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すっぴんガールズに恋しました!

【平塚競輪・ガールズ】競輪記者が出場全選手を独断チェック!PART.1/Aグループ編

アプリ限定 2022/06/23 (木) 12:00 17

6月29日から7月1日まで平塚競輪場ではガールズケイリン10周年を記念してオール女子のみの「ALL GIRL'S 10th Anniversary」が開催されます。84選手がA・Bグループに分かれ優勝を争う特別開催。業界一のガールズケイリン通で知られる松本直記者が出場全選手の特徴と小ネタを紹介します。まずはAグループから!▶Part.2はこちら

児玉碧衣(撮影:島尻譲)

荒牧聖未
 小学生から大学まで打ち込んだアイスホッケーで鍛えた身体能力の高さを生かして、デビュー当時から第一線で活躍。父は友一(39期・引退)の血を受け継ぐ2世選手。ダッシュ力がセールスポイント。甘い物には目がない。

増茂るるこ
 小中学生時代はバドミントン、高校ではサッカーに熱中。東京女子体育大学に入学し、体育教師を志してしたが、バイト先の同僚からガールズケイリンを紹介される。クリーンなレースがモットーで10年間失格はゼロ。

加瀬加奈子
 ガールズケイリンのレジェンド。自分で風を切って走る自力勝負にデビューからこだわり続けている。2度の大ケガを克服する不屈の闘志の持ち主。結婚、妊娠、出産を経て現場へ復帰。男子選手の育成にも取り組んでいる。

大和久保美
 ママさんレーサー。結婚を機に福岡支部から青森支部へ移籍。妊娠、出産を経て現場復帰。1着回数18回、優勝0回だが、堅実なレース運びは車券に欠かせない存在。脚力上位の選手にぴったりマークする場面も多い。

石井寛子
 ガールズケイリンのトップレーサー。高校時代から自転車競技に取り組み、ナショナルチームにも参加。自在戦がメインだが、先行しても押し切る脚力を秘めている。分単位で体のケアのスケジュールを詰め込む。牛タンが大好物。

杉沢毛伊子
 バスケットボールで活躍したが、ケガが理由で選手を引退。一般企業に就職するも、スポーツ選手への夢を捨てきれずガールズケイリンに挑戦。優勝は2回。落車で大ケガを追っても不屈の闘志で必ず戦列復帰をする。

矢野光世
 メッセンジャーからガールズケイリンへジョブチェンジ。先行力自慢で、自分のペースで駆けると強じんな粘り脚を発揮。優勝3回の実績を持つ。一時は代謝対象に片足を突っ込んだ時期もあったが完全復活。

奥井迪
 学生時代はアルペンスキーで活躍。31歳で教師から競輪選手へ転向。唯一無二の先行勝負でガールズケイリンの時代を切り開く。300勝達成は1、2期を追い抜いて一番乗り。北海道出身のためか夏場は苦手にしている。

奥井迪(撮影:島尻譲)

石井貴子
 コレクション4回優勝の実力者。アルペンスキーからOLを経てガールズケイリン3期生に。21年5月のコレクションで落車。大ケガを負ったが現場に復帰。クールに見えるがカメラを向けると面白いことをしてくれる一面も持っている。

佐藤亜貴子
 剣道とバスケットボールに打ち込んだ学生時代。20代前半は海外留学のために期間労働をする日々を過ごしたが、31歳の時にガールズケイリン挑戦。アキレス腱断裂の大ケガを負ったこともあったが順調に回復。自力攻撃も復活の気配あり。

元砂七夕美

 兄・勇雪(103期)を追い掛けて競輪界入り。キュートなルックスがファンから支持されてガールズケイリンのポスターに起用されたことも。19年7月に中野彰人(和歌山=93期)と結婚。20年7月に第1子を出産後、21年3月に戦列復帰。追走技術は高い。

児玉碧衣
 ガールズケイリンのスーパースター。高校時代はバレーボールをしていたが、母親の助言で競輪選手を志す。天性のダッシュ力を武器にガールズケイリンの新たな歴史を作り続ける。ゲームをしているときが至福の時間。愛犬はダックスフンドのウニとカルビ。

高橋朋恵
 ガールズケイリン屈指のおしゃかわレーサー。レースでは堅実なマークと差し脚が武器。19年4月に長崎支部から東京支部へ移籍。直後の小倉で初優勝達成。セーラームーンとゲームが大好き。

荒川ひかり
 ガールズケイリンの人気レーサー。毎年オールスターファン投票では上位に入ってくる。自転車経験ゼロからの競輪挑戦。レースの流れに乗って、脚力上位の選手を追走する技術の高さは折り紙付き。ふなっしーが大好き。

荒川ひかり

土屋珠里
 110期の卒業記念クイーン。デビュー後はケガが多く波に乗れない時期もあったが、コツコツと力を付けてきた。同期酒井拳蔵(大阪=109期)と21年5月に結婚。栃木支部から大阪支部へ移籍。堅実な立ち回りがセールスポイント。

板根茜弥
 北海道北見市出身。スピードスケートで活躍。108期で入学も在学中の学科試験で失敗。追試も受からず、次回生送りになり110期で卒業と波瀾万丈の人生。デビュー4年目の初優勝は愛する地元立川で達成。とにかく泣き虫。

黒河内由実
 長野清泉女学院高卒。学生時代は吹奏楽部に所属。長野初のガールズレーサー。マーク追い込みの技術が高く、1着よりも2、3着で狙いたい。発走機に自転車をセットした後のお辞儀の角度がとてもきれいと評判。

鈴木奈央
 自転車競技のエリート。ジュニア時代から中長距離種目で活躍。デビュー後、初優勝は児玉碧衣を倒してのもの。長くナショナルチームと兼任生活をしていたが、いったん離れる。競輪に軸足を置いた今年は安定感が増してきた。

中野咲
 学生時代は硬式テニスで活躍。自転車未経験から適性試験で入学。安定感ある走りを続けて18年11月福井で初優勝。差し、マークが主戦法も自力も兼備していて、タイミング次第では積極策もある。

加藤恵
 前職はスポーツインストラクターでエアロビクスなどを教えていた。112期としてデビュー後は積極的な自力勝負で活躍。19年には優勝3回、グランプリトライアル出場も果たした。「ダンプ加藤」のニックネームも浸透。

南彩乃
 高校時代から自転車中距離競技で活躍。デビュー後は追走技術を発揮して車券に貢献。20年1月に同期の南潤(和歌山・111期)と結婚し、同年11月に第1子を出産。産休後は和歌山支部へ移籍して登録も小林から南へ変更した。

太田りゆ
 学生時代は陸上競技で活躍も、一念発起しガールズケイリンへ挑戦。在学中からナショナルチームのブノワコーチに才能を買われて強化指定選手に。デビュー後はダッシュ力を武器に活躍。24年パリ五輪出場を目指している。

太田りゆ(撮影:Takenori Wako)

鈴木美教
 バスケットボールで大学進学も中退。地元でバイトに精を出しているときに両親の勧めでガールズケイリンの存在を知る。グランプリ2回出場の実力者。ケガに負けない強い体と地脚を生かした戦いが持ち味。

吉村早耶香
 陸上競技から転身。在校成績4位、卒業記念準優勝と自転車で非凡な才能を発揮。ダッシュ力が持ち味でまくりに威力がある。妹が124期で養成所へ入所。来年春には姉妹レーサーが誕生する。

太田美穂
 学生時代は陸上の砲丸投げで活躍。デビュー後は地脚を生かした先行勝負が持ち味。国体のケイリンで落車をして脳挫傷の大ケガを負ったが、地道な努力で完全復活。妹の太田瑛美(118期)との姉妹レーサー。

佐藤水菜
 自転車競技をしていた父の影響でロードバイクに乗り始める。高校時代は軽音学部と自転車競技の掛け持ちだったが、プロ選手になることを選択。20年夏からはナショナルチームに所属。24年パリ五輪でのメダル獲得が今の目標。

佐藤水菜(撮影:島尻譲)

渡口まりあ
 学生時代はバレーボールをしていたが、競輪選手を目指していた弟(勝成・119期)の影響で選手を目指す。師匠(宮本忠典・55期・引退)譲りのダイナミックな自力勝負が持ち味。初優勝もそろそろ見えてきた。

新井美菜
 太田真一、平原康多、宿口陽一らを輩出した自転車競技の名門・川越工業高校出身。中距離種目で活躍した地脚タイプ。ダッシュがないので立ち遅れることはあるが、スピードに乗ると伸びは目立つ。

藤田まりあ
 兄(周磨・117期)の影響で高校から自転車競技を始める。高校時代から好成績を残してプロデビュー後は自在戦で活躍。初優勝は児玉碧衣、2回目の優勝は高木真備(引退)とグランプリレーサーを撃破した。

南円佳
 児玉碧衣に憧れてバレーボールからガールズケイリンへ。適性入学からがむしゃらに自転車に打ち込んで、在校成績4位で卒業。デビュー後もタテ攻撃を基本に戦って力を付けていき、21年は優勝3回。船舶免許保持者というアクティブな一面も持つ。

南円佳(撮影:島尻譲)

青木美保
 先行、まくりに飛び付きと何でもあり。安定感あるレースが持ち味。バレーボール出身。適性試験で合格。今年5月和歌山で初優勝達成。父(健悟・56期)、祖父(齋藤正夫・4期)が競輪選手の3世だ。

永塚祐子
 バスケットボールに熱中もケガで断念。大学卒業後は丸の内のOL生活を送るも、やりがいを感じない日々に気が付き、趣味の自転車を生かした仕事へジョブチェンジ。落車のケガにもめげず、自力勝負で復活を目指す。

永禮美瑠
 BMXでナショナルチームに選ばれる身体能力の持ち主。高校卒業後の進路で悩んだときにガールズケイリン挑戦を決意。名前の通り、レースの流れを見る(ナガレミル)勝負所を逃さない走りはインパクトが強い。

布居光
 父(寛幸・72期)、兄2人(翼・109期、大地・111期)も選手の競輪一家に育つ。高校時代から自転車競技で活躍。今年2月に広島で落車して以降、成績が低迷気味だが、親から譲り受けたDNAで巻き返しを狙う。

蛯原杏奈
 北海道出身で学生時代はスキー競技で活躍。父からガールズケイリンの存在を聞き興味を持ち挑戦を決意。2回目の挑戦で養成所に合格。マーク、差しの技術が高く車券には欠かせない存在。実家は酪農業を営んでいる。

高木香帆
 兄(翔・105期)の影響を受けてガールズケイリンに挑戦。118期で不合格も、120期で晴れて合格。代謝対象に片足を突っ込んでいるだけに、少しでも競走得点を上げたい。三重・松阪に出稽古へ行き脚力アップに必死。

岩田みゆき
 ソフトボール出身。友人であった黒河内由実(110期)の紹介でガールズケイリン挑戦を決意。適性試験で120期に合格。デビュー後は苦戦が続いているが、最終日一般戦で2着が3回ある。

西脇美唯奈
 120期の卒業記念チャンプで勝負強さが持ち味。21年12月岐阜で初優勝。今年3月久留米では山原さくらをまくり追い込みで仕留めて優勝と、一撃のパワーを秘めている。レーススタイルは自由自在なタイプ。

山本さくら
 小学1年生からテコンドーを始めて、全国大会でも優勝と結果を残す。高校時代にケガやストレスでテコンドーを辞めてしまうが、テコンドー出身の山路藍(106期・引退)の記事を見てガールズケイリン挑戦を決意した。

吉川美穂
 中高はソフトボール。高校3年生のとき自転車競技を始めると、素質が開花しナショナルチーム中距離チームに所属。目標にしていた東京五輪出場がかなわなかったとき、ガールズケイリン挑戦を決意。今年優勝4回と成績安定。

吉川美穂(撮影:島尻譲)

堀井美咲
 学生時代はソフトテニス、スカッシュに打ち込み、大学卒業後はスーパーで働いていたが、母の勧めでガールズケイリンに挑戦。ルーキーシリーズで落車。鎖骨骨折など大ケガを負い、本デビューは遅れたが巻き返しに期待。

内野艶和
 ジュニア時代からナショナルチーム中距離チームに所属。数多くの大会で好成績を収めた。パリ五輪出場を目指し、拠点を伊豆に置いて練習している。6月のアジア選手権・オムニアムで金メダルを獲得したばかり。

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すっぴんガールズに恋しました!

松本直

千葉県出身。2008年日刊プロスポーツ新聞社に入社。競輪専門紙「赤競」の記者となり、主に京王閣開催を担当。2014年からデイリースポーツへ。現在は関東、南関東を主戦場に現場を徹底取材し、選手の魅力とともに競輪の面白さを発信し続けている。

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