大垣G3(最終日)レポート

2021/03/14(日) 20:13

大垣G3(最終日)レポート

2021年3月14日

大垣G3(最終日)開設68周年記念 水都大垣杯

【12R=S級決勝】

1/浅井康太(S1・三重90期)
2/平原康多(SS・埼玉87期)
3/郡司浩平(SS・神奈川99期)
4/柴崎淳(S1・三重91期)
5/守澤太志(SS・秋田96期)
6/原真司(S2・岐阜86期)
7/古性優作(S1・大阪100期)
8/上田尭弥(S2・熊本113期)
9/吉田拓矢(S1・茨城107期)

車番を活かし、浅井が号砲で積極的に飛び出していく。

中部3車の前受け、146・92・35・7・8の並びとなる。

赤板突入でまずは郡司が切っていく。

打鐘で吉田が叩いて、前へ出る。

最終HS、中団の位置を確保していた上田が仕掛ける。

上田が吉田を捲り切って、主導権を握り、最終BSを通過。

上田の後ろに収まったのは浅井。

絶好の展開から浅井が抜け出し、1着で入線する。
しかし、最終4コーナー付近での浅井の動きが審議対象に。
審議の結果は外帯線内進入、それにより中を割ってきた平原が締め込むことで上田が落車。
浅井は失格となってしまい、2着入線の平原が繰り上がりで優勝。
2着は古性、3着は原となった。
平原は1月の大宮記念以来、今年3回目、通算27回目のG3制覇。


優勝/平原康多(SS・埼玉87期)
ゴール前は必死に中を割ったので、自分が上田君を落車させてしまったんじゃないかと。
最終BSで脚がなくて、直線勝負になってしまったのが悔しい、厳しいレースになってしまった。
今日は拓矢(吉田)の頑張りに尽きます。
浅井の失格で優勝というのは歯切れが悪いと言うか、運が良かっただけなのかなと。
勝ち上がりではそれなりに自分で走れていただけに。
次走のウィナーズカップは自力選手が多い。
そこで強い自力選手に勝つために自分の自力を上げていかないと。


2着/古性優作(S1・大阪100期)


3着/原真司(S2・岐阜86期)

【9R=SA級混成ルーキーチャンピオンレース・荒鷲賞】

1/山口拳矢(S2・岐阜117期)
2/鈴木陸来(S2・静岡117期)
3/石原颯(S2・香川117期)
4/青野将大(S2・神奈川117期)
5/寺崎浩平(S2・福井117期)
6/松本秀之介(A2・熊本117期)
7/菊池岳仁(S2・長野117期)
8/櫻井祐太郎(A2・宮城117期)
9/松岡辰泰(S2・熊本117期)

次代を担う117期によるルーキーチャンピオンレース・荒鷲賞。
号砲で鈴木が勢い良く飛び出していく。

法政大出身の3車ラインが前受け、254・13・7・8・69で周回を重ねていく。

赤版突入、8番手の位置から松本が踏む。
しかし、2センターで突っ張った鈴木と松本が接触し、鈴木が落車。
人気を集めていた寺崎も鈴木に乗り上げ、落車してしまう。

7車となってしまい、単騎・菊池の主導権で打鐘。

菊池が風を切って、最終HSを通過。

最終2コーナー、松本が捲りを放つ。
最終BSでは先行する菊池との差を詰める。

そして、3コーナーを過ぎ、松本が捲り切る。

松本の番手・松岡には絶好の展開。
しかし、4番手で脚を溜めていた山口が直線勝負で一気に抜け出した。

山口はホームバンクで見事にルーキチャンピオンレース・荒鷲賞を制する。
ゴールと同時に勝利を確信し、右拳を何度も突き上げた。
2着には松岡、3着には松本が入線したが、打鐘前2センターでの動きが失格の判定。
繰り上がりで青野が3着となった。


優勝/山口拳矢(S2・岐阜117期)
ホームバンクでシッカリ期待に応えることができて良かったです、ゴール時は嬉しさが爆発しました。
落車のところは少し距離があったんで、巻き込まれないだろうと。
でも、前に踏んでいって、良い位置を取らなければとも思いました。
松岡が車間を空けていたのは見えていたし、スピードも上がっていたので、自分のいけるところからいこうと。
地元でルーキーチャンピオンを獲ったことで、少しは勝負強さは見せられたのかなって(笑)。
これからはビッグレースの出場機会も増えてくると思いますし、そこで経験を積んでいきたい。
まずは記念を獲れるように頑張ります。


2着/松岡辰泰(S2・熊本117期)
あと一歩、足りんかったですね。
風が強かったので、そこで脚を使ってしまいました。


3着/青野将大(S2・神奈川117期)
落車後の位置は悪くなかったんですけど。
養成所時代から山口は捌きが巧かったですからね。(P-Navi編集部)

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