2022/10/16 (日) 15:00 10
松山競輪場で開催されている「道後温泉杯争覇戦(GIII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は20時35分発走予定。
ビッグモンスター脇本雄太の独壇場で仕方ないと思っていたが欠場になってしまった。売り上げを考えると大きな痛手になったが、参加選手たちには朗報? にちがいない! とりわけミラモン犬伏湧也に追い風が吹き始めたように見えていたが…! 全選手に希望の光りが差したか(@_@)。武田豊樹、神山雄一郎のレジェントも輝きを増したように見え、優勝は展開ひとつで誰にでもチャンスが広がる。まさしく紙一重のサバイバルレースでオ・モ・シ・ロ・ク・なってきたぞ…! と予選を見ていた。
松阪記念の収支はプラス(^^)vのオレ!! 松山記念もこの勢いで突っ走るぞ、と気合い十分! 準決勝を振り返り決勝戦の妄想先取りに取っ掛かるとするべー。
10Rは切り合いで藤井栄二ラインを出させる攻防戦になった。3番手を取った恩田だが、内を突いた渡邉豪大が稲毛健太のうしろを取り流れ込んだ。人気の菅田壱道はホームから仕掛け不発に…!
11Rは今節積極戦法を駆使する根田空史が後方7番手からまくり福田知也を振り切り快勝。一躍優勝候補に踊り出たぞ!
12Rは犬伏湧也が前受けから、岡崎智哉が押さえ主導権。犬伏は7番手まで引いて巻き返し、佐々木豪が恵まれ、杉森輝大が強襲。ミラモン犬伏の覚醒は次回以降に持ち越しになかったが、自分の競走をした結果だし、今後に繋がるはず。
ナイター記念は夕方になると口が寂しく、大人のミルク(酒)が恋しくなるよ! 呑みながら楽しむのがオレの流儀なんだね(^^)vさあ酒の勢いを借って、妄想先取りといってみっぺ!
まずは並びだ。
②稲毛健太-⑧森川大輔、①単騎の杉森輝大、③根田空史-⑦福田知也-⑨阿部力也、④佐々木豪-⑥渡邉豪大-⑤坂本亮馬(⇦②⑧・①・③⑦⑨・④⑥⑤)。
初手は稲毛が前受けとみる。単騎杉森はまずはここで様子をうかがう。佐々木は優勝を狙いイン切りで根田が逃げる展開だろう。根田が出れば杉森が切り替え③⑦⑨①で先制する。この展開なら根田をまくることは厳しい! 「競輪は番手だ」のフレーズ通り福田が恵まれる。根田の残りに阿部の流れ込み。⑦=③、⑦⑨を本線に杉森の突っ込み⑦①まで。
では妄想は…! 根田がスタートを決めたとき。優勝を意識する佐々木が押さえれば流すはず。そうなれば稲毛のかまし炸裂! 伸び脚良い森川が番手有利に恵まれるって事に…! 杉森が切り替え佐々木がこの後。ってことで森川から手広く流すかボックスでいってみっかね!
森川の頭から⑧-①②④⑥。ボックスは稲毛を外し、杉森の強襲と佐々木、渡邉を入れ⑧①④⑥で妄想の完結にすっかね。いずれにせよ、展開ひとつで紙一重。誰にでもチャンスがあり、オモシロイレースになるぞ。こりゃ楽しみだ。もう一杯やって良い夢を見るとするべ。
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。