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高木真備のみんなに届け♡マキビーム

「弱い選手でもグランプリ目指せる」泣き虫だった高木真備の分岐点/高木真備コラム

2022/04/16 (土) 12:00 35

4月3日(日)に、ホームバンクである京王閣競輪場で引退を発表した高木真備選手。その数日後、選手として最後の撮影とインタビューを行いました。2014年から約10年間歩んできた競輪人生を振り返ります。(撮影協力:たちかわ競輪場)

ーー今回は、真備さんの競輪選手人生を振り返りたいと思います!まずデビュー直後の思い出を教えてください。

 デビューしてからは先行1本で勝てるようになるまで、まず力をつけるために頑張るって意気込んでやってたんですけど、やっぱり勝てなくて。

 同期が活躍してたし、すごく悔しくて、毎レース後泣く、みたいな(笑)。しかも1着でも、納得いく先行じゃない1着だと泣いて、負けたらもちろん泣いて…みたいな感じで。先輩たちにも相当迷惑かけたし、本当に超泣き虫でした。

ーーそれから、どのように変わっていったんでしょうか?

 2016年、3年目の夏ぐらいから高木(隆弘)さんに教えてもらうようになりました。

 それまで2回優勝したことがあったんですけど、その後1年間優勝できないままで。でも、高木さんに教えてもらうようになった年の冬に2回優勝できました。そこからどんどん勝てるようになって、2017年に最多勝になったんですよ。

 その前の年は2回しか優勝できなかった人が、次の年にいちばん1着をとれたんです。うれしかったです。グランプリ出ている人たちって、みんな最初から強かったんですよ。だけど、今勝てない後輩たちも、諦めないでやればこうやって勝つことができる、最初から強くなくてもこうやって優勝することができるっていうところを、ちょっとは証明できたのかなって思います。


カメラマン:Kenji Onose
Hair & Make-up:井出弓
協力:たちかわ競輪場
取材・構成:netkeirin編集部 伊藤千裕

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高木真備

Takagi Makibi

ガールズケイリン106期。2014年に奈良競輪場でデビューし、玉野競輪場で初優勝する。2016年のガールズケイリンコレクションでファン投票1位を獲得して、優勝。同年末にガールズグランプリ初出場を果たす。2020年には、特別競輪ガールズケイリンフェスティバル(いわき平)で完全優勝し、同年のガールズケイリンコレクション(伊東)も優勝した。

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