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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【平安賞予想】ビッグモンスターの平安賞連覇が濃厚! だが準決で躍動した坂井洋の動向次第では…/決勝レース展望

2022/09/27 (火) 12:00 2

向日町競輪場で開催されている「平安賞(GIII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は16時40分発走予定。

連勝がストップしたビッグモンスターだが…

 名古屋共同通信社杯は、郡司浩平が逃げ切り優勝。これでグランプリ出場に大きく前進したぞ。南関の郡司浩平、おめでとう! また、ビッグモンスター脇本雄太が名古屋共同通信社杯で連勝が止まった! 勝負に絶対はないが、まさかだったね…。一息ついたビッグモンスター・脇本雄太には平安賞の連覇が掛かる。だが頼みの綱の総帥村上義弘と古性優作の欠場で手薄になったのは痛い(>_<)。しかも中3日間のタイトなスケジュールがのし掛かる…。

 心配の種はあったが、初日特選と二次予選の走りでそれも払拭したようだ(^^)v ビッグモンスターは驚異的な回復力を持ち合わせているのか、「近畿地区の牙城をオレが守る」という責任感なのか。ひとつ気掛かりなのは前受けから一気に引いて仕掛けるワンパターンの勝ち方だね!

平安賞の連覇がかかる脇本雄太(撮影:島尻譲)

坂井洋の脚力も負けていない! 唯一のSS班・清水裕友も勝負どころ逃さず

 準決勝10Rは細切れ戦で激戦! 人気は吉田有希-坂井洋の茨栃だったが、吉田がもたつき高橋晋也が主導権を奪う。番手の成田和也が恵まれる展開になったが、吉田を捨てた坂井が前団が止まって見えるほどの勢いでまくり切った。脚力には圧倒されたΣ(゜Д゜)。

 11Rはただ一人参戦のSS班清水裕友が勝負どころを逃さず仕掛け小倉竜二とのゴール勝負になった。窓場千加頼を目標の稲川翔が切り替えまくりで迫った。12Rはここも人気の脇本雄太が前受けから引いてまくる必勝パターンで3連勝。逃げた根田空史の番手小原太樹がなんとか2着に!

唯一SS班として参戦中の清水裕友(撮影:島尻譲)

妄想先取りレース実況! まくりV濃厚のビッグモンスターを脅かすのは同じ上がりタイムの坂井洋

 決勝戦を並びから整理する。

 近畿は①脇本雄太-④稲川翔、中四国は折り合い③清水裕友-⑧桑原大志-⑥筒井敦史-⑦小倉竜二、東日本は②坂井洋-⑨成田和也-⑤小原太樹の順(⇦①④・③⑧⑥⑦・②⑨⑤)。

 今回の妄想先取りは苦戦だよ(>_<)。本線から入ればビッグモンスター脇本が前受けから。坂井が押さえ、これに清水ラインが切り替える。ビッグモンスター脇本は後方8番手に引きまくりV。ほぼ2着探しの公算が大の決勝戦かね。まずはラインで稲川の流れ込みに、逃げる坂井の番手成田へ。清水の先まくりで2着まで!

 では本題の妄想先取りは? 坂井が出てスピードを落とすと…。脇本が引いてる隙に清水がかます展開になるぞ! 中団は坂井だが前団と車間が開くってわけ。もちろん脇本はまくって行くが、坂井もまくりで応戦。準決勝の上がりタイムは脇本、坂井が共に10.8秒をマークしていた。

 清水が早めの逃げなら坂井のまくり炸裂! マーク成田の流れ込み脇本届かず2着ぐらいか。坂井がビッグモンスター脇本を意識し過ぎて仕掛けを遅らせたなら…! 清水の番手から桑原が抜け出すが、4番手から突っ込むオグリューの逆転も臭う。これに成田と坂井を加えボックス②⑦⑧⑨が見えてくる。妄想〆はこれかね! 些か妄想が過ぎるか?

 それでもビッグモンスター脇本はその上を行っちゃてるよね(^^;)。

脇本雄太の脅威となり得る坂井洋 (撮影:島尻譲)

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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