2022/08/07 (日) 12:00 5
岸和田競輪場で開催されている「大阪・関西万博協賛競輪予想(GIII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は15時36分発走予定。
6月のGI高松宮記念杯は単騎で挑んだ古性優作が地元凱旋優勝を果たした。あれから早2か月。猛暑酷暑の中、岸和田GIIIが始まった。
SS班不在をいいことに、Vチャンスとばかりに優勝の2文字を胸に秘め、1発勝負に出るのか?
はたまた地元を軸に鉄の結束をみせ、近畿勢が古性優作に続けとばかりに牙城を守れるのか?
興味は尽きないが、順当にいけば南修二にVチャンスなのだが!
上も下も力に大きな差がない分、混戦激戦になり波乱の要素がありそうでねーの(^^; と、戦前はこんなことを思って楽しみにしていたんだ。
思った通りやっぱり微妙に荒れてるぞ!
地元のエース南修二が逃げの番手を回る楽な展開に助けられ連勝。他の選手も南の番手戦の厳しさを恐れ仕掛けを躊躇する始末! 今までの実績がそうさせてるのだろうが。
横の動きをみせない不気味さが気になって仕方ない! いつものように準決勝を検証するべ。
準決勝10Rは中釜章成が積極的な走りで稲毛に展開は向いたが失格。山本伸一が繰り上がり岡本総、伊藤健詞が入り波乱の決着だった。まあ近畿勢の結束力を見せつけた事がせめてもの慰めか?
11Rは福永大智が中釜に続けとばかりに逃げ、高久保雄介の勝利に貢献した。2着に簗田一輝が突っ込みここも高配当に!
12Rは土生敦弘の主導権で南修二がきっちり追い込み3連勝。
決勝戦並びから。近畿は別線を選択。地元同士の④土生敦弘-①南修二、⑨高久保雄介-⑤山本伸一、⑦岡本総-⑥伊藤健詞、②松岡辰泰-③山口泰生に単騎は⑧簗田一輝(⇐④①・⑨⑤・⑦⑥・②③・⑧)。土生の逃げで番手の南のVが最有力なんだが!
この後位はどなた? 切って行きそうな高久保なのか、松岡なのか、はたまた岡本になりそう…。さて単騎の簗田はどうするんだ。
簗田は逃げる土生-南の後位にマークしてるはずで簗田の2着を本線に、中団条件でまくる松岡の逆転と松岡に乗り突っ込む山口ぐらいか。後は土生の逃げ残り少々を押さえる!
南のVはほぼ固いのでは? だが、妄想の推理は…。南が横の封印を解いたときにおこるぞ!
逃げる土生をまくる松岡、高久保を南がブロック。ここで内を突けるのは簗田、山口、岡本になるんだよ。つまりは南の外をまくる事は困難ってこと。
南の後位を条件に内を突く簗田の頭が妄想の結論になる! 手広くいっても十分だべ。
猛暑を凌ぐには簗が一番ってか(^^)v
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。