2022/09/19 (月) 12:00 3
名古屋競輪場で開催されている「共同通信社杯(GII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は16時30分発走予定。
若手の登竜門とされる共同通信社杯で、昨年は山口拳矢が地元岐阜競輪場でビッグ初優勝の離れ業にはタマゲタ!
あれから1年。今年も活きの良い若手自力型がトップレーサーに挑戦する。自動番組のオール一次予選。挑戦を受ける立場のトップレーサーは多少のプレッシャーはあるはず。それでもはね除けるのが超一流の証し。
断トツ1強ビッグモンスター脇本雄太が上がり10.6秒の快速タイムで初日快勝。だが二次予選で連勝が止まってしまい、しかも6着で準決勝もおじゃん(T-T)。
しかたねぇ、名古屋に来たし仕切り直しは“名古屋メシ”だべ! 前回来て「味噌煮込みうどん」を食って、もういいかと思っていたが(^^;) なぜ「味噌煮込みうどん」が名古屋人に愛されてるのか? オレの好奇心が掻き立てられちまったってわけでチャレンジすることに(^-^;。
食した検証結果は…。わかったような、わからないような? 結論は持ち越しってことで!
準決勝10Rは郡司浩平強し! 切り合いを見極め、カマした島川将貴にサッと切り替え、間髪いれずまくった。あの動きは中々できない。しかも和田真久留を振り切る圧勝劇だ。リズムを取戻し後半戦が楽しみになったぞ!
11Rは森田優弥が逃げ平原康多は貫禄勝ち。新田祐大は太田竜馬と中団でもつれ出番なし。光ったのは最後方から突っ込んだ内藤秀久はさすがだよ!
12Rは真杉匠の逃げを古性優作が飛びつき分断を図る隙に松浦悠士がホームからまくった。番手小倉竜二が最終4角でブロックした間隙を縫い慎太郎さんが突っ込み返す刀で松浦を差し切った! スゲーΣ(゜Д゜)。
妄想先取りに取り掛かるとするベか。先ずは並びだね!
③郡司浩平-⑤和田真久留-⑧内藤秀久の神奈川トリオ、①平原康多-⑨武藤龍生-④神山拓弥の関東勢、②松浦悠士-⑥柏野智典の中国コンビ、⑦佐藤慎太郎は単騎だね!(⇦③⑤⑧・①⑨④・②⑥・⑦)。
こりゃSS班の力勝負になったぞ。松浦、慎太郎さん、平原のGP出場はほぼ安全圏だろう。郡司は賞金の上積みを狙いGP出場に勝負掛けだ。メンバーをみれば松浦の逃げが有力とみるが…。
松浦の前受けが有力。枠なりでこの後は平原が追う。となれば郡司は一旦押さえ飛びつき含みになるぞ。たとえ平原が切りに来てもそこは譲れない。松浦の巻き返しに飛びつき③=②が本線! 平原に合わせ踏んで和田の流れ込みの③⑤。平原が切り飛びつきも警戒①=②。まともに狙えばここまで!
妄想を捻るとすれば? 松浦の主導権までは同じとして、郡司と平原が中団でもつれるってわけだ! もちろん柏野は無風で番手を回る。するってーと慎太郎さんも3番手になるよね! 松浦の逃げ切り②-⑥=⑦かね。
いやいやもう一捻り、柏野がブロックすると…⁉ 準決勝同様に慎太郎さん突き抜けVがありそうだし②⑥⑦ボックス。
今回の妄想先取りはこんなところで如何でしょうか!
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。