2024/08/06 (火) 17:54
7月、最後の競輪番組出演は、21日の平塚競輪ナイター開催でした。
月初にあった小松島記念、前回のコラムで書いた松戸G2、そして締めくくりの平塚ナイターと、3開催で回収率プラスとなり、久しぶりに月のトータル回収率も100%を超えることができました。年間回収率としても、これで94%まで復活。今年は年間収支プラスを目指すと言いながら、苦戦し負けた3・4・5・6月。そのマイナスを半分ほど減らし、後半戦に望みをつなぐことができました。
「今月はここで終わろう」
そう考えることは、間違いなく『正しい』ことです。誰になんと言われようとも、勝ち逃げは正義。私の7月の競輪は、これでおしまい。そう決めて、21日の時点で個人的につけている収支表に今月のものを記入。幸い、少し長めに夏休みをいただく予定だったので、この回収率を見てニヤニヤしながら楽しいバカンスを送ろうと考えていました。
1週間後、私は正しいだけが人生ではないことを学びます。
7月28日、午後8時を回ったところ。そう、別府記念の決勝戦が目前でした。この開催の後半2日間、チャリチャンは、まだ競輪歴1年未満の出演者2人で戦っていました。9車の経験も少ない、もしくは初めての中、3日目には悪天候でレースが中止になるなど波乱もあった開催。頑張って戦い抜いたフィナーレを見届けようとYouTubeを立ち上げました。すると、前日のレースの話をし、決勝戦を走る選手たちの勝ち上がり方に、熱い感想を持っていました。
準決勝を見ていなかった私は、二人の話を聞きながら、なるほどと思ったり、それは厳しくないか〜?と思ったりして、いろいろ考えているうちに、手に持つスマホはいつの間にかチャリロトの画面に。あっという間に投票完了です。やっぱり、終われませんでした(笑)。
まだまだ初心者でも、一生懸命に競輪を見て、感想を持ち、それを伝えようとする姿が競輪ファンの私の心をくすぐりました。彼女たちと一緒に別府記念を楽しみたいな、そんな思いで車券を買っていました。
的中は正義、プラスは正義。車券購入は自己責任。それでも誰かと一緒に競輪を楽しむことが、より一層、心豊かに競輪を楽しませてくれて、だから私は競輪を買って見るのが好きなんだという原点を思い出しました。
別府記念の決勝ゴール
さて、結果としては素直になれない私の車券は外れて(毎度よろしく初手が想定外でした)、回収率を下方修正することとなりましたが、楽しかったので、もちろん後悔はありません。
まあ、少し負けただけではびくともしない今月のプラスが、心の余裕を生んでいるのかもしれませんが(何度も言いますが、年間としてはまだマイナス)。
少しのお休みと共に、大事なことを思い出し、初心にかえって8月は怒とうの競輪三昧です。
松戸記念に平塚オールスター。ミッドナイトもやっちゃいますよ!
夏の終わりに、笑って競輪最高と言えるように、日々、真剣勝負で頑張りましょう!
※開催中の写真はパーフェクタナビ編集部撮影
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木三原さくら
2013年夏に松戸競輪場で ニコニコ生放送チャリチャンのアシスタントとして競輪デビュー。 以降、松戸競輪や平塚競輪のF1、F2を中心に競輪を自腹購入しながら学んでいく。 番組内では「競輪狂」と、呼ばれることもあるほど競輪にドはまり。 好きな選手のタイプは徹底先行! 好きな買い方は初手から展開を考えて、1着固定のフォーメーション。 “おいしいワイド”を探すことも楽しみにしている。