏んでレース脚をつけて、1周でも行けるんだぞっていう自信をつける。そういうのも大事になってくるだろうなと思っています。
そこに勝ちがすぐついてくるのが一番なんですけど、あまり焦らずに。まだまだ選手生活長いと思うんで！
ーーお客さんの期待に応えたい気持ちと、レース脚を鍛えたい気持ちがせめぎあっていたんですね。優香さんとの切磋琢磨で、これから児玉さんがどんな選手になっていくか、とても楽しみです。
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カメラマン：四方あゆみ(ROOSTER)
Hair & Make-up：岩永あやか
取材・構成：netkeirin編集部 伊藤千裕
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児玉碧衣
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福岡県大野城市出身、108期生のガールズ選手。2015年に松戸競輪場でレースデビュー、初勝利。2018年8月にはガールズケイリンコレクションいわき平ステージ・ガールズドリームレースでビッグレースの初優勝を経験し、同年11月のガールズグランプリトライアルレースの優勝してグランプリの出場権を得た。初出場でガールズケイリングランプリ2018のタイトルを獲得すると、2019年、2020年も優勝し、グランプリ史上初の3連覇を達成。3年連続で賞金女王となった。好きなアーティストは倖田來未。
