2022/07/10 (日) 12:00 7
福井競輪場で開催されている「不死鳥杯(GIII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は16時30分発走予定。
福井記念は「不死鳥杯」のネーミングが示す通り…! ビッグモンスター脇本雄太の凱旋ワンマンショーで仕方ない! 脇本を差せるとすれば、古性優作しかいねーよね。アっ! いる! 喰うやつがいるぞ! 駅前のあの恐竜なら丸飲みできるだろうよ! 今回はこんな途方もない妄想ぐらいしか思いついていなかったんよ(+_+) 書いてて情けなくなるよ、まったく…。
あえて注目すれば2020年11月19日に山口拳矢が叩き出した10秒6のバンクレコードを更新するのかどうか! このタイムなら更新する公算は大だろう! オレも現地でイベントをやらせてもらってるし、目の前で更新するところを見れるのは至福の喜びだよね。
何度も言うけど『本場でしか感じることができないモノ』がある。選手の息遣い、瞬間瞬間の駆け引きなど眼を見開き、耳をそばだて肌で感じられる、これが本場の醍醐味だよね!
暑さ対策を施し本場での観戦も一考かと! しっかしワッキーはケタ外れにツエー。初日特選で逃げる松井宏佑を手玉に取り、大名マークの古性優作を振り切った。この時点で4連勝は限りなく現実味を帯びた! そう思っていたが…
準決勝が豪雨で中止になっちまった(T-T)/ 準決勝の中止は記憶になく、抽選で決勝戦を決める事になった。オレもダービートライアルがあった頃に順延となり抽選をやったが、妙な緊張感があったっけ。走って負ければ納得するのだが…。まあ『運も実力のうち』とは言うが、大本命の脇本がこういう結果になるとはねー。
ともあれ強運を活かして優勝をモノにする選手は誰だ!?ってことで妄想も強運にあやかり攻めの姿勢でやってみっか。
まずは並びから整理してみる。①古性優作-⑨南修二の大阪コンビに単騎は②森田優弥、⑦松井宏佑-③鈴木裕の南関タッグ、単騎④松岡辰泰、⑥坂本周作-⑤菅田壱道-⑧佐々木雄一の北日本トリオという並びだ。(⇐①⑨・②・⑦③・④・⑥⑤⑧)
初手は松井が前受け、古性は中団だろう。もし坂本が押さえる展開でも古性ならこの位置は取れる! 松井に合わせ古性が出て、南の流れ込み①-⑨が本線だろ。菅田が番手から出て古性との折り返し①=⑤、力車券の古性-松井①-⑦、まあこんなところが順当なんだね。
今回は妄想になるか微妙だが、仕入れた現地情報から考えてみた。どうやら菅田がウエイトトレーニングに励み肉体改造に成功したようだ。坂本が逃げるなら番手から出てV! 『競輪は番手だ!』のフレーズの登場。ここに佐々木の流れ込み⑤-⑧が妄想の大本線。ただ、菅田からならもう少し広げて単騎森田、松岡の突っ込みに、南まで入れてはどうだろうか。
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。