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すっぴんガールズに恋しました!

【競輪予想】6回目のコレクション優勝を狙う児玉碧衣/日本選手権競輪・ガールズケイリンコレクション2022

アプリ限定 2022/05/02 (月) 10:00 8

いわき平競輪場で3日から開催される『日本選手権競輪(GI)』。その3日目に行われるのが『ガールズケイリンコレクション いわき平ステージ』。同レース出場選手の近況やレースの展望をデイリースポーツの松本直記者がお届けします!▶出走表はこちら

昨年のガールズケイリンコレクション(撮影:島尻譲)

6回目のコレクション優勝を狙う児玉碧衣

 児玉碧衣が、相性の良い「いわき平のバンク」で6回目のコレクション優勝を狙う。昨年末のグランプリは4連覇を目指して臨んだが、人の動きをアテにしたことで力を出し切れず3着敗退。今年は1月の高知からスタートすると、普通開催では8場所連続優勝中。24走して1着23回と圧倒的な数字を残している。

 しかし、3月の宇都宮コレクションでは高木真備との併走で脚を使ってしまい、仕掛けるタイミングを逃し7着。それでも、宇都宮以降はレース運びに変化が見え、簡単に位置を下げない自在戦も取り入れて1着にこだわっている。これは新しい児玉碧衣の戦い方だ。もちろん長所のダッシュとトップスピードを生かした戦いが中心になるが、自在に動けるレースもできるようになると、ビッグレースでも大敗が少なくなるはずだ。

 いわき平の普通開催は、9走して1着9回と3開催連続完全優勝を成し遂げ、18年8月には自身初のコレクション制覇を達成。昨年21年8月にもコレクションVと好成績を収めており、今回優勝なら6回目のコレクションV。6回は最多Vの小林優香の記録に並ぶため、児玉碧衣の走りに注目したい。

児玉碧衣(撮影:島尻譲)

レース運びのうまさを発揮してコレクション連続優勝狙う石井寛子

 石井寛子も絶好調だ。3月の宇都宮コレクションは力強かった。Sを決めると上昇した尾方真生を入れて番手からレースを進める。尾方が先行する展開になると、最終4角から一気に差し、佐藤水菜、小林優香らナショナルチームのまくりを完封。1着でゴール線を駆け抜けた。石井も13年9月の京王閣から数えて5回目のコレクション優勝。いわき平は17年8月にコレクション(アルテミス賞)を優勝しているだけに不安はない。今回優勝なら、最多タイへ並ぶだけに気合の入る一戦となるだろう。レース運びのうまさを発揮してコレクション連続優勝を目指す。

ラッキーガールとなるか柳原真緒

 1月の宇都宮トライアルでガールズケイリンコレクション出場権を獲得した高木真備の引退により、補欠から繰り上がった柳原真緒。今回開催のラッキーガールとなるだろう。

 今年は1月の向日町からスタートして9場所を走り5回優勝。賞金ランキングも4位(26日現在)と初のグランプリ出場に向けて突っ走っている。スピード地脚を生かしたまくりは威力抜群で、師匠・市田佳寿浩の教えもありパワーアップを続けている。コレクション出場は20年9月伊東温泉以来2回目、いわき平は20年7月フェスティバル以来と経験の少なさは否めないが、未知の魅力も十分で侮れない存在となりそうだ。

柳原真緒(撮影:島尻譲)

強いインパクトを残したい尾方真生

 尾方真生も2回目のコレクション参加。初参加となった3月の宇都宮では前受けから突っ張り先行に打って出た。最終バックでも掛かりはよく、他の6人を振り回した。直線では末脚を欠いてしまい5着に終わったが、強いインパクトを残した。4月の平塚では、苦手意識のあった単発レースだったがフレッシュクイーンをまくりで優勝。「自力を出して3着まで」を目標に掲げて、初登場のいわき平でも風を切るつもりだ。

尾方真生(撮影:島尻譲)

枠順が大きなアドバンテージの小林莉子

 小林莉子はコレクション初優勝のチャンスだ。1月の宇都宮トライアル優勝、選考順位2位での選出により2枠からレースが進められる。差しまくりタイプの小林にとって枠順は大きなアドバンテージ。優勝候補の児玉碧衣を見ながらレースを進めることができればチャンスも倍増だ。S次第になるが、道中の位置取りには注目したい。コレクションは13回目の挑戦で、過去最高着順は2着が3回(16年5月、17年8月、21年8月)。今年7月で11年目を迎え、ガールズケイリン1期生として初のコレクション制覇へ気合が入る。

小林莉子(撮影:島尻譲)

 小林と同じ1期生の荒牧聖未もコレクション初優勝を目指していく。昨年は5月に4年ぶりのコレクション出場も果たし、1着回数39回、優勝回数8回と好成績を残した。今年もここまで優勝2回と好調で、いわき平は普通開催で1着を量産し得意な舞台とする。直線の長さを味方にしたシャープな差し脚は見逃せない。

荒牧聖未(撮影:島尻譲)

 鈴木美教は復活モード。昨年11月のグランプリトライアルは地元グランプリ出場へ向けての勝負駆けだったが、予選1で落車。左鎖骨骨折の大ケガを負ってしまった。失意のどん底まで落ちたが、気持ちを切り替え今年戦列に復帰。1月の四日市トライアルでは気合の入ったレースを連発し、決勝2着でコレクションの出場権を手にした。4月の松戸終了後には、骨折した鎖骨を支えていたピンを抜く手術をして可動域は広がった。コレクションは21年3月の松阪以来7回目の挑戦。負けん気の強さを発揮し、初優勝に向けてコースへ突っ込んでいく。

鈴木美教(撮影:島尻譲)

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松本直

千葉県出身。2008年日刊プロスポーツ新聞社に入社。競輪専門紙「赤競」の記者となり、主に京王閣開催を担当。2014年からデイリースポーツへ。現在は関東、南関東を主戦場に現場を徹底取材し、選手の魅力とともに競輪の面白さを発信し続けている。

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