2022/07/18 (月) 15:00 2
玉野競輪場で開催されている「サマーナイトフェスティバル(GII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は20時30分発走予定。
玉野競輪場に「KEIRIN HOTEL 10」がオープンしたんだね! オレが現役の頃も瀬戸内海を望むロケーションに感動したが、そこにホテルが立ち競輪を観戦できるとは! スゲー時代になったもんだ(^o^)/夢のような施設の誕生は、旅打ちするファンにはうってつけだべー! オレもいつかは旅打ちで訪れたいねー!(^^)!
本題に入れば脇本雄太の不在は残念だが、守澤太志が復帰しSS班フルラインナップになった。上位陣は変わらず安定感があるし、ここにきて若手機動型の成長も著しい。玉野サマーナイトは大熱戦・大激戦じゃねーのかな!? きっと瀬戸内海の魚たちも飛び起きるぞ(笑)。近頃の流れを見れば、優勝を左右する鍵は「ラインの結束」となりそうだね!
さて準決勝を振り返る。10Rは町田太我が主導権、「番手清水裕友で楽勝か」と思えたが、新田祐大の強烈まくりに屈した。新田は復調なったようだが! 11Rは眞杉が主導権を握り平原康多の展開。だが、犬伏が7番手から怒濤のロングまくりで必勝体制の眞杉、平原を飲み込んだ! 松浦悠士が抜け出し、岩本俊介が外を伸び2着。岩本の伸び脚にも驚かされた。
波乱を呼んだ12Rは太田竜馬の逃げに中団取った郡司浩平。太田の番手から山田英明が発進。荒井崇博が抜け出し、郡司マークの和田健太郎が突っ込み波乱の決着。SS班9人が参戦したが、決勝戦に乗ったのは慎太郎さんと松浦の2人だけとは…! 若手の成長がSS班を手こずらせ「今後の競輪は乱戦になるのか?」と感じざるを得ない!
さあ妄想先取りに取り掛かるが、ウキウキワクワクしてきたぞ!
いつも通り並びから整理していく。初手は新田が前受けだろう。①新田祐大-⑦佐藤慎太郎の福島コンビ、⑨犬伏湧也-②松浦悠士の瀬戸内タッグ、⑥岩本俊介-③和田健太郎の千葉ラインに単騎は④森田優弥、ここに⑧山田英明-⑤荒井崇博の佐賀コンビが続く。(⇐①⑦・⑨②・⑥③・④・⑧⑤)
山田が切りに行っても、犬伏を待つ新田が出させない。そこをジャンから犬伏がカマシ、最終ホームは取ってるはず。新田がまくるが松浦に合わされ、突っ込む慎太郎さんとの②-⑦SS班車券、あるいは新田が行き切って①=②。犬伏の残り②⑨あたりが大方の見方だよね!
お待ちかね! 妄想先取りはここからが『本番』! 犬伏が逃げるところまでは一緒。だが準決勝で“好調”の片鱗見せている岩本がピンポイントで仕掛けたら…! 松浦が反応しブロック。そこをすかさず和田健太郎が内に切り込み、松浦を捌きVロードまっしぐら。妄想は和田健太郎Vってわけよ! 和田健太郎から手広くいってみっかね。和田-全-全(③-全-全)だよね。
あ〜あグランプリの夢よ、夏の夜にもう一度…(>_<)!
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。