2022/09/11 (日) 12:00 4
青森競輪場で開催されている「善知鳥杯争奪戦(GIII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は16時35分発走予定。
9月に入り、幾分朝夕は凌ぎやすくなってきた。みちのく青森もきっと秋の気配を感じていることだろう。森の中にある競輪場だし、秋を伝える鈴虫やコオロギの鳴き声が響き渡ってるに違いない!
そういえば、宿舎の温泉には、よくお世話になったっけ。朝風呂も良かったが、レースが終り反省会など情報交換! ゆったり浸かり疲れを癒し、浴衣に着替え食堂へ。珠玉の時間なわけ!
献立は夕食というよりも、酒のアテが多かったかね(^^;)。飲み組と飯組に分かれ会食に興じるってわけよ! 当然オレは飲み組だったが…。
残念ながら今は飲酒は御法度のようで(>_<)。
こんな事をコラムに綴っていたら、青森へ経済活動に出掛けたくなってきたが、コロナがね…。もう暫く我慢すっかね!
いっけね〜、余談が長くなった。
SS班の守澤太志が欠場で東北の結束力が試される開催になった。SS班は郡司浩平、ヨシタクに追加で清水裕友が参戦。またスーパールーキー中野慎詞は9車立てのGIIIでも通用するか、決勝戦まで進めるかと注目していた。
準決勝10Rは前受けの東北勢を勝負どころで清水裕友が動き分断。積極さが功を奏し新山響平を差し切る。2着は椎木尾拓哉の強襲だが、抜群の伸び脚は決勝でも驚異になるぞ!
11Rは中野慎詞が前受けから受けて立った! 山田英明が切りヨシタクが逃げ、7番手に引いた中野が一気に巻き返し快勝連勝は30に伸ばした。ヨシタクを力でねじ伏せた中野はホンモノ。強えぇね!
12Rは勝負どころを逃さず郡司浩平、和田真久留で一気に仕掛け和田が差し切った。和田のデキは万全とみる。
さて決勝の並びは東北は①中野慎詞-⑤新山響平-⑥内藤宣彦、神奈川コンビは⑨郡司浩平-③和田真久留、②清水裕友-④三谷将太、⑦ヨシタク-⑧椎木尾拓哉(⇦①⑤⑥・②④・⑨③・⑦⑧)。
中野が前受けからレースを組み立てる。清水、ヨシタク、郡司は中野を封じる作戦に出ようが、引いて一気に巻き返すとみるが。これなら新山が差し地元Vが濃厚だろう! 内藤まで流れ込み上位独占かね。
妄想先取りは中野の後位に清水が飛びつくと隊列が短くなるぞ。この展開なら郡司のまくり炸裂だ! 仕上がり万全な和田が三度差しきって神奈川ワンツーぐらいかね!
いやいや超新星中野の強さはホンモノ(^^;)。31連勝も期待したいし…。中野の頭から清水、ヨシタク、郡司、和田へ流す手もどうよ!
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。