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【眞杉、荒井、寺崎の3分戦に】京王閣競輪G3(準決勝)レポート【決勝進出の9選手コメント掲載】

2025/07/27(日) 19:15 0 1

2025年7月27日 京王閣競輪
東京オーヴァルカップレースG3(3日目)


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【10R=S級準決勝】
河合佑弥と合わせて新田祐大が上昇していくが、赤板で寺崎浩平が突っ張る。打鐘で河合が仕掛けて関東ラインが出切り、寺崎は4番手、新田は7番手に。河合の後位で吉澤純平が車間を切るが、最終BSで寺崎が捲りを打つと、スピード良く関東ラインを飲み込んで押し切り1着。寺崎マークの三谷将太が2着、近畿の3番手を追走した友定祐己が3着でライン上位独占が決まった。

1着/寺崎浩平(S1・福井117期)
今回成績:特3・準1
G3優勝:0回
G3決勝:9回目(25年6月別府以来)

新田(祐大)さんは出させずに中団が確保できたらと思っていました。すんなり位置が取れすぎて焦った感じがあり、仕掛けどころが悪くなってしまいましたが、最後までしっかり踏み切れました。ラインで決まるような仕掛けではなかったのですが、ラインで決まって良かったです。疲れがあり万全ではありませんが、戦える脚力はあると思います。

(決勝は)自力。

2着/三谷将太(S1・奈良92期)
今回成績:特5・準2
G3優勝:1回(21年5月奈良

寺崎浩平に)付いていてキツかったですね。付いた感じは良くないです。最後は寺崎に迫れていたし、昨日に比べたら久留米記念から20日くらい空いて出場で、状態は順調だと思います。少しセッティングを直したいです。

(決勝は)寺崎(浩平)君の後ろ。番手。

3着/友定祐己(S2・岡山82期)
今回成績:予3・準3
G3優勝:1回(00年12月佐世保後節)

(3着は)前の2人のおかげですね。(三谷)将太が自分で上手く波を作ってくれて、上手いから付いていけただけですね。9車の競輪は、流れがあって楽しい。考えることもいろいろあるし、7車より走りやすいかなと思います。

(決勝は)近畿へ。(寺崎浩平三谷将太の)3番手。

◆10Rレース結果

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【11R=S級準決勝】
まず田中大我が動いて、赤板過ぎに吉田拓矢を抑えていく。赤板2コーナーで町田太我が8番手から、さらに打鐘過ぎに三浦貴大が3番手から、それぞれ仕掛けていく。激しい主導権争いは田中が譲らず、仕掛け不発の町田をマークした清水裕友は最終HSで近畿ラインの3番手のポジションを取り切る。清水は最終2コーナーから捲りを打ち、そこに吉田拓矢も続いていく。吉田は最終2センターから捲りを打って、清水をかわして1着ゴール。吉田マークの鈴木竜士が2着で関東ワンツー。関東3番手を追走した内藤宣彦が3着で、10レースに続いてライン上位独占となった。

1着/吉田拓矢(S1・茨城107期)
今回成績:特4・準1
G3優勝:7回(25年3月玉野

レースでは、対応が遅れるところがありました。最終HSも、清水(裕友)さんに降りられて甘かったなと思います。終始、反応が悪いですね。今の状態は厳しい感じです。関東のG3ということもあり決勝には乗りたかったが、ラインで決められたのが一番ですね。体がピリッとしないので、しっかりケアします。

(決勝は)眞杉(匠)君の後ろ。番手。

2着/鈴木竜士(S2・東京107期)
今回成績:予2・準2
G3優勝:1回(25年2月小松島

清水裕友が)(吉田)拓矢のところに降りてくる気配があったし、拓矢もすんなり引いたので、付きやすかったですね。状態は悪いなりに、余裕があると思います。また、丁寧に自転車に乗る意識があるので、そのあたりはいいのかなと思います。

(決勝は)関東の3番手。力を出し切れるように頑張ります。

3着/内藤宣彦(S1・秋田67期)
今回成績:予1・準3
G3優勝:1回(01年6月弥彦後節)

迷ったのですが、取手記念の時にヨシタク(吉田拓矢)に世話になったので、任せて、その3番手につきました。前受けで、(ラインが)どうなるかなと思ったのですが、若手がやる気だったので、僕らのラインは助かりましたね。最終3コーナーでは、前の2人と清水(裕友)で決まるなと思ったのですが、思いのほか(吉田)拓矢の出が良かったです。風が強くて、付いているだけでキツかった。決勝を目標にしていたので、嬉しいですね。

(決勝は)関東へ。4番手。

◆11Rレース結果

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【12R=S級準決勝】
まず後藤大輝が上昇していくと、赤板で眞杉匠が突っ張るが、後藤も打鐘で再度踏み、眞杉を叩いて先手を奪取していく。眞杉は九州ラインの3番手を捌いて位置を確保すると、最終2コーナー過ぎから捲りで抜け出し1着。後藤マークの荒井崇博が2着。佐々木豪マークから小倉竜二が直線伸びて3着に入線した。

1着/眞杉匠(SS・栃木113期)
今回成績:特2・準1
G3優勝:4回(24年4月西武園

突っ張りたかったのですが、体が重すぎて反応しきれなかったです。自転車のセッティングを昨日から調整したのですが、良くなかったですね。踏み直しも、良くなかったですね。体も前回と同じ感じで、良くはないですね。

(決勝は)(ラインの)前で。自力。

2着/荒井崇博(S1・長崎82期)
今回成績:特8・準2
G3優勝:17回(23年12月佐世保

後藤大輝は)突っ張られても仕掛けるだろうと思っていました。3番手に入って眞杉(匠)のタイミングを崩さないといけないと思いけん制したのですが。(決勝進出は)良かったです。今日は(後藤)大輝のおかげですね。

(決勝は)前々にいきます。

3着/小倉竜二(S1・徳島77期)
今回成績:特6・準3
G3優勝:8回(21年5月前橋

バックを踏まないように前々に攻める作戦で、空いたところを突く感じで考えていました。最後はコース的にあそこにいくしかなかった。真っ直ぐ走ったのですが。佐々木(豪)君が前々に攻める走りを見せてくれましたね。2走して、初日がハイペースでキツかった分、今日は余裕がありました。

(決勝は)荒井(崇博)君の後ろ。

◆12Rレース結果

※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催

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【最終日・12R=S級決勝】
1/眞杉匠(SS・栃木113期)
2/荒井崇博(S1・長崎82期)
3/寺崎浩平(S1・福井117期)
4/鈴木竜士(S2・東京107期)
5/小倉竜二(S1・徳島77期)
6/友定祐己(S2・岡山82期)
7/吉田拓矢(S1・茨城107期)
8/内藤宣彦(S1・秋田67期)
9/三谷将太(S1・奈良92期)

注目の並び想定は
1眞杉匠-7吉田-4鈴木-8内藤
2荒井-5小倉
3寺崎-9三谷-6友定

決勝は、眞杉匠の番手に吉田拓矢、その後ろに鈴木竜士内藤宣彦が続く関東と秋田の4車ライン。
荒井崇博には、小倉竜二が付く長崎、徳島の2人。
寺崎浩平には、準決勝同様に三谷将太友定祐己が続く近畿、岡山の3車ラインの3分戦となった。

戦い方に幅のある眞杉匠が、どんな展開でもレースを主導するか。そうなると自身の優勝や番手の吉田らラインで上位独占の可能性が濃厚か。
しかし寺崎浩平も、初日の反省を生かし先行を含めた早めの動き出しなら、G3初優勝や三谷とのマッチレースもあるだろう。
また、秘策を練って奇襲がありそうな荒井崇博の動向も気になるところだ。
前節は和田健太郎が制した京王閣G3、後節を制するのは誰か。持ち味の異なるライン戦に注目です。S級決勝は第12レース、16時21分発走予定。

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(P-Navi編集部)

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