2023/03/07(火) 17:51
開設70周年記念「水都大垣杯」(最終日)
激戦の全日本選抜競輪G1から中5日。大垣競輪場を舞台に、開設70周年記念「水都大垣杯」が3月4日から7日に日程で争われた。
先の全日本選抜競輪を制したばかりの古性優作や、当地記念を連覇している平原康多のS級S班勢をはじめ、昨年準優勝で地元記念制覇をもくろむ山口拳矢、新鋭の犬伏湧也らが決勝に進出。単騎3名の超細切れ戦となる激戦の様相で、決戦を迎えた。
そして、決勝レースは、岩谷拓磨が先行態勢に入る中、最終HSから単騎の犬伏湧也が一気のスパート。九州ラインを叩いた犬伏は後続を大きく離す独走態勢に持ち込み、そのまま優勝のゴール。見事に記念初制覇を成し遂げた。
※3日目準決勝レポートはこちら
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【最終日12R=S級決勝】
1/山口拳矢(S1・岐阜117期)
2/古性優作(SS・大阪100期)
3/平原康多(SS・埼玉87期)
4/坂本貴史(S1・青森94期)
5/犬伏湧也(S1・徳島119期)
6/岩谷拓磨(S1・福岡115期)
7/久木原洋(S1・埼玉97期)
8/岡本総(S2・愛知105期)
9/井上昌己(S1・長崎86期)
【レース展開】
誘導以下、3平原―7久木原、1山口-8岡本、2古性、4坂本、5犬伏、6岩谷―9井上で最終的に隊列が整う。赤板前に岩谷が動くと、山口も合わせて上昇。赤板過ぎ2コーナーで岩谷が先頭に立ち、3番手に山口、5番手に古性、その後位は平原と坂本で並走、犬伏が9番手の態勢で打鐘を通過。後続を警戒する岩谷に対して、9番手の犬伏は最終HSから一気に仕掛けると、スピードに乗って、最終1センターで九州ラインを叩き切って先頭に立つ。犬伏は大きくリードを広げると、最終2コーナーから中団の古性が捲りを打って前に踏み、井上も岩谷の番手から抜け出しを図る。だが、犬伏の背中は遠く、リードを保った犬伏は、上がりタイム10秒8の快速で、後続に5車身差をつける逃げ切り優勝。2着は古性、井上をかわした山口が3着に入線した。
【最終日12R=大垣競輪G3決勝】
2車単5-2 1,590円(5番人気)
3連単5-2-1 4,640円(12番人気)
決まり手:逃げ-捲り
優勝/犬伏湧也(S1・徳島119期)
今回戦績:特9・二1・準3・決1
次走出場予定:ウィナーズカップG2(3月18日~21日)
初めて記念を獲ることができて、素直に嬉しいです。
ペースが緩んだところ、波があったところで、すかさず行こうと。たとえ優勝ができなくても、見せ場を作る競走を意識していました。打鐘でも行けましたが、ワンテンポを置いて。だいぶペースが緩んでいたので、最終HSで仕掛けてからは、すごくかかっていった感じがありました。残り1周だったので、しっかり全力で踏み込むことしか考えていませんでしたね。最終BSでも(スピードが)伸びていったので、優勝があるかなと思いましたし、しっかり踏み込めたと思います。
手応えが良かった全日本選抜から、気持ちを切らさずにやってきたことが、結果につながったと思います。
次のウィナーズカップでも自分の持ち味をしっかり発揮できるように、頑張ります!
(P-Navi編集部)