2025/11/22(土) 20:08 0 9
一次予選1、2で積んだポイントは11P。63人中62番目の勝ち上がりはボーダーすれすれだった。ブービーからの逆転を目指す新山は、この日も小細工なしの突っ張り先行でフルスロットル。
石原颯に出られる場面もあったが、番手に収まると気持ちを切り替え、最後は成田和也、守澤太志の献身的な援護に支えられて1着をゲット。薄氷を踏む思いで準決への切符を手にした。
「率直に調子が良くないし、強力なラインじゃないと難しいと思った」と成田、守澤に感謝した。
勝ち上がったはいいが、道のりはまだまだ険しい。準決も激戦が予想され気の抜けない勝負が続く。それでも土壇場に強く、脚力と同様にとてもしぶとい新山だけにタダでは終わらないはずだ。
競輪祭は2022年にGI初戴冠を果たした思い出の深い大会であり、2023年には最後の最後で賞金9位に滑り込みグランプリ最後のイスを手にしている。「仕上がっていないけど、気持ちだけは切らさないように頑張ります」と4年連続のグランプリ出場をかけた熱い戦いはまだまだ続く。(netkeirin特派員)
