【混戦必至で各地区にチャンスあり!】大垣競輪G3「大阪・関西万博協賛競輪」は13日開幕!

2025/03/11(火) 18:00

大垣競輪場において「第12回大阪・関西万博協賛競輪in大垣」G3が3月13日から16日まで開催される。ウィナーズカップ開催前でS級S班らの参戦はないものの、全国から有力候補が参戦。同日程で四日市ナイターG3もリレー開催され、昼夜ともに楽しみが尽きない4日間が展開される。
協賛競輪の収益の一部は大阪・関西万博の事業に活用される。

◆初日の出走表(13日更新)はこちらでチェック

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鈴木竜士 がG3連続優勝なるか

鈴木竜士

今開催は関東勢が強力布陣とみる。中心と見たいのは鈴木竜士で、2月の小松島ミッドナイトG3では逃げる地元ラインの後位を確保して、直線で差し脚を伸ばしてG3初優勝を達成している。優勝インタビューでも、今後のタテ脚強化をポイントにあげており、小松島に続いてG3連続優勝に期待だろう。
関東勢は機動力上位の菊池岳仁や、23年に久留米でG3優勝ある橋本壮史、昨年11月に松阪でG3初優勝した芦澤達弘らも上位争いに加わってくる。

芦澤辰弘

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地元勢は志田龍星 が浮沈のカギを握る

志田龍星
山口富生

他地区を迎えうつ地元・中部勢。主役のひとりだった山口拳矢が負傷欠場により、志田 龍星に、地元の期待は一身に集まりそうだ。直前の2月京王閣F1決勝は番手回りから自力発動して優勝しており、地元G3に好ムードで臨めよう。大垣記念では一昨年に決勝進出も果たしており、積極的な仕掛けから優勝戦線をリードする存在となるか。
志田とは28歳年上の55歳・山口富生も地元G3に参戦。2月豊橋の全日本選抜競輪G1では最終日には北津留翼の番手から差し脚を伸ばして1着。自身が持つG1最年長勝利記録を更新した。G3は今年1月に和歌山記念でも決勝に進出しており。今回も大ベテランの衰えぬ闘志に注目だろう。
長尾拳太や、松岡篤哉、竹内雄作、棚瀬義大ら地元勢で一致団結して勝ち上がりを目指す。

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抜群のスピードで河端朋之が混戦を断つ

河端朋之

追加参戦ながら河端朋之も軽視はできない。今年は1月豊橋F1で優勝、2月高松記念G3ではシリーズ3勝、2月静岡記念G3は決勝3着。3月の地元・玉野記念G3は一次予選敗退に終わってしまったが、ダッシュを生かした強烈な捲り脚は、今開催で間違いなく上位級なだけに、約3年ぶり2回目のG3優勝チャンスをものにできるか。
島川将貴は一時期に比べると復調気配で、1月高松記念G3、2月小松島ミッドナイトG3で決勝進出。型にはまったときのスピードは傑出しており、展開次第ではG3初優勝まで望めよう。中四国連携で、ベテラン桑原大志も上位争いが見込めよう。

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混戦必至!各地区にチャンスあり

中本匠栄
市橋司優斗
九州勢は中本匠栄が中心となろう。昨年末の大垣記念では予選を連勝して、決勝に進出している。鋭い差し脚は、侮れない。また九州からは、市橋司優人も注目したいひとり。2月玉野F1の決勝は、5番手から捲ってS級初優勝を達成。自力も番手も、近況の良い流れを生かして、G3でも躍進となるか。
近畿はG3を2回優勝している山本伸一(第3回万博協賛優勝)に、石塚輪太郎、岡崎智哉らが好連携を見せるか。
南関東勢は佐々木龍、渡邉雅也、簗田一輝、堀内俊介らが参戦。果敢な自力タイプが不在だが、他ラインに対してどう打破していくか注視したいところだ。
北日本の得点上位は永澤剛だが、2月全日本選抜競輪G1の最終日に落車して、その後も欠場。調子の面は要注意が必要だろう。

G2ウィナーズ出場組が不在で、どの地区にも、優勝の可能性があると言える混戦必至の開催。4日間のシリーズを戦い抜き、このチャンスを掴むのは……!?

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【大垣競輪の直近レースレポート】

大垣記念G3(24年12月)優勝者:坂井洋
施設整備等協賛競輪G3(23年11月)優勝者:山賀雅仁
大垣記念G3(23年6月)優勝者:浅井康太
大垣記念G3(23年3月)優勝者:犬伏湧也
大垣記念G3(22年3月)優勝者:平原康多
大垣記念G3(21年3月)優勝者:平原康多
大垣記念G3(19年7月)優勝者:宮本隼輔
ウィナーズカップG2(19年3月)優勝者:脇本雄太
大垣記念G3(17年11年)優勝者:村上博幸
トラック競技支援競輪G3(17年6月)優勝者:パーキンス

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【大阪・関西万博協賛競輪G3プレイバック】
2024年10月川崎G3
第10回優勝:福田知也
2024年6月奈良G3
第9回優勝:大矢崇弘
2024年5月武雄G3
第8回優勝:山田庸平
2024年3月伊東温泉G3
第7回優勝:岩本俊介
2023年8月京王閣G3
第6回優勝:田尾駿介
2023年8月和歌山G3
第5回優勝:金子幸央 2023年4月久留米G3
第4回優勝:橋本壮史
2022年8月岸和田G3
第3回優勝:山本伸一
2021年6月福井G3
第1回優勝:柴崎淳

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◆今開催の勝ち上がり

①S級9車立て・12レース4日制

◆初日
【初特選=1個レース】
1位〜9位(全員)→二次予選

【一次予選=11個レース】
1位〜4位(44名)→二次予選
5位から得点上位10名→二次予選

◆2日目
【二次予選=7個レース】
1位〜3位(21名)→準決勝
4位から6名→準決勝
※初特選出場の着上位選手から優先。
次に一次予選の着上位選手。

◆3日目
【準決勝=3個レース】
1位〜3位(9名)→決勝

※勝ち上がり表PDFはこちら

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◆大垣バンクの特性

大垣バンク

バンクは周長400mで、みなし直線は56.0m。走路自体はスタンダードだが、注意したいのは風の影響。「伊吹おろし」が年間を通して吹くため、この風向きによって、戦法の有利不利が出ることも多い。カントがやや緩めなので、捲りは早めに出切ってしまった方が決まりやすい。直線には真ん中に伸びるコースがある。連対時の決まり手は、1着(逃24%、捲27%、差49%)、2着(逃20%、捲14%、差24%、マ42%)。最高上がりタイムは1994年5月8日にネイワンドが記録した10秒5。

(P-Navi編集部)

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