2025/08/26(火) 22:20 0 0
2025年8月26日 松戸競輪
開設75周年記念「燦燦ダイヤモンド・滝澤正光杯」G3(最終日)
※ナイター開催
8月23日より4日間の日程で行われてきた、松戸競輪開設75周年記念「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」G3が最終日を迎えた。熱帯夜をさらにヒートアップさせた開催は、参加した3名のS級S班の内、郡司浩平と清水裕友が準決勝で勝ち上がりを逃す波乱含みの展開。その中で存分に持ち味を発揮したのは、シリーズ唯一の3連勝の北津留翼で、捲りにカマシ、先行でも展開に応じた的確な対応で力を発揮した。一方、2走目以降、連対を重ねる深谷知広や地元千葉の岩本俊介も力強い自力や厳しい展開をしのぎ存在感を示した。また、7月の京王閣G3を制し好調キープの鈴木竜士も早めの巻き返しで展開を作るなど好走を見せた。
3分戦となった注目の決勝は、前受けから突っ張り先行策に出た深谷の番手の岩本が、最終BSで仕掛けてきた北津留の動きに合わせ踏み出し、そのまま後続を引き離して優勝のゴール。2024年3月の伊東温泉以来、通算6回目のG3優勝を果たすと同時に、5回目の地元G3優勝を手にし、ファンの大声援を一身に受けた。
※3日目準決勝レポートはこちら
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【最終日12R=S級決勝】
1/深谷知広(S1・静岡96期)
2/鈴木竜士(S2・東京107期)
3/北津留翼(S1・福岡90期)
4/神山拓弥(S1・栃木91期)
5/園田匠(S1・福岡87期)
6/三谷政史(S2・奈良93期)
7/雨谷一樹(S1・栃木96期)
8/小川勇介(S1・福岡90期)
9/岩本俊介(SS・千葉94期)
【レース展開】
誘導以下、1深谷-9岩本-6三谷、2鈴木-7雨谷-4神山、3北津留-8小川-5園田で周回。まず北津留が上昇すると、青板BSで深谷が突っ張る。そのまま深谷が先行態勢にはいると、4番手に北津留、7番手に鈴木で一本棒に展開になる。最終HSで鈴木も仕掛けるが、最終2コーナーで北津留も捲りに出る。後続の動きを見つつ、深谷マークの岩本はけん制しつつ、最終BS過ぎに前に踏むと、2番手以降を引き離して優勝。2着に北津留マークの小川、3着に福岡ライン3番手の園田が入線した。
【最終日12R=松戸競輪G3決勝】
2車単9-8 2,090円(9番人気)
3連単9-8-5 13,540円(48番人気)
決まり手:捲り-差し
優勝/岩本俊介(SS・千葉94期)
今回戦績:特4・二1・準1・決1
次走出場予定:岐阜G3(9月4日〜7日)
深谷(知広)君が、とんでもない気合いで、すごいペースでした。あれでは、別線は誰も仕掛けてこられないですね。前が取れ、それが全てでした。深谷君は、徐々にペースを上げていきましたが、とてつもないスピード。気持ちと気合いがすごく伝わるレースでした。3番手を固めてくれた三谷(政史)さんにも感謝ですね。(最終BSは)一度けん制したのですが、深谷君の気持ちを受け取って前に踏ませてもらいました。松戸のファンの皆さんの声援がすごかった、松戸のファンや競輪ファンの皆さんに感謝したいです。自力で獲った記念もありますが、前の自力選手の気持ちの入ったレースのおかげで5回も優勝できました。この後も、変わらずに一戦、一戦を頑張ります。
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◆松戸G3(最終日)注目選手ピックアップ◆
【最終日5R=S級選抜】
「長かった400勝」
1着/竹内智彦(S1・宮城84期)
(400勝は)やっとだ、長かったです。昨日、食いつかれたので、(道中の展開は)全て考えていました。(長田龍拳は)強いし、地脚もあるってダッシュもあるから、絶対に出切ると思っていました。そこからの勝負かなと。状態は良くないですが、1着が取れたのでいいかなと思います。2走目の感じが良かったので、あそこで勝ち上がれていればよかったですね。腰がいつもの様に曲がらなかったので、悩んで色々と変えながら、今回はそれ用にセッティングを変えたら感じが良くなりました。このままいけば、もう少し良くなると思います。また、頑張ります。
(P-Navi編集部)